平田、ダブルの誓い　「駒方寮」の子招待試合でヒーロー＆全試合出場だ

　子どもたちにダブルの誓いだ！　中日・平田良介外野手（３０）が２７日、名古屋市昭和区の児童養護施設「駒方寮」を慰問した。約５０人の子どもたちと交流し、来季は招待した試合でヒーローとしてお立ち台に上がる決意を見せた。さらには自身初の全試合出場を達成し、同施設に住む子どもたちを今年以上に喜ばせる。

　「駒方寮の子どもたち、やったよー！！」。来季のナゴヤドームで、平田からこんな雄たけびが聞けるかもしれない。「一番いいのは、自分がお立ち台に立って子どもたちにアピールができたらいいと思う」。殊勲の一撃で試合を決め、招待した子どもたちの前でメッセージを送るプランを掲げた。

　平田は２０１６年オフに初めて訪れて以来、今回で３度目の訪問となった。６月９日のソフトバンク戦（ナゴヤドーム）には初めて駒方寮の子ども１４人を招待。４打数１安打、１盗塁の活躍を見せ、チームも勝利した。しかし、バットで得点に絡むことはできなかった。来季も「多くの子が行けるタイミングを聞いて招待したい」とシーズン中の１試合に招く予定。目の前で白星に直結する一打でヒーローになれれば、今年以上に子どもたちに笑顔を届けられる。

　いつ勇姿を見せてもいいように、試合に出続けることが大前提だ。プロ１３年目の今季はキャリアハイの１３８試合に出場した。来季はさらなる高みを目指すだけに「全試合出場を１つの目標としてやっていきたい」と具体的な目標も設定した。