長州力、来年6・26後楽園での引退試合の相手に「やっぱり藤波辰爾でしょう」
「POWER HALL2018~イヤー・エンド・スペシャル~」(28日、後楽園ホール。観衆1580)
来年6月26日に後楽園ホールで引退試合を行うプロレスラー長州力(66)が28日、ファイナルロード第一弾となる「POWER HALL2018~イヤー・エンド・スペシャル~」で快勝した。
長州は、藤波辰爾、マサ北宮と組んでNOSAWA論外、葛西純、清宮海斗と対戦。最後は必殺のリキラリアットで論外をフォールし2018年のラストマッチを締めくくった。
この日、6月26日に後楽園ホールで引退試合が発表された。「ラスト、それまで残り数試合。それで終わり。あとは藤波さんに頑張ってもらって、ボクより長くやって、藤波さんに見届けてもらって終わりということ。藤波さんに協力していきたいけど、こればっかりは自分で決めていかないとズルズル行ってしまう。個人的に陰ながら応援しますよ。そういうことですよね、来年は」と思いを明かした。
さらにパートナーのマサ北宮を「あとは名前わかんない?おぉ北宮。元気いいし、こういう選手が一生懸命練習してリングに上がってもらえばいい。ボクはリングの中でやることはないんですよ。もう十分。まだまだ、自分で歩けるうちにリングを下りて。そういうことですよね」とエールを送った。
この日、武藤敬司(56)がプロデュースする2月15日の「プロレスリング マスターズ」への参戦も決定。今後、長州のファイナルロードは、マスターズ、ふるさとの山口県、5月19日に「プロレスリングFREEDOMS」が主催する沖縄県宮古島でのJTAドーム宮古島大会に出場し、来年6月26日に後楽園で終焉を迎える。ラストまで残り数試合になるが「今、あと数試合。それを1試合、1試合、準備してちゃんとして上がっていきますよ。納得できるように頑張って1試合、1試合やっていきます」と見据えた。
最後の試合で対戦したい相手を聞かれると「それはやっぱり藤波辰爾でしょう。彼以外はボクは…。やっぱり、彼がいなかったら、もっと早く辞めてるか、こうやって力入れて動いてはいないですよ。凄い対戦相手に恵まれて自分のスタンスがここにありですから。それはもう感謝ですよね。後から入ってきて先に下りるのは、逃げ得みたいになっちゃって。まだ全然できますから」と永遠のライバルの藤波との引退試合を掲げ、生涯現役を誓う藤波へ感謝の思いを明かしていた。