■「投資手法の分散化が損切りを楽にする」
──「裁量トレード(手動取引)」と「プログラムによる自動売買」を組み合わせて行う手法ですね。
KAZMAX 投資手法のひとつとして、感情に左右されないアプローチを取り入れることも大事ですね。裁量取引が投資資産の8割、残りの2割を半裁量売買……というように、ポートフォリオを分散することにも意味があります。よく聞く失敗談として、「株に一極集中して金をぶち込んで、暴落しても損切できずに資産を溶かしてしまった」というパターンがあるじゃないですか。これって、他の投資手法があれば「ここは仕方ない。早めに撤退しよう」と損切りも楽にできるようになるんです。この“副作用”って、実は大きい。一極集中のハイリスクハイリターンは狙わないこと。安定資産と非安定資産に資産を分散して、リスク管理することが大切です。
――半裁量取引で実践しているものはありますか?
KAZMAX:スイングで「このくらいの範囲で相場が動きそう」と予想し、いくつもの罠(トラップ)を仕掛けて自動売買を繰り返して、利益確定してくれる「
トラリピ(トラップリピートイフダン)」
という面白いサービスがあります。大きなレンジの中でエントリーと利確を細かくとっていくイメージで、その設定を行うのはあくまで自分なんですが、僕が今、注目しているサービスでもある。
自動売買システムで勝ち続けることは不可能というのが僕の持論で、これまで扱ったことはありませんでした。でもトラリピは「半裁量」であるがゆえに初めて信用し、使っているシステムです。
──エントリーや利確を自動でやってくれるならば、「もっと利益が伸びるんじゃないか」と欲を出したり、下落時に恐怖に耐えられず狼狽売り……なんて心配もなさそうですね。
KAZMAX:裁量は裁量で取り組んで、資産の何割かは半裁量でプログラムに任せて……というイメージです。「仮想通貨だけでなく為替や株も見る」というように、取り組むマーケットを分散させることも大切ですが、トレード手法も1つのものに依存するよりは、色んなことを試しながら学んでいったほうが、金融リテラシーは飛躍的に上がります。そうすれば自ずと相場でも勝てるようになる。
この件については、12月に開くセミナーでもう少し突っ込んでお話したいと思っています。株、為替、先物、仮想通貨……金融投資の相場をすべて理解して、実績を出しているトレーダーは僕以外いない。セミナーでは、テクニカル分析、ファンダメンタルズ、さらには大口の存在や捉え方について、お話したいと思っています。無料ですし、ぜひ気軽に参加してもらえたらと思います。
1989年、千葉県生まれ。皮革製品を製造する裕福な家系に生まれるも、会社が倒産し、借金を背負う。起業家の運転手を務めながら投資を開始、借金完済と共に莫大な資産を稼ぐ、その額50億円以上。ツイッターでの先出し情報配信や日本最大級のオンラインサロンが話題に。ツイッターアカウントは@Kazmax_83
* * *
2018年12月16日(日)に、SPA!主催でKAZMAX氏が登壇するセミナーを開催いたします。
参加を希望される方は、以下のリンクよりお申し込みください。
人数に限りがございます。参加希望者多数の場合は抽選とさせていただきます。
http://seminar.aim-high.jp/seminar1/