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ラ♯レファってコードで表すとA♯とB♭と二種類ありますが違いは何ですか?
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2018/12/3008:16:56
>ラ♯レファってコードで表すと
「Dm♯5/A♯」ですね。強いてその音名で表すなら。
これは「Dm(レファラ)の5度を半音(増1度)上げた変化和音レファラ♯(Dm♯5)の第2転回形」という事になります。
でもこれは、ラ♯と異名同音であるシ♭のメジャーコード「B♭」と同じ(異名同音コード)でありB♭は変化和音でなく表記も単純なので、実際まず使われません。
(Dm♯5なら、5度上昇型のマイナークリシェ「Dm→Dm♯5→後略」で表記する人も稀に居ます。)
>A♯とB♭と二種類ありますが違いは何ですか?
A♯なら、「ラ♯レファ」ではなく、既出の通り「ラ♯ド×ミ♯」になります。
A(ラド♯ミ)を半音(増1度)上げたコードで、ド♯がダブル♯になっています。
A♯とB♭の違いは由来の違い(多寡)で、A♯は圧倒的に少ないです。
実用上のキーでA♯が発生するのはD♯マイナー(嬰二短調)くらいです。
もし楽曲中にA♯が登場したら、由来は借用和音を含めD♯マイナーのⅤ(7)が殆どでしょう。
しかし、D♯マイナーキーは(導音に)ダブル♯が使われるのに対し、異名同音調のE♭マイナー(変ホ短調)なら♭が♮になることで使い易いので、転調時以外まず使われません。
あと考えられるのは、A♯マイナーキー(嬰イ短調)でメジャーコードのトニックに終止した時(ピカルディ終止)ですが、A♯マイナーキーは♯7つですが、異名同音調のB♭マイナー(変ロ短調)は♭5つで済むので、これまた転調時以外まず使われません。
>コード進行を作ってるのですがこの音でA♯にすればいいのかB♭にすればいいのか分かりません。
>この手のタイプはどう使い分ければいいのでしょうか?
以上から、A♯とB♭の使い分けが出来ると思います。
殆どがB♭になるので、A♯を使うケースを少し例示しておきます。
F♯メジャーキーでセカンダリードミナントのⅢ(7)を使う場合、
「Ⅰ→Ⅲ→Ⅵm」なら「F♯→A♯→D♯m」になります。
Bメジャーキーでセカドミやトニック・ディミニッシュ代理のⅦ(7)を使った場合、
「Ⅳ→Ⅶ(セカドミ)→Ⅲm」なら「E→A♯→D♯m」になり、
「Ⅶ(トニックディミニッシュ)→Ⅰ」なら「A♯→B」になります。
2018/12/3006:43:14
非常に長い回答になるので恐縮ですが、我慢して読んでいただければ幸いです。
質問者さんがこれから音楽理論を学んでいく上で、自分では乗り越えられない壁にぶつかって挫折するか否かの分かれ目にきているのがよくわかります。
「変化記号の扱い」、ここですね。大きな挫折ポイントです。
◆前提:「A♯」の表記について
本題に入る前に、「ラ♯レファ」って正しい表記だと思います?ってとこから始めます。
コードってのはスケールの音をいっこ飛ばしにとって(="三度堆積"で)作るものです。なので、コードトーンってのも、音名のABC…やらドレミ…のを「いっこ飛ばし」で書かないといけないわけです。
「A♯(maj)」って表記されるコードは確かに存在するんですよ。でも、そのコードトーンってのは「音名をひとつ飛ばしにとって、♯や♭をつける形」で表記しなきゃなりません。
ドレミファソラシドでルートがドならドミソシ、CDEFGABならCEGBってな感じで。
だから、「ラ(A)」と「ド(C)」と「ミ(E)」に変化記号をつけて、「ラ♯」と「ドx(ダブルシャープ)」と「ミ♯」ってのが正しい表記なんですよ。A♯CxE♯ですね。
だからどうした?って言われそうですよね。細かいですよね。私も学び始めの頃はなんでそんなことしなきゃいけないの?って思ってました。変化記号のルールは慣れるまでは大変ですからね。
ですが、こういうことちゃんとやって初めて、「そのコードがどこからやってきたコードなのか(コードの由来)」ってのがわかるようになるんですよ。違うキーからの借用だったりとか、モードだったりとか。
もっと具体的に言えば、「ラ♯ ドx ミ♯」の他の音は何か?ってなったときに、コードトーンからスケールを類推できます。
第一音「ラ」と第三音「ド」と第五音「ミ」、についた変化記号は既に判明しているので、その他の、第二音「シ」と第四音「レ」と第六音「ファ」と第七音「ソ」にどういう変化記号がつくのか?ってのを考えていけば、「A♯majの正体」がわかります。
ようするに7つの音の「スケール」によってコードの正体を掴む方法ですね。
逆にいうと、そういう「考えの整理をつける方法」を知っていないと、「コードの正体」を理論的に掴めなくなっちゃって、センスのない人は人が聴いてちゃんと楽しめるような音楽を作れなくなっちゃいます。
◆本題の前に:「A♯」の正体について
じゃあ実際に、「A♯majがどこからやってきたコードなのか?」って考えてみましょうか。
メジャーの三和音が対応するのは、基本的には「イオニアンスケール」と「ミクソリディアンスケール」と「リディアンスケール」です。
*イオニアンスケール→全全半全全全半
「A♯イオニアンスケール」
A♯ B♯ Cx D♯ E♯ Fx Gx
これは「B♭イオニアンスケール」と一緒ですね。
B♭ C D E♭ F G A
key of A♯またはkey of B♭の1番目のコードに対応するスケールです。
*リディアンスケール→全全全半全全半
「A♯リディアンスケール」
A♯ B♯ Cx Dx E♯ Fx Gx
これは「B♭リディアンスケール」と一緒ですね。
B♭ C D E F G A
key of E♯またはkey of Fの4番目のコードに対応するスケールです。
*ミクソリディアンスケール→全全半全全半全
「A♯ミクソリディアンスケール」
A♯ B♯ Cx D♯ E♯ Fx G♯
これは「B♭ミクソリディアンスケール」と一緒ですね。
B♭ C D E♭ F G A♭
key of D♯またはkey of E♭の5番目のコードに対応するスケールです。
これ以外にも色々とあるので一概には言えなくて、必ずしも「何らかのキーからできたコード」といえるわけでもないです。
しかし、音楽理論を詳しく学んでいない人が自分のセンスだけでコード進行を作っていて、ノンダイアトニックコードとしてA♯majまたはB♭majが出た場合、「ほとんどの場合(9割くらい)」はこれらの調からできたコードになってます。
◆本題
これをふまえて、ご質問の答えになりますが、
key of A♯よりも、key of B♭のほうが…
key of E♯よりも、key of Fのほうが…
key of D♯よりも、key of E♭のほうが…
…変化記号(調号)がシンプルになるのがわかります。
key of A♯とか、key of E♯とか、key of D♯なんていう表記は、全く使われないのですよ。
なので、「A♯majという表記で書かれたコードがどこからやってきたのか」よりも、「B♭majという表記で書かれたコードがどこからやってきたのか」の方が、断然わかりやすいのではないでしょうかね。
だから、A♯majって表記は、よっぽどのことがない限り使わないんですよ。ただ全く使うこともないわけではなくて、調号にたくさん♯系がつくようなキーの楽曲で、ノンダイアトニックコードとしてA♯majが使われる場合には使います。key of Eとか key of Bとかkey of F♯とかですね。
http://musicplanz.org/academy/textbooks
ここの音楽理論のテキストを読んでおけばそこらへんの感覚はなんとなく掴めるんじゃないかと思います。私も音楽理論で挫折しかけて、ここの教え方で救われたのでオススメしときます。
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