Endeavor Pro700L(9)
AthlonXP2400+ (Thoroughbred) 同僚が最近CPUなどの改造に入れ込んでいて、CPUがたくさん余ったということで、AthlonXP2400+を譲ってもらうことができました。現在このマシンに挿さっているCPUはAthlonXP1800+でPalominoコアと呼ばれるものです。譲り受けたものはThoroughbredコアで、周波数が違うだけではないのですが、FSB133が基本だから問題なく動くだろう。というわけで、さっそくケースを開いてCPUクーラーをはずし(これをはずすのは初めて)、CPUを交換。グリスを塗ってクーラーを取り付け、ケーブル類を元に戻して電源ON。あれ?モニターに電源が入りません。しばらく待っても変化がありません。再起動しても変わりません。もう一度電源を入れBIOSに入ろうとしましたが何とそれもできません。こんなはずはないと思いながら3回ほどやってみましたが変わりません。仕方がないのでとりあえず元のXP1800+に戻して起動することを確認して終了することにしました。それにしてもBIOSにも入れないということは、CPUが全く認識されていないということでしょうか。いままでやってきた改造(たいしたことはやっていませんが)ではこういうことはなかったので、一瞬壊れたかと思い焦りましたが、CPUを元に戻すと起動したので、単にマザーボードがCPUに対応していないだけなのでしょう。 |
K7T266 Pro2-RUとK7T266 Pro2-UとK7T266 Pro2 さっそくMSIのサイトに行って調べてみました。このマシンの現在のBIOSはV3.3で、最新BIOSはV3.7になっていました。問題がなければBIOSはいじらないようにしているのでずいぶん進んでいることにちょっと驚きました。次に対応CPUを見るとやはりThoroughbredコアには対応していないようです。何となく信じられなくて英語のサイトに行ってみました。「K7T266 Pro2-RU」という型のM/Bはなくて、「K7T266 Pro2-U」というのが一番近そうだと思ってそれを調べてみました。するとBIOSのバージョンの数字が全く違い、Thoroughbredコ | |
アにも対応しています。しかし、BIOSなだけに間違ってしまうと大変ですからもっと調べることにしました。久しぶりに「どるこむ」で質問してみたところ、国内製品の「K7T266 Pro2-RU」は英語圏の製品では「K7T266 Pro2」であり、「K7T266 Pro2-U」は全く別の製品であることがわかりました。そう言われてあらためて英語サイトを見ると、「K7T266 Pro2」の最新BIOSはやはりV3.7で、Thoroughbredコアには対応していないということがわかりました。 |
C37チップ除去 もう無理かとあきらめかけたのですが、いろいろなHPを探してみるとこのマザーボードでThoroughbredコアのCPUを動作させた記録が出ていました。ただ、それにはマザーボードにハンダごてをいれるという、やや荒技だったためにちょっと躊躇するものがありました。以前「MVR-MX2」をPC-9800シリーズに使うためにやったことはありますが、今回のはマザーボード本体です。しかも右の写真のようにCPUソケットのすぐそばでコンデンサや抵抗のチップがたくさん密集している部分です。改造について書かれているサイトでは「チップの下の基盤を傷つけないように」という記述もあり、気軽にはできません。もしダメだったらマザーボードを買い換える、くらいの覚悟が必要なようです。しかし、せっかくもらったXP2400+(我が家で最も高速なCPUです)を使わないという手はありませんから、やはり挑戦することになりました。 |
久々のハンダごて 場所が場所だけに、ちょっと何かを追加する、という程度とは違い、CPUもはずし、メモリもはずし、とほとんどバラバラ状態にしなければなりません。本当はマザーボードをはずしてしまうのが一番ですが、それはさすがにちょっと面倒なので、電源をはずして作業し安いようにしました。試しにピンセットでつまんでみましたが、その程度ではさすがにはずれないようです。というわけで、意を決してハンダごてに電気を入れ、恐る恐るチップに近づけました。あまり | ||
熱くならない方がいいかと思い早めにやったのですが、温度が低いようでハンダが溶けません。3回ほどやって、ピンセットでチップの下からはがすようにやってみたところチップが飛んでいき何とか除去することができました。でも下の基盤に傷がつかなかったかどうかはわかりません。写真のようにあまりに小さいので(1.5mm×1mm程度しかない)見た目にもよくわからないほどです。とはいうもののもう取ってしまったものはどうしようもありません。これで起動することを祈るだけです。 |
無事起動 というわけで、ドライブ類を元に戻し、CPUおmメモリもPCIカード類も取り付け、最後に電源も元に戻して、いよいよ起動です。電源を入れるときはちょっと緊張しましたが、何事もなく無事に起動しました。ただ、USBハブについて「新しいハードウェアが見つかりました」ということでUSBマウスが使えませんでした。仕方なくPS2マウスをつないで起動し直し(ついでにその時にBIOSでFSBを133MHzに変更しました)、認識させてからまたUSBマウスに戻しました。起動画面でもちゃんと「AthlonXP2400+」と表示されて、全く問題なく動作しています。現在のメインマシンはAthlonXP1700+(Thoroughbred)をオーバークロックして2600+相当にして使っていますが、下のベンチ結果を見るとCPU性能はそれよりほんの少し低い程度で、ちゃんと2400+で動いているということがわかります。VideoCardの性能の違いでALLはかなり低い値ですがそれは仕方ありません。AthlonXP1800+(Palomino)に比べてCPU性能だけ見ると実に約80%の向上で、ALLでも約40%程度の向上です。 |
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これでしばらくは現役バリバリ これ以上の性能にするためにはDDR333やDDR400対応の新しいマザーボードにしばければなりません。メインマシンはそれに対応しているマザーボードですからいつかやるかもしれませんが、このマシンはこれでしばらくは現役バリバリでしょう。しかも今回はメインマシンのCPUを交換してこのマシンに載せ替えてもこの性能以上にはなりません(1700+をFSB166MHz×12.5で動作させているため、FSB133MHzでは2600+相当にはならない)。久々に緊張するパワーアップでした。 2003.9.6 |
現在の環境及び周辺装置 赤文字が変更点
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