この場を借りて控訴審の現状を報告させていただきます。
控訴審一回目を終えての報告
佐藤克男
「佐藤克男の冤罪を晴らす会」の皆様へ
皆様のご支援のお蔭で9月10日、札幌高裁で控訴審を迎えることができました。ありがとうございます。
錦織(にしこおり)淳主任弁護士、新阜(にいおか)直茂弁護士に弁護を依頼しました。控訴審を迎えるには、控訴趣意書という何のために控訴するのかという趣旨を書いた趣意書を札幌高裁へ提出しなければなりませんが、7月末に提出しました。
内容を読んだとき、私は実に納得のいく内容で、裁判官もこれなら理解してくれるだろうという、微に入り細に穿(うが)つ内容でした。
この控訴趣意書を読んだ札幌高裁はすぐに札幌高等検察庁に、この控訴趣意書に対しての答弁書を提出するように指示を出しました。
要するに反論があるなら反論を述べなさいということです。札幌高検から答弁書が届きましたが、それは実に反論になっていない軽薄な内容でした。その上、一度提出すると言った証拠を途中から提出しないと拒否するようなちぐはぐな有様でした。
そのような中で控訴審を迎えたのですが、控訴審の前日に警察が作って職員に署名捺印させた供述調書が捏造だったことが分かったのです。
それは職員の一人が私に「私は三回事情聴取を受けましたが、一貫して“あのメールは前町長が当選を依頼して送信したものではありません。役場の中で職員が選挙運動をしていることを注意したものです”と答えております」とのことでした。その方は証人になってもよいとのことで、控訴審の前日に弁護士から事情を聴かれ、弁護士から自分が署名捺印した供述調書を見せられ「これは私が署名捺印したものとは全く違います」と言い出し、「これも言っていない。これも言っていない」との連発で、最後には「私がサインした調書は6ページか7ページくらいで、こんな10ページをこえるものではありません。そして結論が違います。これでは私がこのメールを前町長の当選依頼だといっているのと同じではありませんか。私は当選依頼ではないと言っているのですから真逆です。私のサインした供述調書は別のものです」と言う内容を言われたのです。
当然、弁護士は「明日、控訴審が始まる前の打ち合わせで、このことを裁判官に言って、この供述調書の実物の証拠提出と、この職員の証人申請をする」ということになり、実際に控訴審の場で申請しました。裁判官は休廷して5分ほどで戻ってきましたが、そこで宣言したのが、
「これは一審で調べることができたはずだから、却下する」とのことで、いきなり「これで結審する」とのことでした。
結審するとは、この裁判の審理をすべて終了するということです。
審理とは
1 事実や条理を詳しく調べて、はっきりさせること。
2 裁判の対象になる事実関係および法律関係を裁判所が取り調べて明らかにすること。
ですが、私は審理を尽くしたとは言い難いというより、全く審理をしていないのと同じだと思います。
弁護士でも裁判官でも警察や検察が供述調書のような大切な公文書を捏造するなんて思ってもいないはずです。
刑事訴訟では、「やむを得ない事由によって第一審の弁論終結前に取調を請求することができなかった」場合は、新しい証拠を採用しなければならないはずです。何故なら、裁判官は審理を尽くして事実認定をしなければならない職責があるからです。
警察の供述調書が捏造されたものであったら、事実認定はひっくり返る要素が充分にあるのです。この供述調書ねつ造は北海道警察本部函館方面本部森警察署と函館地方検察庁による重大な犯罪行為です。
まさに「やむを得ない事由」の最たるものです。
私は、道警本部や函館地検はこの度の事件で全く信用できなくなりました。
嘘やこじつけが多いからです。
その上に供述調書まで捏造されていたら、どうして信用できますでしょうか。
裁判所は国民が最後に信頼できる正義?の組織であり、最後の砦です。
警察も検察も正義の組織ではなく、国家権力を恣意的に扱い、多くの冤罪を大量生産するシンジケートです。
日本の警察は検挙率が高いといわれておりますが、嘘です。無実の人でも犯罪人にでっち上げるから検挙率が高く見えるだけです。
このままで行けば、10月15日に結論が札幌高裁で言い渡されるそうですが、結果は火を見るより明らかです。
まだ、正式に弁護士の先生と打ち合わせをしておりませんが、電話で話しましたが、手の打ちようがないようです。
私は、この度の事件を「なぜ、私に起きたのだろう」と獄中でも真剣に考えました。結論は、「これほど矛盾した司法に風穴をあけるために天が私を選んだ」と思い上がっております。
札幌高裁の裁判官の名前も知りませんが、あのような形で「結審」を申し伝えるのなら、裁判官は不要です。パソコンで良いのではないでしょうか。
門田隆将氏が「裁判官が日本を滅ぼす」という名著を執筆しておりますが、これほど、裁判官が酷い状態になっているとは思いもよりませんでした。
我々国民は誰に、そしてどこに正義を求めればいいのでしょうか?
多くの無辜が泣いております。
そのためにも不肖ながら佐藤克男が立ち上がらなければと覚悟を決めました。
取り急ぎ、皆様にご報告申し上げます。
控訴審一回目を終えての報告
佐藤克男
「佐藤克男の冤罪を晴らす会」の皆様へ
皆様のご支援のお蔭で9月10日、札幌高裁で控訴審を迎えることができました。ありがとうございます。
錦織(にしこおり)淳主任弁護士、新阜(にいおか)直茂弁護士に弁護を依頼しました。控訴審を迎えるには、控訴趣意書という何のために控訴するのかという趣旨を書いた趣意書を札幌高裁へ提出しなければなりませんが、7月末に提出しました。
内容を読んだとき、私は実に納得のいく内容で、裁判官もこれなら理解してくれるだろうという、微に入り細に穿(うが)つ内容でした。
この控訴趣意書を読んだ札幌高裁はすぐに札幌高等検察庁に、この控訴趣意書に対しての答弁書を提出するように指示を出しました。
要するに反論があるなら反論を述べなさいということです。札幌高検から答弁書が届きましたが、それは実に反論になっていない軽薄な内容でした。その上、一度提出すると言った証拠を途中から提出しないと拒否するようなちぐはぐな有様でした。
そのような中で控訴審を迎えたのですが、控訴審の前日に警察が作って職員に署名捺印させた供述調書が捏造だったことが分かったのです。
それは職員の一人が私に「私は三回事情聴取を受けましたが、一貫して“あのメールは前町長が当選を依頼して送信したものではありません。役場の中で職員が選挙運動をしていることを注意したものです”と答えております」とのことでした。その方は証人になってもよいとのことで、控訴審の前日に弁護士から事情を聴かれ、弁護士から自分が署名捺印した供述調書を見せられ「これは私が署名捺印したものとは全く違います」と言い出し、「これも言っていない。これも言っていない」との連発で、最後には「私がサインした調書は6ページか7ページくらいで、こんな10ページをこえるものではありません。そして結論が違います。これでは私がこのメールを前町長の当選依頼だといっているのと同じではありませんか。私は当選依頼ではないと言っているのですから真逆です。私のサインした供述調書は別のものです」と言う内容を言われたのです。
当然、弁護士は「明日、控訴審が始まる前の打ち合わせで、このことを裁判官に言って、この供述調書の実物の証拠提出と、この職員の証人申請をする」ということになり、実際に控訴審の場で申請しました。裁判官は休廷して5分ほどで戻ってきましたが、そこで宣言したのが、
「これは一審で調べることができたはずだから、却下する」とのことで、いきなり「これで結審する」とのことでした。
結審するとは、この裁判の審理をすべて終了するということです。
審理とは
1 事実や条理を詳しく調べて、はっきりさせること。
2 裁判の対象になる事実関係および法律関係を裁判所が取り調べて明らかにすること。
ですが、私は審理を尽くしたとは言い難いというより、全く審理をしていないのと同じだと思います。
弁護士でも裁判官でも警察や検察が供述調書のような大切な公文書を捏造するなんて思ってもいないはずです。
刑事訴訟では、「やむを得ない事由によって第一審の弁論終結前に取調を請求することができなかった」場合は、新しい証拠を採用しなければならないはずです。何故なら、裁判官は審理を尽くして事実認定をしなければならない職責があるからです。
警察の供述調書が捏造されたものであったら、事実認定はひっくり返る要素が充分にあるのです。この供述調書ねつ造は北海道警察本部函館方面本部森警察署と函館地方検察庁による重大な犯罪行為です。
まさに「やむを得ない事由」の最たるものです。
私は、道警本部や函館地検はこの度の事件で全く信用できなくなりました。
嘘やこじつけが多いからです。
その上に供述調書まで捏造されていたら、どうして信用できますでしょうか。
裁判所は国民が最後に信頼できる正義?の組織であり、最後の砦です。
警察も検察も正義の組織ではなく、国家権力を恣意的に扱い、多くの冤罪を大量生産するシンジケートです。
日本の警察は検挙率が高いといわれておりますが、嘘です。無実の人でも犯罪人にでっち上げるから検挙率が高く見えるだけです。
このままで行けば、10月15日に結論が札幌高裁で言い渡されるそうですが、結果は火を見るより明らかです。
まだ、正式に弁護士の先生と打ち合わせをしておりませんが、電話で話しましたが、手の打ちようがないようです。
私は、この度の事件を「なぜ、私に起きたのだろう」と獄中でも真剣に考えました。結論は、「これほど矛盾した司法に風穴をあけるために天が私を選んだ」と思い上がっております。
札幌高裁の裁判官の名前も知りませんが、あのような形で「結審」を申し伝えるのなら、裁判官は不要です。パソコンで良いのではないでしょうか。
門田隆将氏が「裁判官が日本を滅ぼす」という名著を執筆しておりますが、これほど、裁判官が酷い状態になっているとは思いもよりませんでした。
我々国民は誰に、そしてどこに正義を求めればいいのでしょうか?
多くの無辜が泣いております。
そのためにも不肖ながら佐藤克男が立ち上がらなければと覚悟を決めました。
取り急ぎ、皆様にご報告申し上げます。
同じ時代に生きている誇りで、応援させて頂きます。