常勝復活へのキーワードは「和と動」だ。巨人・原辰徳監督(60)が31日、2019年シーズンのスローガンを「Show The Spirit~和と動」に決めた。
2002年の第1次政権から掲げてきた「魂を見せろ」という意味の「Show The Spirits」。ここに、シーズンごとに異なる言葉を付け加えてきた。今回は「和と動」。その意味は-。
ルーツは、14年に心不全で亡くなった父で東海大相模高時代の監督・貢さんにある。高校時代、合宿所に張られていたという。
「不思議なんだけど、(父は選手に)伝えなかったのね」。解釈は、個々人に委ねられた。
60歳になって意味が分かってきたのだとか。「和」はチームワーク、ファンとの一体感を意味する。「動」はグラウンドで暴れる、高いパフォーマンスを指す。「スポーツ、野球、そしてジャイアンツという部分で、この言葉を掲げて戦っていきたいと思いました」。
「和」と「動」。2つが融合した時、爆発的な力が生まれ5季ぶり優勝が近づく。 (川本光憲)