長州力、引退試合は6・26後楽園ホール 長期欠場中の武藤敬司が復帰「武藤の新たなる戦いと長州の最後の雄姿を応援してください」
◆「POWER HALL2018~イヤー・エンド・スペシャル~」(28日、後楽園ホール)
プロレスラー長州力(67)の引退試合が来年6月26日、後楽園ホールで行われることが28日、決定した。
この日、後楽園ホールで行われた「POWER HALL2018~イヤー・エンド・スペシャル~」の休憩明けに大型ビジョンで引退試合が来年6月26日に後楽園ホールで行う「POWER HALL2019」となったことが発表した。
映像が終わると武藤敬司(56)のテーマソング「HOLD OUT」が場内に流れ、武藤がリングにサプライズ登場した。今年3月14日のWRESTLE―1で最後のムーンサルトプレスを披露し同月30日に両膝の人工関節手術を行い、現在欠場中だが、マイクを持った武藤は「自分自身復帰に向けて一生懸命頑張っております。そして、武藤敬司の復帰戦は6月に行われる長州力の引退試合に決まりました。武藤敬司、新たなる戦い、そして長州力、最後の雄姿、みなさん応援にきてください」と長州のラストマッチで1年3か月ぶりに復帰戦を行うことを表明した。
武藤は今月5日に長州がプロデュースする東京・飯田橋の居酒屋「GINZA亭with長州力」で革命戦士と会談し、自身が主宰する「プロレスリングマスターズ」(来年2月15日、後楽園ホール)への参戦を要請していた。リング上で「オレがプロデュースするプロレスリング マスターズに引退が決まっている長州力に最後のオファーをしにやって参りました。出場することが決まりました」と明かし、長州の2・15マスターズ出場が決定したことも発表した。
長州は、レスリングでミュンヘン五輪に出場し専大を卒業した1974年に新日本プロレスに入門。84年にジャパンプロレスを設立し85年1月から全日本プロレスに参戦。87年5月からは新日本に復帰し、エース兼現場監督として90年代の新日本の黄金時代を築いた。2002年に新日本を退団しWJプロレスを旗揚げするも04年に崩壊し、以後、フリーとして多団体に出場していた。
来年夏のラストマッチへの構想をこれまでに長州は「本当にわからない。こだわりは、まったくない。自分がそれまで一生懸命やってリングにあがるだけ。それでずっとこの世界にいたわけですから。どういう具合にやり遂げられるかわからない」と明かし、最後に対戦したい選手も「こういう選手とかまったくない」とコメントしている。