手取り30万で4人家族、貯金は可能?平均額はいくらぐらい?

今の時代、けっこう多いと思われる旦那さんが手取り30万の世帯。

家賃の有無などで、生活費支出額は変わってくるとは思いますが、果たして手取り30万の4人家族は貯金をすることが可能なのでしょうか?

そしてその平均額は?

 

今回は、気になるけどなかなか知人には聞けない、お金の疑問について調べてみました。

 

手取り30万で4人家族、貯金はほとんどできない事実

手取り30万で4人家族というと、生活していくだけでも、いっぱいいっぱいだと思います。

実際我が家も旦那の手取り30万だけでは貯金どころか、赤字続きなんですが、それを裏付ける証拠となるのが、総務省の家計調査データです。

 

【総務省】家計収支データを見る

こちらはH28年(2016年)の2人以上の世帯の家計収支データのPDFになります。

このPDFのP16、下半分に

「二人以上の世帯のうち勤労者世帯の消費支出は309,591円」
と書かれています↓↓↓r総務省家計支出データ

このデータは「二人以上の世帯」ということで、
・子供のいない夫婦
・子供1人含む3人家族
・もっと人員の多い家庭
のデータも含まれてはいますが、

平均した生活費支出が309,591円ということです。

もう手取り30万て時点で、赤字の可能性が大なワケね(´□`|||)

 

支出の内訳が%で載ったグラフも先述PDFのP19下部にあります。

総務省データ 家計支出の内訳

このグラフを見ると、52万の収入がある家庭で、やっと約12万の黒字が出る、という計算です。

 

支出の内訳(二人以上の世帯)

勤労者の二人以上世帯の支出内訳が、金額で載っているページが見つけられなかったので、上のグラフの%をもとに算出すると、

■食費(24.2%)・・・74,921円
■住居費光熱(6.1%)・・・18,885円
■水道費(6.7%)・・・20,742円
■家具・家事用品費(3.5%)・・・10,835円
■被服及び履物費(4.2%)・・・13,002円
■保健医療費(3.6%)・・・11,145円
■交通・通信費(15.8%)・・・48,915円
■教育費(6.3%)・・・19,504円
■教養娯楽費(9.7%)・・・30,030円
■その他の消費支出(19.8%)・・・61,299円

 

となります。(小数点以下切り捨てたので、若干誤差はあります。)

※無職世帯も含めた支出内訳データであれば、P6に記載されています。

 

食費が7万円台と、ちょっと高めだったり、

住居費が2万円以下と、ずいぶん安かったり、

多少突っ込みたくなる部分もありますが、だいたいこんな内訳になる家庭が多いのではないでしょうか?

 

これらのデータから、手取り30万では貯金どころか赤字の月が多くなる、ということが見てとれます。

⇒家計収支に関するデータ(最新・過去の日報、月報、年報など)は
コチラのページから見られます。

 

実際、手取り30万で4人家族はやっぱりキツイ!

我が家の家計簿データを、2人目の子供が生まれた2017.3月~半年程度見てみると、月の支出の平均は、34万ちょっとでした。

住宅ローン11万弱という、収入に見合ってない支出があるのも大きいですが、特別支出(家電購入等)をのぞいての結果が34万です。

 

以前、「夫婦+子供1人」家庭だった頃の最低支出を書いた記事があります。

 

この記事では、家計を大きく左右する「家賃」や、「車両費」をのぞいた上で、つつましい生活をしても、3人家族で18万弱はかかってしまう、という内容を書きました。

家族人員が増えた上、ここに家賃や車両費が加わったら、普通に生活しているだけでも、あっという間に30万に達してしまうのが現実です。

 

知恵袋をちらっとのぞいてみましたが、手取り30万でなかなか貯金ができない、という声がやはりちらほらありました。

どこも苦労しているようですね。

 

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手取り30万で4人家族、貯金額の平均は?

では、毎月赤字かギリギリの家計で、貯金なんてゼロな家庭ばかりなのか?と言うと、そうでもないようです。

 

【総務省】貯蓄・負債状況データを見る

こちらは、総務省の家計調査結果の中の、H28年(2016年)貯蓄・負債状況データのPDFになります。

 

P19からが年収別の貯蓄・負債に関するデータで、P21~22に、二人以上の世帯のうち勤労者世帯の貯蓄データが記載されています。

 

二人以上の世帯のうち勤労者世帯で見ると、

■第Ⅰ階級 ~449万円
■第Ⅱ階級 449~588万円
■第Ⅲ階級 588~733万円
■第Ⅳ階級 733~923万円
■第Ⅴ階級 923万円~

と、収入別に分かれており、手取り30万にあたるであろう第Ⅱ階級の貯蓄現在高は、909万円となっております。

生命保険や有価証券も含んだ額なので、そういったものをのぞくと、だいたい銀行に500~600万貯金がある、というのが現状のようですね。

r貯蓄負債データ

 

上手くやりくりして貯めていたり、社宅で家賃がまるまる浮いて貯金できる世帯なのかも分かりませんが、

■独身の頃に貯めたお金

■夫婦2人の頃に貯めたお金

■親からもらったお金

なんかを死守している家庭も多いのでは?と思います。

 

⇒貯蓄・負債に関するデータ(最新・過去の日報、月報、年報など)は
コチラのページから見られます。

 

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まとめ

「なぜかうちは貯金ができない」

「子供が生まれてからますます家計が苦しい」

 

旦那の手取り30万だけではなぜか苦しい、という家庭の奥様。

それは苦しくて当たり前、というのがデータから読み取れたでしょうか。

 

我が家も夫の一馬力では、まさに手取り30万、な家庭です。

節約を強化するか、収入をアップするかで、何とか貯金を増やしたいものですね!

 

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