人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)

第23回AI美芸研「宗教と数理脳」

    • 明けましておめでとうございます。本年も宜敷お願い致します。早速ですが、人工知能美学芸術研究会よりお知らせです。第23回AI美芸研は、早稲田大学大学院で人工知能を当時専攻していたという現「ひかりの輪」代表、元オウム真理教幹部の上祐史浩と、誤差逆伝播法を60年代にすでに発表していた、数理脳科学の第一人者にして情報幾何学の創始者でもある甘利俊一をお招きし、1月27日(日)午後7時より、神田神保町の美学校にて「宗教と数理脳」と題して開催されます。みなさま奮って御参加ください。

開催概要

  • 【名称】

    • 第23回AI美芸研「宗教と数理脳」
  • 【日時】

    • 2019年1月27日(日)19:00-22:35(開場18:30)
    • ※終了後、懇親会(軽食・23:30まで)
    • ※開始時刻がいつもより遅いのでご注意ください
  • 【会場】

  • 【講演】

    • 上祐史浩(現「ひかりの輪」代表、元オウム真理教幹部、元人工知能専攻)
    • 甘利俊一(理化学研究所栄誉研究員、東京大学名誉教授)
    • 中ザワヒデキ(美術家/人工知能美学芸術研究会代表)
    • ※講演後、全体討論の時間を設けます。
    • ※講演と討論は撮影、実況、配信歓迎です。記録動画を後日公開します。
  • 【参加費】

    • 2,000円(原則どなたでも参加可、予約不要、懇親会費含まず)
    • ※入場は先着順、受付開始は開演30分前(18:30)です。来場者が60名を超える場合は、立ち見、もしくはご入場いただけない可能性もございます。
    • ※懇親会(軽食)へのご参加は、別途1,000円頂きます。
  • [主催]

    • 人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)

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講演内容

  • 「人工知能の発展と、智慧という人間の知性の聖域」
    上祐史浩(現「ひかりの輪」代表、元オウム真理教幹部、元人工知能専攻)

    • 近年の人工知能の発展は目覚ましいものがありますが、今後人工知能は思考し、意識を持ち、人間の知性を超えるのか? 未来の人工知能は人類を導く超人類か、人間には機械が模倣できない聖域の知性があり、人工知能と人間は相補的なのか。もしあるとすれば、その一つは、例えば、仏教が説く「智慧」と呼ばれるものでは? こうした、いささか遠い未来のお話し(もしかするとそれほど遠くない未来かもしれませんが)をしたいと思います。
    • ※早稲田大学大学院理工学研究科で人工知能を専攻した上祐史浩は、オウム真理教幹部を経て現在は「ひかりの輪」代表。会則に「宗教・思想・哲学・科学及び芸術等を幅広く研究・実践及び公開」とある。(※文責・中ザワ)
      https://ameblo.jp/joyufumihiro/
  • 「数理、美、脳」
    甘利俊一(理化学研究所栄誉研究員、東京大学名誉教授)

    • 人は多くのものに美しいと感動する。素晴らしい情景、人の振る舞い、絵画、音楽、さらには数学にまで美を感ずる。宗教も美しいかもしれない。これらはみな脳のなせる業である。人の脳は進化の過程でこんなに素晴らしいものに出来上がった。しかし、進化はランダムな突然変異をもとに、生存に適したものが生き残り発展するという、ランダムなプロセスで出来上がった。美を感ずる我々の脳もこの過程で出来上がった。美は意識であり、心に芽生える。これが生存上有利であったからである。数理脳科学は脳の原理を数学を用いて解明しようとしている。数学も脳が作ったのであるが、私たちはここにも美を感し、感動する。美とは何か、個人にとってまた社会の中でどんな役割があるのか、これを考えてみたい。
    • ※80年代AIブームを惹起した誤差逆伝播法を60年代に確率降下学習法という名で発表していた甘利俊一は、数理脳科学の第一人者にして情報幾何学の創始者。国内外で受章多数。著書『脳・心・人工知能』。(※文責・中ザワ)
      http://www.riken.jp/pr/topics/2012/20121031/
  • 「多神教と一神教/AIと霊長類」
    中ザワヒデキ(美術家/AI美芸研代表)

    • AI研究者にとって、多神教的なるものと一神教的なるものとはコネクショニズムとシンボリズムの対比だろう。さらに前者は分散知能やネットワークに創発する知性といった話題にも敷衍できそうで、マッテオ・パスキネッリや久保田晃弘が言及する「計算アニミズム」も射程の内だ。一方で、野生霊長類の生息分布は多神教地域と親和性がありつつも、齋藤亜矢と松沢哲郎によればヒトにあってチンパンジーにないものは「想像するちから」である。チンパンジーは抽象表現主義絵画を描くが具象画は描かない。脳はコネクショニズム的装置だがヒトの脳はシンボルを自在に扱う。そして、囲碁というゲームもコネクショニズム的フォーマットでシンボルを争う。
    • ※中ザワヒデキという表記の美術家名は医学部在籍時より使用。バカCGを経て方法主義宣言、新・方法主義宣言、人工知能美学芸術宣言。ビットマップ3D特許。著書『現代美術史日本篇』。元・文化庁メディア芸術祭審査委員。
      https://www.aloalo.co.jp/nakazawa/
  • 第23回AI美芸研「宗教と数理脳」

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