ユーザーの本音は?ファーウェイ「HUAWEI P20 Pro」人気の理由を価格.comのクチコミから探る
NTTドコモの夏モデルとして今年6月に発売されたファーウェイのスマートフォン「HUAWEI P20 Pro」。秋冬モデルが発売された今でも、その人気は衰えることがなく、価格.comの「スマートフォン」カテゴリーの人気ランキングで4位に入っている(2018年11月26日時点)。本特集では、そんな「HUAWEI P20 Pro」の人気の理由を、価格.comによせられたクチコミやユーザーレビューから探っていきたい。
カメラカメラ機能は期待通り!? 「Leicaトリプルカメラ+AIアシスト」の評価は?
まずは「HUAWEI P20 Pro」の最大の特徴であるカメラ機能からチェックしていこう。高級カメラメーカーとして知られるライカと共同開発した「Leicaトリプルカメラ」と、被写体やシーンを識別して最適な撮影モードに自動で切り替えてくれる「AI(人工知能)アシスト」機能により、シャッターを切るだけで、プロカメラマンが撮影したようなハイクオリティな写真を撮影できる高性能カメラだ。
このカメラ機能を価格.comのユーザーはどう評価しているのか、クチコミやユーザーレビューの中からカメラ機能に関するコメントの一部を以下に抜粋してみた。
- カメラを別途買う必要がなくなるほどきれいです。夜の月をスマートフォンで撮影して、月と照らされた雲がくっきりと撮れたのは初めてです。
- カメラ性能を一番重要視していたので非常に満足。特に暗い場所でも本当にきれいに撮影できて不思議なくらいです。暗視カメラかと思うくらい、明るく撮影できますね。
- スマートフォンのカメラとしては最高だと思います。最近増えてきた撮影可能ライブでもほぼ劣化なしで5倍までズームできます。シーン切り替えをAIが自動でやってくれるので記念撮影を他人に頼むときも安心。
- (カメラ機能は)そこいらのスマートフォンと比べてはいけないレベルです。
- ※2018年11月26日時点、価格.comの「HUAWEI P20 Pro」製品ページに投稿されたクチコミやユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
上記の通り、多くのユーザーが期待通りの高画質な写真を撮影できるとコメントしており、実際に撮影した写真も数多くアップされている。これだけ作例写真がアップされるスマートフォンは珍しく、本機のカメラ機能への注目度の高さがうかがえる。
「HUAWEI P20 Pro」のカメラ機能を一躍有名にしたのが、どんなに暗くても明るく鮮明な写真を撮影できる「夜景」モードだ。「AI手振れ補正」を搭載するため、ISO感度を上げずとも、手持ちでノイズの少ない夜景を撮影できる。価格.comユーザーの夜景(暗所)撮影に関する評価も高く、「コンデジ以上」とコメントしている人もいたほどだ。
また、被写体やシーンを識別し、最適な設定を自動で選択してくれる「AIアシスト」機能もおおむね好評で、その精度の高さに多くの人が驚いていた。ユーザーによっては、「AIアシスト」機能の好き嫌いはあるようだが、同機能はオフにすることもできるので、被写体やシーンに応じて、オンとオフを切り替えるといいだろう。
価格.comスタッフがカメラ機能をチェック
クチコミやユーザーレビューで高評価だった「HUAWEI P20 Pro」のカメラ機能を価格.comスタッフも実際に試してみた。
キラキラしたイルミネーションは、デジカメでもきれいに撮影するのが難しいシチュエーションだが、「HUAWEI P20 Pro」の「夜景」モードを使えば、手ブレのない美しい写真を簡単に撮影できる。ノイズの少なさも驚きだ
スマートフォンのカメラ機能の弱点であるズームも「HUAWEI P20 Pro」なら、この通り。光学3倍の望遠レンズ(35mm判換算80mm相当)を搭載した第3のカメラを活用することで、光学ズームで3倍、画質の劣化を抑えた独自のハイブリッドズームで5倍までの撮影が可能だ
料理にカメラを向けると、すぐに「フード」と識別され、そのままシャッターを切ると、暖色系が強めとなり、美味しそうに見える1枚が撮影できた(左)。花にカメラを向けると、すぐに「花」と認識し、色彩が映えるメリハリある写真に仕上がった(右)
「HUAWEI P20 Pro」のカメラ機能を使ってみて、驚いたのが「夜景」モード。デジタル一眼カメラに大口径レンズを付けて、三脚を使って撮影したかのような、きれいなイルミネーションを、画面をタップするだけで撮影できてしまった。ノイズが少ないのはもちろん、手ブレもほとんどない。
スマートフォンのカメラ機能が苦手とするズーム撮影も便利だった。デュアルカメラで光学2倍というスマートフォンはほかにもあるが、「HUAWEI P20 Pro」の光学3倍ズームは、より遠くのものを大きく写せる。光学ズームとデジタルズームを組み合わせた5倍のハイブリッドズームも、画質の劣化が少なく、十分実用的だと感じた。動物園など被写体に近づきにくいシーンでは重宝するだろう。「AIアシスト」機能も高精度で、被写体やシーンが何であれ、シャッターを切るだけで、SNS映えしそうなハイクオリティな写真を撮影できた。
なお、「HUAWEI P20 Pro」のカメラ機能は、カメラやレンズの品質・性能評価を行なっている「DxOMark」のモバイル部門において、史上最高得点となる109点を獲得している。この記録は2018年11月26日時点でもトップだ。つまり、「HUAWEI P20 Pro」のカメラ機能は、権威ある第三者機関からもお墨付きをもらっている世界最高レベルの性能なのである。
スペックバッテリー性能を高く評価する人多数! 基本スペックに死角なし
続いては、「HUAWEI P20 Pro」の基本性能を価格.comユーザーがどう評価しているのかを見ていこう。
- 大容量メモリーと高性能CPUのおかげで、サクサクと動きます。ストレスはありません!
- レスポンスが非常によいです。ゲームはアプリによって対応はまちまちですが、ちゃんと対応しているアプリならしっかりと動きます。
- バッテリーは、NTTドコモのハイエンドクラスの端末では、ここ最近のものでは最高クラスです。モンスターを捕まえる人気ゲームを3時間やって半分も減りませんでした。
- ストレージが大容量の128GBで、画像や動画、ハイレゾ音源をたくさん保存しても大丈夫。LDAC対応でハイレゾをBluetoothヘッドホンで聴いても音質はよい。
- GPS、Bluetooth、Wi-Fiをオンにして使用していますが、普段使いなら丸1日は持っています。山中で、GPSで追尾しながらでも半日は大丈夫でした。
- ※2018年11月26日時点、価格.comの「HUAWEI P20 Pro」製品ページに投稿されたユーザーレビューやクチコミの一部を抜粋・編集しています。
「HUAWEI P20 Pro」は、オクタコアCPUを内蔵するSoC「HUAWEI Kirin 970」や6GBの大容量メモリー(RAM)、128GBの大容量ストレージ(ROM)を搭載し、フラッグシップモデルにふさわしいハイスペックな仕様だ。「HUAWEI Kirin 970」にはAI処理を行う専用コア「NPU」も内蔵。AIがユーザーの使い方を学習し、最も効率的な動作モードを先回りして予測し、高いパフォーマンスを発揮してくれる。その効果が発揮されているのか、価格.comの「スマートフォン」カテゴリーの評価項目のひとつである「レスポンス」は4.44点(5点満点)とカテゴリー平均の4.08点を大きく上回っている。
定番のベンチマークテストアプリ「Antutu Benchmark」で性能を測定してみたところ、トータルスコアは「210609」だった。同アプリでは、ほかのスマートフォンとスコアを比較できるのだが、このスコアは最新の秋冬モデルにも劣っていない。「HUAWEI P20 Pro」は、夏モデルではあるが、現在でも最高クラスの性能を備えていることがわかった。
また、「バッテリー」の評価が4.52点(平均3.60点)と非常に高いのも見逃せない。高性能なスマートフォンの中には、バッテリー駆動時間が短いものもあるが、「HUAWEI P20 Pro」のカタログスペック上のバッテリー駆動時間(電池持ち時間)は約135時間と非常に長いのだ。「HUAWEI P20 Pro」は、高性能でありながら、バッテリー性能もすぐれたスマートフォンと言えるだろう。
※各種評価スコアは2018年11月26日時点の情報です。
スマートフォンの総合的な処理性能を測るベンチマークテストアプリ「AnTuTu Benchmark(v7.1.1)」のトータルスコアは「210609」。同アプリではほかのスマートフォンともスコアを比較できるのだが、秋冬モデルと比べても、大きく劣ることはなかった。合わせて、バッテリー持ちを評価するベンチマークテストアプリ「AnTuTu Tester」を実行したところ、スコアは「11535」となり、こちらもトップクラスの結果となっている
注目機能ユーザーだからわかった「HUAWEI P20 Pro」のいいところ
最後は、ユーザーレビューの中から、実際のユーザーだからこそわかった「HUAWEI P20 Pro」のいいところを紹介したい。
- ファーウェイのスマートフォンは気になっていましたが、「おサイフケータイ」使いの私は、そこがネックで乗り換えられませんでした。NTTドコモが「おサイフケータイ」に対応させて販売してくれたので、思い切って買い換えました。
- 自分は電話をかなり使いますが、「VoLTE」対応なので、音声が聞き取りやすいと感じています。「VoLTE」に対応していないSIMフリースマホにはない魅力だと思います。
- 指認証、顔認証が爆速です。ロック解除がノーストレスで助かっています。
- ストレージへのデータの書き込みがとても速い! アプリの更新やPCからWi-Fi経由でのデータ移行(音楽、動画、画像など)が今まで使っていたスマホと比較して体感で3~5倍速くなっています。これはうれしい誤算でした。
- 最大輝度は明るすぎるので、輝度をかなり抑えてもいいかも。でも、画面はすごくきれいだと思います。
- ※2018年11月26日時点、価格.comの「HUAWEI P20 Pro」製品ページに投稿されたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
まずは、「おサイフケータイ」や「VoLTE」など、キャリアモデルならではの機能を評価する声が多かった。国内メーカーのモデルなら当然と思うかもしれないが、「HUAWEI P20 Pro」はファーウェイ初の「おサイフケータイ」対応モデルなのだ。
「おサイフケータイ」などの機能がなかったことがネックで、ファーウェイのスマートフォンに乗り換えられなかったという人は意外と多いようで、ドコモから発売された「HUAWEI P20 Pro」は、こうした点からも待望のモデルとなっているようだ。
このほか、指紋認証がスピーディーに行えるとコメントしている人も目立つ。ファーウェイの指紋認証のスピードは、以前から評価が高く、実際に使ってそのメリットを実感した人が多かったようだ。また、ストレージへのデータ書き込みの速さは、スペック表だけではわからない、実際のユーザーだからこそわかった本機の魅力と言えるだろう。
まとめ注目のカメラ機能は、ほとんどのユーザーが期待通りと高評価
以上、「HUAWEI P20 Pro」のクチコミやユーザーレビューから、その人気の理由を探ってきた。本機は、フラッグシップモデルらしく多くの機能を備えているが、やはり、一番の特徴であるカメラ機能への注目度や期待値が高かった。そして、ほとんどの価格.comユーザーが、期待通りの高画質な写真を撮影できると評価していた。筆者も実際に写真を撮ってみたが、「Leicaトリプルカメラ」とAIアシスト機能により、何をとってもドラマチックでSNS映えする写真に仕上げてくれるのには本当に驚いた。特に「夜景」モードは、一見の価値ありで、ぜひ多くの人に試してみてもらいたい。夏モデルではあるが、カメラ機能に関しては現時点(2018年11月26日時点)でも間違いなくトップクラスだろう。カメラ機能にこだわってスマートフォンを選ぶなら、「HUAWEI P20 Pro」は有力な候補になるはずだ。
ディスプレイ | 約6.1型有機ELディスプレイ(2240×1080) |
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SoC | HUAWEI Kirin 970 オクタコア 2. 4 GHz(クアッドコア)+ 1.8 GHz(クアッドコア)、NPU |
メモリー | 6GB |
ストレージ | 128GB |
OS | Android 8.1 |
SIMスロット | nanoSIM |
メインカメラ | カラーセンサー約4000万画素(レンズ:F1.8/35mm判換算27mm相当) +モノクロセンサー約2000万画素(レンズ:F1.6/35mm判換算27mm相当) +望遠レンズ約800万画素(レンズ:F2.4/35mm判換算80mm相当) |
フロントカメラ | 約2400万画素(F2.0) |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac 準拠 |
サイズ | 約74(幅)×155(高さ)×7.9 (厚さ)mm |
高コスパで大人気の
「HUAWEI P20 lite」にも注目!
- HUAWEI P20 lite
- 価格.comで最新価格・クチコミをチェック
もう少し手ごろな価格でファーウェイのスマートフォンを手に入れたいという人に注目してほしいのが「HUAWEI P20 lite」だ。価格.com「スマートフォン」カテゴリーの人気ランキングで長らく1位をキープしてきた大人気モデルである。
SIMフリーモデルは価格.com最安価格で2万円台という手ごろな価格でありながら、縦長の5.84型ディスプレイやデュアルカメラなど、流行りの技術や機能がスリムなボディに詰め込まれている。オクタコアCPUや4GBのメモリー(RAM)、64GBのストレージ(ROM)など、バランスのいいスペックも魅力。単に安いだけでなく、機能やスペックが充実しているのが「HUAWEI P20 lite」の人気の理由であり、コストパフォーマンスを重視する人にぜひチェックしてもらいたいモデルだ。