【野球】中日Jr.根尾先輩に活躍見せるぞ NPBJr.トーナメント開幕2018年12月28日 紙面から
NPB12球団ジュニア(Jr.)トーナメントは27日開幕し、札幌ドームで予選リーグ6試合があった。開会式では連覇を目指す中日Jr.の宮本主将が、前回2位だった阪神Jr.の西村主将と選手宣誓に臨み「スポーツマンシップにのっとり正々堂々と最後まで戦います」と力強く宣誓した。中日Jr.はこの日は試合がなかった。 根尾が6年ぶりに札幌ドームでボールを投げ込んだ。今回は大会OBの特別ゲストとしてにこやかに始球式に臨んだが、前回はまなじりを決しての登板だった。 2012年の第8回大会。“飛騨の怪童”根尾は優勝候補として予選リーグで巨人ジュニア(Jr.)と対戦。大会最速の128キロを出してスタンドを沸かせながら、暴投もあって1-3で敗退した。 「力んでしまいました」と唇をかむ根尾は、翌日の広島Jr.戦で首脳陣に再登板を志願する。「130キロを出します」。敗色濃厚となった6回から4番手で2イニング。根尾は1球ごとにネット裏のスピード表示板に目をやり全力で投げた。スピードは125キロ程度止まりで、4失点を喫した。 それでもベンチからは「昂、行け!」と声が飛び、ナインは固唾(かたず)を飲んで見守った。率先垂範のチームリーダーの夢への挑戦に異を唱える声はなかった。
(少年野球担当・高野行正) 【A組】 広島Jr.1-0日本ハムJr. 広島Jr.4-1ソフトバンクJr. 【B組】 楽天Jr.3-1オリックスJr. 【C組】 ロッテJr.1-0DeNAJr. 西武Jr.8-5DeNAJr. 【D組】 ヤクルトJr.3-2巨人Jr.
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