大相撲初場所(13日初日・両国国技館)で進退が懸かる横綱稀勢の里は2日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で今年の稽古始めを行い、四股やすり足などの基本運動で勝負の1年を始動させた。
稀勢の里は相撲を取らず、前後に素早く動くなど数種類のすり足を中心に汗を流した。大みそかと元日も体を動かしたそうで「今日は(動きを)確認しようと思った。体の状態は非常にいい感じだ」と穏やかな表情。新年を迎え「今年はしっかりと活躍できるように頑張っていきたい」と決意をにじませた。
3日は弟弟子の大関高安と相撲を取る予定で、4日以降は「考えてやっていきたい」と出稽古を視野に入れた。