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【社会】

「不参加自治体あっても県民投票実施」 玉城知事が表明

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 沖縄県の玉城(たまき)デニー知事=写真=は二十七日、県庁で記者団の取材に応じ、米軍普天間飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設の賛否を問う県民投票について、一部自治体が不参加となっても予定通り来年二月二十四日に実施する考えを明らかにした。「条例の定めた通りに執行していきたい」と語った。

 県民投票をめぐっては、投開票事務に必要な予算を議会が認めなかったことなどを理由に、宮古島、宜野湾両市が不参加の意向を表明。玉城氏は「地域によって投票機会が奪われることがあってはならない」と述べ、全自治体に協力を求める方針を強調した。

◆ローラさんら発言「関心持つ機会に」

 玉城氏は、沖縄出身のタレントりゅうちぇるさん、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さん、タレントのローラさんら芸能人や文化人の間で、埋め立てを県民投票まで止めるようトランプ米大統領に求める請願署名の動きが広がっていることには「参加するのは自由な自身の考えに基づくもので、どんな立場であれ参加する権利はある」と指摘した。

 署名に同調する動きについて「政治的であるかどうかは捉え方によるが、なぜそのような発言がなされなければならないか、関心を持っていただく意味で大切な機会になるのではないか」と語った。

 

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