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麻薬製造予備で逮捕された「教授」の乱生活


“教授”藤山容疑者の自宅は典型的なゴミ屋敷だった

 自宅で合成麻薬を密造するため薬品や製造器具を揃え、麻薬製造の準備をしたとして埼玉県志木市の無職、藤山三秀容疑者(51)が麻薬取締法違反(営利目的製造予備)の疑いで逮捕された。容疑を認めているという。

 昨年11月から今年5月にかけて、麻薬を成型する装置や薬品類を購入して合成麻薬「MDA」などを製造する準備をした疑い。自宅からはMDA錠剤の完成品や、約8200錠分(約2500万円相当)の薬品類や実験器具など約200点も押収された。

 藤山容疑者は薬師寺美津秀のペンネームで「乱用薬物密造の化学」などの著書もあり、売人仲間から「教授」の名で呼ばれていた。そんな容疑者の志木市内の自宅を訪れると、絵に描いたようなゴミ屋敷だった。

 築四十数年になる戸建ての壁にはツタが這い、空き缶やペットボトル、バケツや工具、機械類が高く積み上げられていて、人を寄せ付けない雰囲気を醸している。ゴミの間に挟まって置かれたおりの中に閉じ込められた一羽のカラスが力なくのたうっていた。

 近所からは「やっぱりクスリか」という声が漏れた。藤山容疑者は約20年前に両親が離婚して以来、父親と2人暮らし。近所付き合いはなかった。

「仕事もしないで昼間から家にいるのに、高級車やキャンピングカーなどを何台も所有していたけど、移動はどこに行くにもタクシーだった。金回りはよさそうだった」と近隣住民。

 また「あのゴミ屋敷に若い人たち7、8人が集まってきて夜中まで大騒ぎして、朝方になると外に出て奇声を発していたからクスリでもやっているんだろうなとは思っていた」という。

 別の住人も「家の前で火炎放射器の実験をやったりするので怖かった。化学知識が豊富でイベントやテレビに出たりしたことがあるのを知っていたけど、通報して逆恨みされたら困るからみんな我慢していた」と明かす。住人によると数か月前から警察が内偵していたという。

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