サービス向上計画電車サービス向上計画

電車サービス向上計画の実施状況 

電車サービス向上計画の実施状況をお知らせいたします。

路線の再編

駅前大橋ルート

広島市においては、広島駅南口広場の再整備等について、地元説明会や議会等からの幅広い意見を踏まえ、西日本旅客鉄道(株)や当社の同意を得て、 2014年9月2日に「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」(以下、「基本方針」)を決定・公表されました。
基本方針では、広場への路面電車の進入ルートは、駅ビル敷地を活用し、路面電車を高架とする駅前大橋ルートとされており、 加えて、段原一丁目、的場町、八丁堀、紙屋町、市役所前、皆実町六丁目を通る市内中心部の循環ルートを導入することとしています。
完成予定は、2020年代半ばとされており、当社としましても広島市及び西日本旅客鉄道(株)と連携して、早期整備に向けて取り組みます。

平和大通り線

引き続き、具体化がなされるよう関係機関と協議を進めてまいります。

超低床車両の導入

新型超低床車両1000形の導入 (2013年2月15日 運行開始)

市内線での運行を目的としたワンマン仕様の新型超低床車両(全長18.6m)を2012年度より導入し、これにより市内線全系統において超低床車両が運行されることとなりました。これからも引き続きバリアフリー化を進め、利便性向上を図ってまいります。

1003号
【グリーンムーバーLEX】
車号 営業運行開始日
1001号、1002号 2013年2月15日
1003号、1004号 2014年2月1日
1005号 2014年2月17日
1006号 2015年1月11日
1007号 2015年2月1日
1008号 2015年3月1日
1009号 2016年1月29日
1010号 2016年2月20日
1011号 2017年1月27日
1012号 2017年2月20日
1013号 2018年1月30日
1014号 2018年2月19日

本線~白島線の直通運行開始 (2013年2月15日 運行開始)

直通運行開始により、八丁堀電停での乗換えが不要となり、白島方面と紙屋町方面のご利用が便利になりました。直通運行する白島行き電車は八丁堀電停でのりばが異なりますので、ご注意ください。
最新のダイヤ・運賃は「電車時刻運賃検索」でご確認ください。

ICカード利用者の更なる利便性向上

全国相互利用ICカードの利用開始

2018年3月17日より、全国相互利用IC()の利用サービスを開始いたしました。これにより、PASPYをお持ちでない広島県外からお越しのお客様にも、ICカードをご利用いただける機会が増え、スマートに乗降頂けるようになりました。 また、現金で利用されるお客様からの転換が進むことで、将来的には降車時間の短縮に伴う定時性や速達性の向上にもつながるものと期待しております。

全国相互利用ICは以下の10種類のカードです。

Kitaca(JR北海道)、PASMO(関東地方)、Suica(JR東日本)、manaca(マナカ)(東海地方)、
TOICA(JR東海)、PiTaPa(関西地方)、ICOCA(JR西日本)、はやかけん(福岡市交通局)、
nimoca(西日本鉄道)、SUGOCA(JR九州)

グリーンムーバーLEX(1000形)限定ICカード全扉降車サービス開始

2011年度に実施しましたICカード利用者を対象に試験車両の運行を踏まえまして、2018年5月10日より「グリーンムーバーLEX(1000形)限定ICカード全扉降車サービス」を開始いたしました。このサービスにより、混雑時などの車内移動負担軽減に加えて、降車扉が分散することによる降車時間短縮や、それに伴う定時性、速達性向上が期待できると考えております。

グリーンムーバーLEX(1000型)限定ICカード全扉降車サービス
グリーンムーバーLEX(1000形)限定ICカード全扉降車サービス
グリーンムーバーLEX(1000型)限定ICカード全扉降車サービス
【サービス導入前】
グリーンムーバーLEX(1000型)限定ICカード全扉降車サービス
【サービス導入後】

駅・電停の整備

広電本社前電停の改良 (2018年3月28日 供用開始)

広電本社前電停は、駅前大橋ルート整備と併せて現在検討中の循環ルート(的場町→稲荷町→八丁堀→紙屋町→市役所→皆実町六丁目→段原一丁目→的場町)の導入や既存系統の見直しにより、将来、中心部から宇品方面や循環ルートへの乗換えを担う電停として位置づけております。

今回の改良では、道路車線数の片側3車線から2車線への削減により電停幅員を1.2mから3mへ拡幅するとともに、ホーム有効長も20m前後、上屋長も30m延長し、スロープ勾配の緩和やホームのかさ上げも実施しました。加えて空調機を備えた待合所も設置するなど、従来の電停の枠に囚われない乗換え抵抗を軽減するモデル的な電停として整備致しました。また、ロケーション表示器も大型液晶表示器に更新し、ホームの長大化に合わせて視認性向上を図りました。

広電本社前(改良後)

広電本社前(改良後)

広電本社前(待合所)

広電本社前(待合所)

電停名 ホーム有効幅員 ホーム有効長 上屋長 ホーム高 スロープ長
広電本社前
(上り)
3.04~
3.14m
1.297m 48.0m 29.0m 54.0m 23.76m 30cm 25cm 6.0m 2.0m
広電本社前
(下り)
2.60m~
3.04m
25.0m

白島線 八丁堀電停の改良 (2017年10月27日 完成)

八丁堀(白島線)は、市内中心部の電停として多くのお客様にご利用いただいておりますが、上屋が短いために雨天時には傘をご利用されるお客様で混雑し、大変ご不便をおかけしておりました。
今回の改良で、電停上屋を7.9m延長し、併せてスロープ長を1.5m延長することで勾配を緩やかにし、お客様の利便性の向上とバリアフリー化を図りました。

様々な車両の展示

八丁堀(白島線)南側

電車を下から見学

八丁堀(白島線)北側


電停名 ホーム長 スロープ長 上屋長
八丁堀 (白島線) 14.46m 15.96m 3.0m 1.5m 12.1m 4.2m

改良年度 改良電停 改良内容
2012年度 舟入川口町
  • 有効幅員拡大
  • 上屋テント化延長
拡大後 上り 1.45m(+15cm)
    下り 1.15m(+15cm)
    上り 約25m延長
    下り 約21m延長
2013年度 土橋(本線)
  • 有効幅員拡大
  • 上屋延長
  • スロープ勾配緩和
拡大後 上り 1.7m(+30cm)
    下り 2.0m(+80cm(最大))
延長後 33.3m(+9.5m)
江波
  • ホームかさ上げ
  • 下り電停の島状化
かさ上げ後 ホーム高 30cm(+15cm)
2014年度 県病院前
  • 安全柵交換
  • 上屋延長
交換後 高さ 1.1m(+30cm)
延長後 下り 24.1m(+19.8m)
2015年度 八丁堀
  • 上屋延長
  • スロープ勾配緩和
延長後 上り 45.36m(+23.76m) 下り 41.04m(+23.76m)
立町
  • 上屋延長
  • スロープ勾配緩和
延長後 28.08m(8.64m)
2017年度 八丁堀
(白島線)
  • 上屋延長
  • スロープ勾配緩和
延長後 12.1m(+7.9m)
広電本社前
  • 有効幅員拡大
  • ホーム有効長延長
  • 上屋延長
  • ホームかさ上げ
  • スロープ勾配緩和
  • 待合室設置
  • 大型液晶
    表示器設置
拡大後 上り 3.04m~3.14m(+1.743~1.843m)
    下り 2.60m~3.04m(+1.303~1.743m)
延長後 上り 48.0m(+19.0m)
    下り 48.0m(+23.0m)
延長後 54.0m(+30.24m)
かさ上げ後 ホーム高 30cm(+5cm)

情報提供システムの整備

ロケーションシステムの高度化

以前のロケーションシステムでは表示できなかった行先の名称と号線を表示するとともに、「到着時間」「電車の種類」「英語表記」の表示を定期的に繰り返し、電車のご利用に不慣れな方にも分かりやすくしました。今後も、計画的に高度化を進めてまいります。
なお、2015年度の整備により、宮島線途中駅のすべてに新ロケーション表示器の設置が完了しました。

情報提供システムの整備
年 度 新ロケーション表示器設置箇所
(17電停、19駅、他1箇所)
2007年度 八丁堀、紙屋町東、紙屋町西、原爆ドーム前、土橋
2009年度 市役所前、皆実町六丁目(宇品線)、紙屋町シャレオ(地下街中央広場)
2010年度 十日市町(本線)、皆実町六丁目(皆実線)十日市町(本線)、皆実町六丁目(皆実線)
2012年度 本通、広電本社前、宇品二丁目
商工センター入口、広電五日市、楽々園、廿日市市役所前、JA広島病院前、広電廿日市
2013年度 山陽女子大前、宮内、地御前、阿品東、広電阿品
2014年度 佐伯区役所前、修大附属鈴峯前、草津、古江
2015年度 立町、南区役所前、県病院前
東高須、高須、草津南、井口
2016年度 鷹野橋、八丁堀(白島線)

電車運行情報提供システム (2013年3月8日全線運用開始)

電車ロケーションシステムの情報から、各電停・駅における全車両の電車到着予測時間を、パソコンや携帯端末に配信するシステムです。低床車両をご利用になられるお客様に対しては、低床車両のみの表示も可能です。
2011年度に市内線における運用を開始し、2013年3月8日より宮島線の運用を開始しました。

位置情報表示画面(パソコン画面)

様々な車両の展示

携帯電話表示画面

電車を下から見学

路面電車まつりの開催 (2018年6月10日 開催)

広島電鉄千田車庫において「第23回路面電車まつり」が開催されました。今年も、車両展示、車庫見学やミニ電車の走行などを多種多様なイベントを実施し、多くの電車ファンやお子様連れで賑わいました。
当日は一時雨が降る天候でありましたが、約13,000人のお客様がご来場下さいまして、盛況のうちに終えることができました。

様々な車両の展示

【様々な車両の展示】

電車を下から見学

【電車を下から見学】

中古部品販売

【中古部品販売】

ミニ電車の走行

【ミニ電車の運行】