堕天使のちょこっとした冒険 作:コトリュウ
<< 前の話 次の話 >>
本物とすり替える。
鑑定が出来ない冒険者なら使用するまで気付かれない?
または販売店が効果の無いポーションを売って即逃げる。
低級冒険者ならその場では看破できないから騙せる?
この世界でのポーション詐欺って、どんな感じなのでしょうね。
鑑定にもお金が必要ですから、毎回鑑定する訳にもいかないでしょうし……。
いや、もしかすると鑑定詐欺もあるのかな?
「いらっしゃいませ、どんな物をお探しかな?」
「えっと、実はポーションの買い取りをお願いできないかな~って……、あの、出来ますか?」
品質に自信が無いのか、それとも何処かで掠め取って来た盗品であるからか? 娘は見事な装飾の小瓶を取り出すと、店主の前へ差し出す。
「はっ? 赤いポーション? いやいや、赤くした水を高そうな瓶に詰めても直ぐバレるだろうに……。まだこんな詐欺商法をやってる奴がいたんだな。ビックリしたよ」
道理で自信なさげに差し出してきた訳だ――そんな感想を持ちながら、店主は怒る訳でも無く可哀そうな人を見る目で娘を眺めていた。
田舎から出てきて一攫千金でも夢見たのか、仮面の奴隷を二人も購入したから金が無くなったのか、闘技場で気が大きくなって全額スッてしまったのか、それとも――。
帝国には様々な夢を持った個性豊かな人間が集まってくる。
目の前で首を傾げる田舎娘も、そんな困った奴等の一人なのだろう。ただ、今は運が悪かったと言う他ない。
詐欺行為を見逃す訳にはいかない帝国騎士が店内に居たのだから……。
「其処の娘! 帝国内での詐欺行為は厳罰ですよ! 今から貴方を衛士隊詰所へ連れて行きます、大人しくしなさい!」
「ええ?! ちょっ、ちょっと待ってよ! なんで詐欺になるの? ちゃんとしたポーションだよ、調べれば直ぐ判るでしょ?!」
「パナさん、……変に動揺しているから怪しく見られるのですよ」
「そうそう、安過ぎるポーションを持ち込んだからって怒られたりしないって。もっと胸を張って堂々としていればイイんだよ」
フードを深く被った女性らしき人物に詰め寄られてパナは大慌てだが、仲間であるはずの姉妹からも責められて逃げ場がない。
ほんと――どうしてこうなった?
「うがー! 皆酷いよ! そりゃ~大量買いした
「まったく往生際の悪い娘ですね。……店主、白黒はっきり付けた方が宜しいでしょう。鑑定をしてもらえますか? 鑑定料は私が立て替えておきます」
「はぁ、そう言うのでしたら……」
色付き水を鑑定するのは気が進まないのか――店主はやれやれといった感じで、棚の上に置かれた小瓶へと手を翳す。
〈
「――えっ?! なんだこれはっ!」
〈
「そんなばかな! 〈
先程までの態度とは一変、店主の全身は震えと驚愕で満たされていた。
御伽噺の世界でしか聞いた事の無いポーション――それが今、目の前に存在している。多くの薬師が挑戦し、そして挫折していった『神の血』。劣化する事の無い完成されたポーション。己自身も挑戦していたはずなのに、何時の間にやら出来るはずがないと記憶の片隅へ追いやっていた究極の治癒薬。
店主は震える両手で赤いポーションを掴むと、無意識に涙を流していた。
「おお、おおぉ、なんと……なんと素晴らしい。何処の誰かは知らないが、遂にやってくれたんだな。いや――こんなポーションを作り上げる事が出来るのは……バレアレ氏か? 其処の君! これを作ったのはバレアレ氏か? そうなのか?!」
「え? いや、その……(ちょっとアンちゃん、どうしよう?)」
「(どうしようって言われましても、あのポーションはパナさんが持っていたものでしょう?)」
「(誰が作ったのか教えてあげればイイじゃん。なんか感動しているみたいだし)」
「(作れる人って……、特定の
なんだか
パナとしては――ちょっとした御飯代で買い取ってくれたらイイな――程度にしか思っていなかったのでビックリと言うか、唖然としてしまう。
「店主! 少し落ち着いて下さい。一体どうしたと言うのです? その赤い液体は唯の水ではなかったのですか?」
「――はっ、……も、申し訳ありません。神の奇跡を目の当たりにして我を忘れていたようです。……そうです、このポーションこそ神の奇跡、究極にして至高、治癒薬の頂点。薬師が追い求めるポーションの最終形態『神の血』なのです!」
まだ正気とは言えないだろう、店主の言葉には興奮と熱が籠り、問い掛けてきた女性を一歩引かせてしまう。
「つ、つまり――その赤い液体は、正真正銘の治癒ポーションであると?」
「そうです! まがい物なんてとんでもない! 第二位階の治癒魔法相当の効果が有り、しかも劣化しないポーションなのです。このまま百年経とうとも、完全な治癒効果を保てるのです! なんと素晴らしい!」
もうそろそろポーションの瓶をペロペロしそうで怖い――そんな感想を抱きつつ、パナは一体どうしたものかと頭を悩ませていた。
どうやら手持ちの
街中で下手に目立ってしまうと、プレイヤーに発見されて先手を打たれてしまうからだ。それは紙装甲のパナにとって死を意味する。隠密プレイヤーの真価は隠れていてこそ――であろう。
とは言え、そんな適切な行動がとれるのはゲームの中だけだ。リアルとなった異世界では、己の感情が邪魔をして突拍子も無い行動へと走ってしまう事だろう――王都のように。パナは唯の一般人で、普通のOLなのだから仕方がない。器が百レベルでも、中身まで至高の存在に成れる訳では無いのだ。
(う~ん、思ったより価値が有りそうなのは良かったけど、このまま話が広がるのは問題かも? 異世界では珍しいポーションかもしれないけど、プレイヤーにとっては見飽きた安物の消費アイテムだし……。此処の店主から話を聞けば、私がポーションを持ち込んだプレイヤーだってバレちゃうよ。――でも逆に考えれば、この帝国では赤いポーションが流通していないという事。つまり、プレイヤーは居ない?)
一人で盛り上がる店主と、戸惑いを見せるフードの女性。
そんな二人を眺めながら、パナは思考の迷路の中で迷子となっていた。モモンガやぷにっと萌えならば即座に状況を把握して次の行動へと移れたのだろうが、あんな化け物一般人は滅多に居ない。
普通は悩みに悩んで、あまり有効的ではない――もしくは間違っている行動へと出てしまうモノなのだ。
「あの~、ちょっと宜しいですか?」
パナは意を決し、店主の前へと進み出る。
「そのポーションですけど……、秘密にしてもらえません?」
「えっ? ひ、秘密ってどうして?! これ程の逸品、皇帝陛下へ献上したなら莫大な褒賞を頂ける事でしょう! もったいない、ええ、もったいないですよ!」
何とか落ち着いてもらおうと思ったパナだが、店主の頭は既に帝城へと赴いているようだ。こうなると中途半端な対応では却って場を混乱させてしまう。
パナとしては仮面の少女へ助けを求めるしかない。
「パナさん、こういう時は最初に弱みを見せてはいけません。こっちには強いカードが有るのですから、脅迫するぐらいの強気で言う事を聞かせれば良いのです」
一連の流れを黙ってみていたアンは、パナが何を望んでいるのか十分に理解していた。加えて赤いポーションがどのような価値を持っているのかも……。
「店主さん、これ以上騒ぐようならそのポーションを返してもらえますか? 他の店へ行こうと思いますので……」
「――へ?」
手を差し出してきた仮面の少女の前で、店主は大きく目を見開いて黙り込む。
このポーションは渡せない、返す訳にはいかない、生まれて初めて手にした伝説の秘薬なのだから!
「落ち着いてください。私達の話を聞き、約束を守って下さるのなら、そのポーションをお売りしても良いのです。……分かりましたか?」
「あ、ああ……、も、申し訳ない。どんな話でも聞きましょう、守るべき約束があるなら幾らでも言って下さい」
「はい、有難うございます。ではパナさん、どうぞ」
「ふへ~、アンちゃんってば頼りになるなぁ」
「うんうん、姉ちゃんはこの中で一番の年長者だからな~。伊達に年は食って――ぶべっ!」
余計な事を口走ろうとしたマイへ、アンの可愛らしいパンチが飛ぶ。
そんな少女の拳では
フードを被った女性からは訝しげな視線を向けられるが、とりあえず笑って誤魔化すしかない。
「あはは……。えっと、ではまずポーションの件は秘密でお願いします。貴方以外の誰にも言わないで下さい。もちろん私達の情報も口外しない事、イイですか?」
「分かりました、約束します。誰にも言いません」
「ふぅ、それは良かった。では……そのポーションは幾らで買い取ってくれるのですか?」
ようやく本題へ入れるとばかりに、パナは深く息をつく。
ほんの少しばかりお金を得ようとしただけなのに、どうして此処まで回り道をしてしまったのか? この世界の常識をもう少し知っておくべきだったと、今更ながら後悔してしまう。
「金貨三十、いや四十……、いや違う! 言い値で買おう、幾らでも構わない、言ってくれ!」
「ちょっ、そんなこと言われても――」
「パナさん、此処は金貨四十枚で手を打ちましょう。あまりに巨額だと後々問題になります」
「え? ああ、そう? んじゃ、金貨四十枚で――」
「有難い! 直ぐに用意するから待っていてくれ!」
アンのアドバイスで金額を決めたものの、金貨四十枚って凄く大金のような気がする。店の奥へ消えて行った店主は満面の笑みであったが、本当にその金額で良かったのか? パナにはよく分からない。
「――ふふ、ちょっと聞きたいのですけど……。ただの客である私には、貴方達の要望に応える義理はないですわよね。故にポーションの事を喋っても問題無いと思うのですが、どうでしょう?」
フードを被った女性客の口調は、まるで脅しでもかけているかのようだ。他へ喋ってほしくなければ言う事を聞け、とでも言っているかのように聞こえる。
「別に構いませんよ、現物を持っていない貴方の話を誰が信じるのでしょう。店主さんの様子から、赤いポーションが常識外れの治癒薬であると判っています。そんな非現実的なポーションの存在を言葉だけでどうやって信じさせるのです? まぁ、御自由に」
「くっ、言っておきますが私は皇帝陛下に仕える帝国四騎士が一人、レイナース・ロックブルズ。私の立場から発する言葉なら、陛下も耳を傾けると思いますよ。決して世迷言では終わりません」
アンの反撃に対し、フードの女性は噛み付かんばかりに迎え撃つ。
しかし、なんだか大物のような名前を聞いた気がする。帝国四騎士――とは何だかカッコイイ響きだ。ユグドラシルでも四天王のロールプレイヤーは結構居たし、ちょっと親近感が湧く。
「アンちゃん喧嘩腰は駄目だよ、それと……レイナースさん? は何か私達に要求でもあるの? あの赤いポーションを欲しいとか?」
「ふん、初対面の相手にレイナースなんて呼ばれるのは皇帝陛下以来ですわね。……言っておきますけど、治癒のポーションなんて欲しくありません。私が――私が欲しいのは解呪のポーションです! 貴方達なら何か持っていないのですか? 伝説の治癒薬を持っている貴方達なら!」
パナの両肩を掴み、縋るように――助けを求めるかのように叫ぶその女性は、深く被ったフードの奥で今にも泣き出しそうであった。パナを見下ろす背丈が有りながらも、まるで部屋の隅で蹲る子供のよう……。
パナは再就職の為に駆け回っていた――あの頃の自分を思い出す。あの時の自分も縋り付くような目をしていたのだろうか、と。
「うん、分かったよ。私達なら何か役に立てるかもね。だからお話を聞かせて頂戴。――解呪のポーションを必要とする理由について」
女性の手に自分の手を重ねてニッコリ笑うパナは、人間ごときの身の上に興味がある訳でも、呪いに関わりがありそうな人生に同情した訳でもない。
ただ……思い出しただけだ。
半年以上会社巡りをしていて、どうしようもなくなっていたある日、我が身を拾ってくれた企業の事を――。
(それに私は今、正義の味方だもんね)
パナはホッと息をつく女性と、店の奥から慌ただしく飛び出てくる店主を交互に眺めながら軽く笑う。
お金は沢山手に入ったし、人助けも出来そうだ。
この調子なら帝国での評判も鰻のぼり――いや、
「――それでは場所を変えましょう。なるべく人の居ない所で見せたいのです」
「うん、何を見せられるのか知らないけど……」
パナはヴァンパイア姉妹を促して、店の外へ向かう女性の後を追う。途中、店主から「ポーションの入手先」や「製作者」について質問を受けるが、遥か遠い南の国での貰い物として返答を誤魔化した。
もっとも店主としては、パナの答えが本当かどうかなんて確かめようがないのだから、それ以上追求出来ない。ただ手の中にある伝説のポーションを、
「こちらの宿に部屋を取ってあります。付いてきて下さい」
「あれ? お姉さんは帝国四騎士って偉い人なんでしょ? どうして街の宿屋に部屋なんか取っているの?」
「お姉さんって……先程の様にレイナースと呼んでくださって構いませんわよ。それと街の宿部屋は隠れ家のようなものです。屋敷へ戻れない場合の臨時宿泊所として使っております」
へ~、っと感心するパナを余所に、レイナースは慣れた足取りで上流階級が宿泊するであろう館の中へ歩を進め、顔見知りかと思われる初老の男性と言葉を交わす。
「(ふ~む、レイナースさんて本当に帝国の偉い人みたいだね~。支配人みたいな人が敬意を持って接しているのか伝わってくるよ)」
「(パナさん、それより忘れていませんか? 帝都へ来たのは子供の人身売買を防ぐ為ですよ)」
「(そうそう、フルト家だっけ? この広い帝都の何処に居るかも分からないって貴族崩れのお馬鹿野郎)」
アンとマイの言葉を聞いて、パナは少しだけ焦る。
もちろん――完全に忘れていたからだ。
子供を救って正義の立場を確立しようとしていたけど、色々あってすっかり頭から抜け落ちていた。でも悪いのは自分じゃないと思う。大騒ぎしたポーション販売店の店主が悪い。うん、そうに違いない。
「(え~っと、忘れていた訳じゃないよ。そう、ほらっ、レイナースさんって帝国の偉い人だから色々聞こうと思っていたの。直接は知らなくとも、知っていそうな人を紹介してもらえるかもしれないし……)」
「(それならイイのですけど……。ちなみにパナさん、実際のところ、解呪のポーションはお持ちなのですか? 此処まで来て何も出来ないとなると、酷く落胆されるのではありませんか?)」
場違いな高級宿の中を歩きつつ、アンは不安げな呟きを洩らす。
帝国内にて高い地位を誇る人物が相手なら、それ相応の見返りを提示しなくては話が拗れてしまうだろう。口にした呪いについても、一筋縄ではいかない恐ろしいモノであるに違いない。
「(大丈夫、だいじょ~ぶ。マイちゃんを癒した私の力を忘れちゃったの? 私はこう見えても信仰系
「(そういえばアタイを治してくれたのパナちゃんだったね。あん時は寝てたからな~全然実感なくてさ~)」
「(もぉ、マイったら。パナさんは一応命の恩人なんだから、もっと感謝の気持ち持つべきだと思うわよ)」
「(ちょっ?! 一応って――)」
「何をコソコソしているのです? 部屋はこっちですよ」
先導しているレイナースから訝しげな視線が向けられる。
まぁ、仮面の少女と内緒話をしている冒険者なんて怪しい以外の何者でもないだろうが……。
「あはは……。えっ~と、それでレイナースさんは何か問題を抱えているんだよね? 解呪のポーションを探しているって事は、――呪われているのかな?」
「まったく……、部屋に着くまで待てないのですか? まぁ、結構知られている話ですから隠す必要もありませんけど。……はい、着きましたよ。入って下さい」
レイナースが真相を語る前に、最上階のVIPルームが姿を見せた。
豪華な入口扉を見ただけで――扉の近くに専属スタッフが配置されているのを知っただけで、どれ程の宿泊費を払えば良いのかと不安すら覚えてしまう。エ・レエブルで『蒼の薔薇』が泊まっていた部屋より高級なのではないだろうか? パナが手にした金貨四十枚も、あっという間に吹き飛んでしまうだろう。
「うっひゃ~、貴族だ貴族! 無駄に広くて豪華で金掛かり過ぎ! リアルでこんな部屋を造ろうと思ったら私の年収何年分突っ込めばイイのよ! 贅沢って言葉を知らないの?!」
「これは……確かに凄いですね」
「ふへ~、レイちゃんはホントに帝国のお偉いさんなんだなぁ~。森のアバラ屋に棲んでいたアタイ達とは世界が違うわ」
見た目だけならナザリックの私室と良い勝負をするだろうが、あちらは所詮デジタルの作り物だ。極限まで現実そっくりに仕上げてはあったが、やはり本物の迫力にはかなわない。ふかふかの絨毯に優しげな香り、腰を掛けた大きな椅子は全身を包むかのような柔らかな感触で背中と頭を支え、そのまま安眠できそうである。
「無駄とか贅沢とか、レイちゃんとか……色々言いたい放題ですけど、本題へ入りましょうか?」
レイナースは手にしていた小さな荷物を置くと、纏っていたフード付きのマントを一気に脱ぎ捨て、その顔を晒した。
「ふわ~、すっごい美人さん! 髪も長くて綺麗……、スタイルも出るとこ出ててペロ先輩が飛び付きそう。ってか何これ? この世界は美人多過ぎでしょ? いい加減にしないと嫉妬マスク被っちゃうぞ!」
「パナさん、何を仰っているのか分かりません」
「まぁ、レイちゃんの顔に嫉妬しているのは痛いほどよく判るけど……」
帝国のお偉いさんたる四騎士の一人で、豪華な部屋を気軽に借りている金持ちで、勇ましくも透き通るような美声を持つその女性は――はっきり言って酷い存在だった。
世に言う勝ち組である。
生まれながらにして恵まれ、努力する事を厭わず、己の幸運に溺れない。天才が驕らず努力するなんて、凡才にとっては悪夢だろう。卑怯と言っても過言ではない。
美貌を持ちながら帝国四騎士の地位に就くとは、そういう事だ。
パナにとっては血の涙を流したくなるチート野郎そのモノなのだが――。
「ふん、くだらない世辞はこの顔を見てから言って欲しいものですね」
棘だらけの一言を添えて、レイナースは長い髪に隠れていた顔の半分を晒した。まるで己の恥部を曝け出すかのように唇を噛み締めながら……。
四天王はロマン!
ロールプレイヤーにとっては古典とも言うべき基本ロール!
誰か一人がやられたら「アイツは四天王最弱」と呟くのも常識である!
帝国四騎士……。
しかも女騎士……。
当然美人で、呪いのオマケ付き。
あれ? こいつユグドラシルのプレイヤーじゃね?
黒歴史満載の中二病患者じゃね?
って言うかオークは何処だ?!