オトクで便利な生活の必需品とも言える、クレジットカード。
でも「どのクレジットカードが人気なんだろう?」と調べても、世に溢れるランキングの大半は独断と偏見、そして大人の事情による恣意的なものばかり。
しかし、統計なら嘘はつきません。
当サイト「クレマイ」では真のクレジットカードランキングを作るべく、20代~60代の男女2,000名以上へのアンケートを独自に行ない、さまざまな角度から結果を集計。(アンケート調査の内容はこちら)
そしてこのページでは以下のようにランキング化しました。
客観的視点による、情報操作なしの本当のクレジットカードランキングをご覧ください。
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クレジットカード人気ランキング(総合)
まずはベーシックな集計、「最も総合回答数が多かったクレジットカード」をランキング形式で見ていきましょう。
トップ20までのクレジットカードの各票数は以下のようになりました。
総合人気トップ10のクレジットカード一覧
- 総合ランキング1位(26.15%)
楽天カード
- マイクレカ比較に追加年会費無料、買い物する度ポイントがどんどん貯まって使い道も無限大。圧倒人気のオールマイティカード。
公式:https://www.rakuten-card.co.jp
- 総合ランキング2位(7.69%)
ヤフーカード
- マイクレカ比較に追加年会費無料でTポイントが高還元率で貯まる一枚。18種類のプラチナ補償も非常にオトク。
公式:https://card.yahoo.co.jp
- 総合ランキング3位(6.04%)
イオンカードセレクト
- マイクレカ比較に追加銀行キャッシュカードとクレジットカード、電子マネーWAONが一枚に。あらゆるシーンでオトクなカード。
公式:http://www.aeon.co.jp/creditcard
- 総合ランキング4位(5.80%)
JCB一般カード
- マイクレカ比較に追加JCBプロパーカードの中でも最もTHE・JCBカードの一枚。信頼感、安定感を求めるあなたに。
公式:https://www.jcb.co.jp
- 総合ランキング5位(3.65%)
イオンゴールドカード
- マイクレカ比較に追加年会費無料のゴールドカード。通常のイオンカードセレクト特典に加え、さまざまなサービス等も。
公式:http://www.aeon.co.jp/creditcard
- 総合ランキング6位(3.04%)
セゾンカードインターナショナル
- マイクレカ比較に追加「永久不滅ポイント」で安心してショッピングが楽しめる。ポイントは200ポイントから交換可。
公式:https://www.saisoncard.co.jp
- 総合ランキング7位(2.64%)
dカードゴールド
- マイクレカ比較に追加ドコモユーザー必携、人気急上昇中のゴールドカード。実はローソンで5%という圧倒的な還元率なども強み。
公式:https://d-card.jp
- 総合ランキング8位(2.16%)
JAL普通カード
- マイクレカ比較に追加フライトや買い物でマイルが貯まるJALのスタンダードカード。機内販売や空港免税店などの特典も。
公式:https://www.jal.co.jp/jalcard/
- 総合ランキング9位(2.07%)
三井住友クラシック
- マイクレカ比較に追加三井住友VISAカードの中で最もスタンダード。おサイフケータイでキャッシュレスで簡単にお買物。
公式:https://www.smbc-card.com
- 総合ランキング10位(1.94%)
エポスカード
- マイクレカ比較に追加ポイントアップショップ「たまるマーケット」でエポスポイント2~30倍。世界中のVisa加盟店でも。
公式:https://www.eposcard.co.jp
それでは総合ランキング5位までのクレジットカードを一枚ずつ、人気の理由の推察などを見ていきましょう。その次にトップ40までのデータを表形式でまとめています。
人気ランキング1位:楽天カード
| 年会費 | 初年度 | 無料 |
|---|---|---|
| 次年度以降 | 無料 | |
| 還元率 | 1.00%~3.00% | |
- 通常還元率が1.0%と高い優秀なクレジットカード
- 楽天市場での利用で還元率が3倍に
- 年会費無料カードながら利用付帯の海外旅行損害保険も
- 電子マネーとの連携も使いやすい
- ディズニーや楽天、FCバルセロナ等のデザイン(※MasterCardまたはJCB)
- ハワイなどに楽天会員限定の「Rakuten Card ラウンジ」も
前評判どおりではありますが、861票(全体の26.15%)を集めた楽天カードがダントツの一位でした。
年会費無料×高還元率、そしてポイントや電子マネーの使い勝手の良さといったバランスの良さは、年代を問わず「持っていて便利」なクレジットカードであると認識されているようですね。
仮に「クレマイ編集部の独断!使いやすいクレジットカードランキング」なるものを作るとすれば、間違いなく上位に入り込むカードでしょう。
信頼性やステータスを求める人には向きませんが、審査の難易度も比較的低く、学生や主婦の方でも発行できるというのも所有者が多い要因と考えられます。
楽天カードを発行したキッカケ(回答コメント)
人気ランキング2位:Yahoo!JAPANカード
| 年会費 | 初年度 | 無料 |
|---|---|---|
| 次年度以降 | 無料 | |
| 還元率 | 1.00%~3.00% | |
- 年会費無料、通常1.0%の高還元率カード
- Yahooショッピング、LOHACOで3%の還元率
- 格安でプラチナ級のお買い物補償付帯
- オークションで落札した商品も補償の対象に
- 貯まるポイントがTポイントなので使いやすい
- MasterCard会員の場合、nanacoチャージでもポイント獲得
2番目に回答数が多かったのは253票(全体の7.61%)を集めたYahoo!JAPANカード(ヤフーカード)。
楽天カードと同じく「年会費無料×高還元率」のオトク&便利なクレジットカード。人を選ばない強みが人気を集めていると考えられますね。
また、貯まるポイントが共通ポイントの雄「Tポイント」であること、ヤフオク!やYahoo!ニュースなどのサービスをよく利用する人は認知しやすいことも要因でしょう。
Yahoo!JAPANカードを発行したキッカケ(回答コメント)
人気ランキング3位:イオンカードセレクト
| 年会費 | 初年度 | 無料 |
|---|---|---|
| 次年度以降 | 無料 | |
| 還元率 | 0.50%~1.33% | |
- イオンカードとキャッシュカード、WAONが一体化
- WAONチャージでポイントが貯まる唯一のイオンカード
- お客様感謝デーにはイオンでの購入価格が5%OFFに
- イオン銀行の手数料が24時間365日無料
- イオングループ対象店舗での利用で還元率が2倍に
3位は199票(6.04%)を集めたのはイオンカードセレクト。
イオンやマックスバリュなどのスーパーで買い物をする人なら持っておいて損はない、年会費無料のクレジットカードですね。一体化された電子マネー「WAON」も便利です。
20代では所有者は比較的少なかったものの、30代以降(特に40代)が多く選んだ結果になりました。
専業主婦の方々に人気なクレジットカードであることは想像に難くありません。
イオンカードセレクトを発行したキッカケ(回答コメント)
人気ランキング4位:JCB一般カード
| 年会費 | 初年度 | 無料 |
|---|---|---|
| 次年度以降 | 1,350円 | |
| 還元率 | 0.50%~2.50% | |
- インターネット申し込みで初年度年会費無料(次年度以降1,350円)
- 条件を満たすことで翌年も年会費無料
- 充実した国内・海外旅行傷害保険
- 条件がそろえば最短翌日にカードが届く
- 電子マネー「QUICPay」搭載型のカードも発行可能
- ポイント還元率はJCB CARD Wに劣るものの、優待店は多数
惜しくも3位には届きませんでしたが、安定した高い人気を誇るJCB一般カードが191票(5.80%)を集めて4位。
日本が世界に誇る国際ブランド「JCB」のプロパーカード(オリジナルシリーズ)であるJCB一般カードは、幅広い世代の人気を集める結果に。
質実剛健で信頼感のある印象どおり、50代や60代に所有者が比較的多い傾向がありました。
即日発行とまではいきませんが、「最短翌日発行」と意外と凄まじい発行スピードも特徴的ですね。
JCB一般カードを発行したキッカケ(回答コメント)
人気ランキング5位:イオンゴールドカード
| 年会費 | 初年度 | 無料 |
|---|---|---|
| 次年度以降 | 無料 | |
| 還元率 | 0.50%~1.33% | |
- インビテーション(招待)が必要なゴールドカード
- 年会費無料の割に、さまざまなサービスが充実
- イオン系列の店舗でとにかくお得になる特典が豊富
- イオンラウンジと、羽田空港のラウンジが利用できる
- 充実した国内外の旅行損害保険が付帯
- ショッピングセーフティ保険や盗難補償も
総合投票数ランキング第5位は、意外にも120票(3.65%)を集めた「イオンゴールドカード」。
イオンゴールドカードは年会費無料で旅行損害保険も付帯、さらにイオンラウンジも無料で利用できるなど特典が豊富なゴールドカード。
発行するにはインビテーション(招待)が必要で、イオンカードセレクトなどの主要イオンカードを一定以上利用することが条件となります。(年間100万円以上がひとつの招待基準)
それにもかかわらず人気ランキング5位の票数なので、それだけイオンカードユーザーは多いということでしょう。(3位のイオンカードセレクトと5位のイオンゴールドカードの票数を合算すると2位になります)
ランキング上位40のクレジットカード集計データ
回答数の多かった上位40のクレジットカードのデータ(投票数と割合)をまとめておきます。
| カード名(略称あり) | 投票数 | 全体の割合 |
|---|---|---|
| 楽天カード | 861 | 26.15% |
| Yahoo!JAPANカード | 253 | 7.69% |
| イオンカードセレクト | 199 | 6.04% |
| JCB一般カード | 191 | 5.80% |
| イオンゴールドカード | 120 | 3.65% |
| セゾンカードインターナショナル | 100 | 3.04% |
| dカードGOLD | 87 | 2.64% |
| JAL普通カード | 71 | 2.16% |
| 三井住友クラシックカード | 68 | 2.07% |
| エポスカード | 64 | 1.94% |
| 三井住友ゴールドカード | 58 | 1.76% |
| 楽天プレミアムカード | 49 | 1.49% |
| ビュー・スイカカード | 49 | 1.49% |
| ビックカメラSuicaカード | 45 | 1.37% |
| JCBゴールドカード | 44 | 1.34% |
| 楽天ゴールドカード | 41 | 1.25% |
| リクルートカード | 39 | 1.18% |
| ライフカード | 39 | 1.18% |
| オリコカード・ザ・ポイント | 35 | 1.06% |
| セブンカード・プラス | 33 | 1.00% |
| ANAワイドゴールドカード | 28 | 0.85% |
| エポスゴールドカード | 25 | 0.76% |
| VIASOカード | 25 | 0.76% |
| ソラチカカード | 24 | 0.73% |
| MUFGカードゴールド | 20 | 0.61% |
| dカード | 19 | 0.58% |
| 三井住友アミティエカード | 18 | 0.55% |
| JALカードSuica | 18 | 0.55% |
| ファミマTカード | 18 | 0.55% |
| レックスカード | 18 | 0.55% |
| イオンJMBカード | 17 | 0.52% |
| Amazon MasterCard ゴールド | 16 | 0.49% |
| セディナファーストカード | 14 | 0.43% |
| セディナクラシックカード | 13 | 0.39% |
| アメックスゴールドカード | 13 | 0.39% |
| SPGアメックスカード | 12 | 0.36% |
| 三井住友デビュープラスカード | 12 | 0.35% |
| アメックスカード | 12 | 0.36% |
| JALカードTOKYU POINTclubQ | 11 | 0.33% |
| ルミネカード | 10 | 0.30% |
ゴールドカードの人気ランキング
多くの場合、年会費がかかる分サービスも充実するのが「ゴールドカード」。金色が光る券面は、もちろんステータスカードとしての側面もありますよね。
今回の結果からゴールドカードだけに絞った投票数ランキングを簡単にまとめてみましょう。
「投票数の多さ=保有者が多い≒持ちやすい」という推測もできるので、ゴールドカードを持ちたい方は参考にしてみてはいかがでしょうか?
ゴールドカードの人気ランキングのトップ5はコレだ!
所有者の多いゴールドカードランキング、まずはトップ5を見てみましょう。
- 第1位
イオンゴールドカード - インビテーション限定カードにもかかわらず、総合ランキングでも堂々5位のイオンゴールドカードが最も人気の高いゴールドカードに。年会費無料で高いポイント還元率、旅行保険、そしてイオンラウンジや羽田空港ラウンジも使える至れり尽くせりっぷりが人気の要因か。まずはイオンカードセレクトから。
- 第2位
dカードGOLD - 2位は後ほど紹介する「平均満足度ランキング」でも1位のdカードGOLD。年会費は1万円とゴールドカードらしい設定だが、持っていればドコモのケータイ&光回線の利用料金の10%がポイント還元。これだけで十分に元を取れる人も多く、さらにローソン等でも驚異的な還元率。iD搭載の気軽さも人気。
- 第3位
三井住友ゴールドカード - 総合ランキングで11位の三井住友ゴールドカードが第3位に。三井住友ブランドの安心感と歴史、ステータス性は特に40~50代の方に人気。ポイント還元率は流通系や通信系クレジットカードに劣るが、24時間医師や専門スタッフに電話で相談できるドクターコール24などありがたいサービスも。
- 第4位
楽天プレミアムカード - 総合ランキングでダントツ1位の楽天カードの上位カード、楽天プレミアムカード。プライオリティ・パスが付帯する点などから、しばしばゴールド~プラチナの中間ランクと称されることも。平均満足度でも5位と高評価。意外にも、50代と60代での所有率が最も高い結果となった。
- 第5位
JCBゴールドカード - 日本が世界に誇る国際ブランド「JCB」のオリジナルシリーズであるJCBゴールドカードはトップ5にランクイン。JCBゴールドカードも特典が充実した一枚ではあるが、さらに上のCBゴールド・ザ・プレミアやJCBプラチナへのステップアップを狙って持つ人も少なくない。
各ゴールドカードの投票割合
| カード名 | 投票数 | 割合(÷投票数) | 全体順位(投票数順) | |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | イオンゴールド | 120 | 3.65% | 5 |
| 2位 | dカードGOLD | 87 | 2.64% | 7 |
| 3位 | 三井住友ゴールド | 58 | 1.76% | 11 |
| 4位 | 楽天プレミアム | 49 | 1.49% | 12 |
| 5位 | JCBゴールド | 44 | 1.34% | 15 |
| 6位 | 楽天ゴールド | 41 | 1.25% | 16 |
| 7位 | ANAワイドゴールド | 28 | 0.85% | 21 |
| 8位 | エポスゴールド | 25 | 0.76% | 22 |
| 9位 | MUFGゴールド | 20 | 0.61% | 25 |
ゴールドカードの保有率は「15.59%」
40位まで(投票数10以上)のクレジットカードの中で、ゴールドカードの数は11種類でした。(プラチナ級ですがSPGアメックスも含みます)
全体から見たゴールドカードの保有率は「15.59%」と、意外と少ない結果となりました。
ステータスや手厚い付帯サービス、信頼性よりもクレジットカードに「お得さ」を求める人が多いと考えられますね。
だからこそゴールドカード以上のステータスカードを持っているとかっこいいのかもしれません。
審査の易しさと相関あり?職業別の人気クレジットカードランキング
クレジットカードの発行審査では比較的弱いとされる「学生」や「専業主婦」、「パート・アルバイト」の方の回答を集計し、それぞれ部門別の人気ランキングをつくりました。
クレジットカード自体の認知度や使い勝手等によってももちろん左右されますが、もちろん審査難易度の易しさとも相関関係があると考えられるでしょう。
同じ職業の方、あるいは審査に自信がない方は参考にしてみるといいかもしれません。
学生に人気が高いクレジットカードランキング
「職業:学生」の回答は全体投票数の1%程度しかありませんでしたが、その中で保有率の高いクレジットカードをランキング化してみました。
学生部門ランキング1位:楽天カード(23.5%)
総合ランキングでも1位の楽天カードは学生部門でも堂々の1位。
楽天カードマンのCMでの認知度の高さ、独自審査による間口の広さ、免許証や印鑑不要というネット申し込みの簡易性、年会費無料でポイントがかなり貯まりやすいスペックなどなど、人気の要因はたくさんあるでしょう。
社会的信用やクレヒスの弱い学生の方であっても比較的審査に通りやすいことも大きな要因ですね。
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学生部門ランキング2位:セゾンカードインターナショナル(8.8%)
総合ランキングでは6位のセゾンカードインターナショナルが2位にランクイン。
年会費無料で審査も厳しくなく、学生が初めて持つクレジットカードとしても使いやすい一枚と言えるでしょう。
セゾンモール経由のネット通販での高いポイント還元率、そしてポイントが永久不滅であることも特徴的ですね。意外と電子マネーチャージも守備範囲が広いのでキャッシュレス化にも◎。
学生部門ランキング3位:三井住友デビュープラス/ヤフーカード(5.8%)
学生部門の人気ランキング3位は三井住友デビュープラスとヤフーカードが同率でした。
初めてクレジットカードを持つ若者をターゲットにした三井住友デビュープラスは、三井住友ブランドの信頼感がある上に、25歳でヤングゴールド、30歳でゴールドカードと明確なランクアップのプロセスに惹かれた人も多いようでした。
一方でヤフーカードは「Yahoo!ショッピングやLOHACOでオトクだしTポイントは使いやすいから」とネットリテラシーの高い現代の学生だからこその理由が多かったのが印象的です。
専業主婦に人気が高いクレジットカードランキング
全体の約15%と会社員に次いで割合の多かった職業「専業主婦」。それだけ総合ランキングへの影響も大きい部門ですが、主婦の方に人気のあったクレジットカードをランキング化してみましょう。
主婦部門ランキング1位:楽天カード(14.8%)
やはり総合ランキング、学生部門ランキングだけでなく主婦部門でもダントツ1位の楽天カード。
もともと楽天市場がプラットフォームとして広まった背景に、貯まりやすいポイント制度やキャンペーン、つまり家計の管理や節約を担う主婦層の支持がありました。
楽天市場は楽天カードを持っていればさらに数倍オトクになるので、当然と言えば当然の結果なのかもしれません。
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主婦部門ランキング2位:イオンカードセレクト(4.5%)
毎日の食材をイオンやマックスバリュなどで買う主婦の方も少なくないので、イオンカードセレクトの人気は納得の結果でしょう。
特定の日に割引が受けられたり優待のチケットが送られてきたり、主婦の方々のハートを掴んでいる代表的なクレジットカードですね。アンケートの回答を見ると、WAON連携を使いこなす人も多いようです。
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主婦部門ランキング3位:イオンゴールドカード(2.8%)
4位のヤフーカードとは僅差でしたが、やはり主婦部門ランキング3位にはイオンゴールドカードがランクイン。
インビテーション限定にもかかわらずこれだけ人気があるということは、その前身と考えられるイオンカードセレクトを所有していた人は実際にはもっと多いと考えられるでしょう。
一つの基準としては年間100万円以上。高所得の家庭に限らず、食費+光熱費だけでも十分に達成できる可能性があります。
かなりスペックの高いカードなので、イオンカードセレクトから目指してみるのもオススメですよ!
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主婦部門のその他の人気クレジットカード
惜しくも3位以内には入らなかったものの、下記のカードは主婦部門で人気がありました。
パート・アルバイトの方に人気のクレジットカードは?
パート・アルバイトの方に人気のクレジットカードは、ランキング化すると「主婦部門ランキング」とほとんど同じ結果となりました。
- 主婦だけど「職業:パート」と回答した人も多いこと
- 属性が強くない人でも発行できるクレジットカードが人気を集めた
このあたりが主な要因と考えられそうです。
平均満足度が高いクレジットカードランキング
アンケートでは、「(よく使うクレジットカードとして選択した)カードの満足度を0~10で評価」という設問もつくりました。
投票数が少ない場合は平均値の振れ幅が大きくなってしまうため、投票数が30以上(ランキングのトップ20まで)の中で満足度の平均スコアを集計し、高かった順にランキング化してみました。
満足度ランキング1位:dカードGOLD
| 年会費 | 初年度 | 10,800円 |
|---|---|---|
| 次年度以降 | 10,800円 | |
| 還元率 | 1.00%~4.00% | |
平均満足度が高いクレジットカードランキング、栄えある1位は…コストパフォーマンスの高いゴールドカードとして知られる「dカードGOLD」。
dカードGOLDを持っていれば、ドコモのケータイとドコモ光の利用代金1,000円ごとに100ポイントの還元(なんと10%!)を受けられます。これだけで年会費10,000円(税別)の元を取れる人も少なくありません。
旅行保険や空港ラウンジ、ケータイ補償など付帯サービスも充実しているので、ドコモユーザーなら持っておいて損はないスペックと言える一枚ですね。
dカードGOLDの満足度の理由(回答コメント)
満足度ランキング2位:楽天カード
| 年会費 | 初年度 | 無料 |
|---|---|---|
| 次年度以降 | 無料 | |
| 還元率 | 1.00%~3.00% | |
「よく使うカード」の回答数でダントツの一位だった楽天カードは、平均満足度でも2位という高い評価。
満足度の理由への回答では、やはり「ポイントが貯まりやすい」そして「ポイントを使いやすい」というコメントは共通して挙げられていました。
「年会費も無料で得しかしてない」といったコメントも、核心をついているのかもしれませんね。
公益財団法人日本生産性本部サービス産業生産性協議会が発表した「2018年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」で、楽天カードは堂々たる1位に。これで10年連続で顧客満足度ナンバーワンのクレジットカードということになります。
J.D.Power JAPAN社が第三者機関として調査し発表した「2018年日本クレジットカード顧客満足度調査」でも、楽天カードは3つ全ての部門で以下のような結果に。
- <年会費1万円以上>部門:1位
- <年会費1万円未満>部門:2位(1位はエポスカード)
- <年会費無料>部門:1位
楽天カードの満足度の理由(回答コメント)
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満足度ランキング3位:イオンゴールドカード
| 年会費 | 初年度 | 無料 |
|---|---|---|
| 次年度以降 | 無料 | |
| 還元率 | 0.50%~1.33% | |
「家族で毎週イオンモールに行くときにラウンジを使いたい」というニーズが意外と目立ちました。中にはわざわざそのために株主になる人も。
イオンゴールドカードはインビテーションが必要ですが、年会費無料でイオンラウンジが使えて、ポイントの優遇や割引、旅行保険なども充実しています。
若者世代にはなかなか発行の難易度が高いかもしれませんが、家庭を持っていてイオンによく買い物に行く方は「イオンカードセレクト」を育ててみるのもオススメですよ。
イオンゴールドカードの満足度の理由(回答コメント)
招待限定のイオンゴールドカードを持つには、まずはイオンカードセレクトなどで利用実績を積むのがオススメです。
ランキング4位~10位について
満足度ランキング4位~10位の各カードも、平均満足度が5点台のカードもある中で非常に高い評価となりました。
楽天カード(一般)は2位ですが、楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードもトップ10にランクインしています。やはり高いポイント還元率や豊富な付帯サービスなど、ハイクオリティで整っていることが満足度の高さに繋がっていると考えられます。
ビックカメラSuicaカードとビュー・スイカカード、二つのビューカードがランクインしていますが、コメントを見る限りでは「通勤者の強い味方」という評価が多いようです。
毎日電車で通勤する人にとって、やはりSuicaのオートチャージは強烈に便利ですよね。ポイントも貯まるのでオトクです。
他にはマイルを貯めている人に定評があるJAL普通カード、投票数2位のYahoo!JAPANカード、ステータスも高いJCBゴールドカードなどがトップ10入りしました。
平均満足度ランキングから読み取れる「クレジットカードの賢い選び方」
平均満足度のランキングでは、「クレジットカードが目指したライフスタイルを助長してくれている実感があるか否か」が重要なポイントになっている気がしました。
たとえば以下のようなものです。
- dカードGOLD:ドコモユーザーなので所持。「年会費の分を考えてもお得になっている」と感じている。
- 楽天カード:年会費無料なので損はない。ポイントを貯めて欲しいものに交換できた実感がある。
- イオンゴールド:年会費無料でオトク。家族でイオンラウンジを利用した際など「持っていて良かった」と感じる。
- ビューカード系:通勤でSuicaにチャージする手間がなくなり、気付いたらポイントも貯まっている利便性。
意外と「おすすめされたクレジットカードをなんとなく発行した」「入会キャンペーンを見て発行した」など、あまり吟味せずにクレジットカードを発行してしまう人も多いものです。
失敗しないクレジットカード選びの本質は「自分のライフスタイルをどうサポートしてくれるカードか?を明確にすること」にあると言えるでしょう。
人気ランキングや満足度ランキングで順位が高いからと安直に考えず、自分にどうマッチするクレジットカードなのかをしっかりと考えるのがオススメです。
データ分析でひも解く!世代別の人気クレジットカード
クレジットカードの特性はさまざまなものがあります。ライフスタイルも人それぞれ。
つまり、ある人にとっては非常に満足できるカードであっても、別のある人にとってはそうでもない…ということが往々にしてあります。
今回のアンケートでは、以下のように20代~60代の各年代ごとに投票率を計算しました。
- A.カード投票率(総合):カードの投票数÷全投票数
- B.カード投票率(年代別):年代のカード投票数÷年代の全投票数
- C.増加率:B÷A
そうすることで、以下のように「このカードはこの年代の所有率が高い」といった年代ごとの揺らぎが見えてきます。
増加率だけでもおおよその傾向は見えてきますが、投票数自体が少ない場合は増加率は大きく増減してしまいます。
そもそもの所有数(人気)も加味したいので、さらに増加率に年代別のカード投票数を掛けて「人気スコア」を割り出してみました。
このデータをもとに、各年代に人気があるおすすめクレジットカードを割り出してみましょう。
20代に人気が高いクレジットカードは?
| 20代の人気カード | 人気スコア | 増加率 | 投票率順位 (年代別) | 投票率順位 (全体) |
|---|---|---|---|---|
| 三井住友デビュープラス | 230.08 | 1917.32% | 2 | 37 |
| 楽天カード | 71.86 | 123.89% | 1 | 1 |
| 楽天ピンクカード | 36.78 | 919.55% | 13 | 41 |
| エポスゴールドカード | 36.05 | 514.95% | 8 | 22 |
| MUFGカードゴールド | 22.99 | 459.78% | 10 | 25 |
| エポスカード | 14.08 | 201.15% | 7 | 10 |
| セゾンカードインターナショナル | 11.77 | 147.13% | 5 | 6 |
| VIASOカード | 11.77 | 294.26% | 12 | 23 |
| JAL普通カード | 9.33 | 155.42% | 9 | 8 |
| JCB一般カード | 7.80 | 86.66% | 4 | 4 |
全体の投票数では37位だった三井住友デビュープラスですが、増加率(年代⇔全体の対比)は1917%。(絶対数が少ないのでふり幅が大きくなった感は否めませんが)
18~25歳専用のクレジットカードなので、ある意味当然と言えば当然の結果かもしれません。由緒ある三井住友クラシック、そしてゴールドを目指したい若者に定評あるカードですね。
全体41位、20代の投票率では13位の楽天ピンクカードは増加率919%で、人気スコアは3位になりました。
他の世代の所有率が低いほど増加率は高くなるので、エポスゴールドカードやMUFGカードゴールド、VIASOカード等はやはり特に20代に人気が高いクレジットカードと考えられそうですね。
20代で増加率が高かったその他のカード
人気スコアの数値では10位以内に入らなかったものの、下記のカードは20代で高い増加率がありました。
30代に人気が高いクレジットカードは?
| 30代の人気カード | 人気スコア | 増加率 | 投票率順位 (年代別) | 投票率順位 (全体) |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード | 197.75 | 114.97% | 1 | 1 |
| エポスカード | 60.79 | 233.81% | 4 | 10 |
| イオンカードセレクト | 33.43 | 98.33% | 2 | 3 |
| イオンゴールドカード | 27.63 | 115.10% | 6 | 5 |
| Yahoo!JAPANカード | 23.29 | 72.79% | 3 | 2 |
| JCB CARD EXTAGE | 23.02 | 575.52% | 29 | 44 |
| JAL普通カード | 20.75 | 129.70% | 7 | 8 |
| ルミネカード | 20.72 | 345.31% | 21 | 40 |
| JCB一般カード | 18.83 | 75.33% | 5 | 4 |
| エポスゴールドカード | 18.65 | 207.19% | 15 | 22 |
20代では投票率が低くランク外でしたが、全体で3位と5位のイオンカードセレクト、イオンゴールドカードがランクインしました。
20代はまだ一人暮らしの人が多くても、30代になると家庭を持って毎日スーパーに通って…という層も増えるため、そんなライフスタイルの人には重宝するクレジットカードだと考えられますね。
ルミネカードの増加率345%も特徴的な数値でした。全体での投票率は低いものの、やはりルミネ自体のターゲット層に合致している印象です。
ルミネエストのターゲットは18〜20代前半なのですが、その卒業生には20代後半がコアなルミネ2に来ていただき、さらにそこを卒業したら30代前半がコアなルミネ1に来ていただく、というふうにある程度包括的なMDをすでに提案できていました。
増加率は低めですが、総合順位の高いJCB一般カードやYahoo!JAPANカードもランクインしました。
全体では順位の低いJCB CARD EXTAGEも30代で高い増加率になっています。18歳以上29歳以下限定の学生向けカードで、発行5年後に自動的にJCB一般カードに切り替わります。
つまり学生か新社会人、20代の頃にJCB CARD EXTAGEを発行した30代の方が多いと考えられます。(現在はJCB一般カードに変わっている人もいる)
30代で増加率が高かったその他のカード
人気スコアの数値では10位以内に入らなかったものの、下記のカードは30代で高い増加率がありました。
40代に人気が高いクレジットカードは?
| 40代の人気カード | 人気スコア | 増加率 | 投票率順位 (年代別) | 投票率順位 (全体) |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード | 263.75 | 99.53% | 1 | 1 |
| イオンカードセレクト | 86.60 | 118.63% | 3 | 3 |
| Yahoo!JAPANカード | 69.99 | 94.59% | 2 | 2 |
| セゾンカードインターナショナル | 54.36 | 132.59% | 5 | 6 |
| JCB一般カード | 47.56 | 89.73% | 4 | 4 |
| イオンゴールドカード | 31.15 | 91.62% | 6 | 5 |
| 三井住友クラシックカード | 29.72 | 118.89% | 8 | 9 |
| dカードGOLD | 27.10 | 100.36% | 7 | 7 |
| リクルートカード | 23.96 | 140.96% | 11 | 17 |
| VIASOカード | 21.86 | 168.16% | 17 | 23 |
割と順当に投票率ランキングどおりに並んだ印象はありますが、20代や30代の年代別では増加率が低かった「Yahoo!JAPANカード」、「三井住友クラシックカード」の増加率が上がっています。
特に三井住友クラシックカードは歴史が古いカードで、ミドルエイジの中での知名度や信頼感はかなりのものがあるという印象ですね。
40代で増加率が高かったその他のカード
人気スコアの数値では10位以内に入らなかったものの、下記のカードは40代で高い増加率がありました。
そもそもの所有者が少ないため人気ランキングには入りませんでしたが、ステータスカードの代表格ともいえる「American Express」系のカードは40代、60代に人気があるカードと言えそうです。(50代ではなぜか少なめでした)
50代に人気が高いクレジットカードは?
| 50代の人気カード | 人気スコア | 増加率 | 投票率順位 (年代別) | 投票率順位 (全体) |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード | 237.31 | 94.92% | 1 | 1 |
| Yahoo!JAPANカード | 107.00 | 117.58% | 2 | 2 |
| JCB一般カード | 79.14 | 116.39% | 3 | 4 |
| イオンカードセレクト | 53.37 | 93.64% | 7 | 3 |
| イオンゴールドカード | 43.59 | 108.97% | 4 | 5 |
| セゾンカードインターナショナル | 35.60 | 107.88% | 6 | 6 |
| 三井住友クラシックカード | 35.05 | 129.80% | 7 | 9 |
| 三井住友ゴールドカード | 32.47 | 135.27% | 9 | 11 |
| 楽天プレミアムカード | 24.08 | 126.76% | 10 | 12 |
| dカードGOLD | 23.49 | 93.94% | 8 | 7 |
50代では40代と同様に増加率の振れ幅が落ち着いていて、それなりに順当な内容になりました。
三井住友クラシックカード、三井住友ゴールドカードは全世代で最も投票率が多く、両方ともランクインする結果に。
また、20代~40代では増加率70%代だった楽天プレミアムカードは50代では120%越えと高い数値になりました。
50代で増加率が高かったその他のカード
人気スコアの数値では10位以内に入らなかったものの、下記のカードは50代で高い増加率がありました。
比較的新しいカードですが、Amazon MasterCardゴールドの利用者も増えているかもしれません。
Amazonでお得なクレジットカードは下記記事にまとめました。
60代に人気が高いクレジットカードは?
| 60代の人気カード | 人気スコア | 増加率 | 投票率順位 (年代別) | 投票率順位 (全体) |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード | 99.71 | 85.95% | 1 | 1 |
| Yahoo!JAPANカード | 55.70 | 118.52% | 2 | 2 |
| JCB一般カード | 43.29 | 120.25% | 3 | 4 |
| ビュー・スイカカード | 37.63 | 221.34% | 7 | 13 |
| イオンカードセレクト | 25.13 | 89.77% | 4 | 3 |
| dカードGOLD | 21.19 | 124.66% | 6 | 7 |
| イオンゴールドカード | 19.19 | 101.01% | 5 | 5 |
| JAL普通カード | 17.61 | 125.80% | 8 | 8 |
| 楽天プレミアムカード | 15.75 | 143.22% | 10 | 12 |
| MUFGカードゴールド | 15.63 | 223.29% | 17 | 25 |
全体の投票率ランキングでは13位のビュー・スイカカードは、増加率221%とかなり目立っています。電車通勤歴が長い方々も多いためか、定評があるようですね。
楽天カードは全世代で最も増加率が低いものの85%なので、学生でも作りやすいイメージなどを鑑みれば「世代を問わず選ばれているクレジットカード」と考えられそうです。
上位カードである「楽天プレミアムカード」は、全世代で60代が最も増加率が高い結果になりました。
楽天カードはVISA/JCB/MasterCardを選べるカードでしたが、2018年9月にはついにアメックスブランドも登場し、ますます守備範囲の広いクレジットカードになりそうですね。
実施したクレジットカードに関するアンケート調査の内容
2018年6月、クレマイは定量調査会社を通じてインターネットのアンケートサイト等を利用し、2,000名以上の方にクレジットカードの利用動向を調査するアンケートを実施しました。
利用したアンケートサイトの特性か(あるいはクレジットカードというものの特性か)、回答者の年齢層は比較的高めとなりました。
40代と50代が最も多く合わせると6割以上を占め、30代と60代が約15%強ずつ、20代はわずか5%程度となりました。
約半数が会社員、専業主婦が約15%、公務員とパート・アルバイトが約8%ずつ、自営業とその他、経営者・役員が5%前後。そして自由業が2.4%と学生が1%となります。
学生の回答数はもう少し欲しかったかな…と思いますが、それ以外は概ね期待どおりのバランスと言えそうです。
クレジットカードに関するアンケートの実施内容
| アンケート調査方法 | インターネットによる定量調査(20歳以上の不特定多数が回答可能な方法による) |
|---|---|
| アンケート実施期間 | 2018年6月1日~2018年6月7日 |
| 回答者数 | 2,226名 |
| 有効回答数(カード数) | 3,292件 |
| 設問内容 |
(☆…複数のカードを選択した場合はそれぞれ回答) |
| 回答者情報 | 性別/年齢/職業(選択形式)/年収(選択形式) |
- アンケートの最初で選択してもらったクレジットカードは、実施当時クレマイに掲載していたカードのみとなります。(約70種類)
- クレジットカードは選択形式のため、たとえば複数枚所有している場合に、選択肢の上の方にあるものだけを選んでしまった人がいた可能性も考えられます。(ちなみに予め多そうと予測できた楽天カード等は中ほどに設置しました)
- まとめたデータの「割合」は回答者数ではなく、回答数に対して計算したものになります。(つまり選ばれたカードの件数です)
まとめ
いかがでしたか?今回は2,000人以上にアンケートを実施した結果を元に、投票率ランキングや満足度ランキング、世代ごとに人気が高いクレジットカードをまとめました。
政府主導でのキャッシュレス化も促進される中、必ず持っておきたいクレジットカード。
最後にもう一度、クレジットカード人気ランキング(総合)のトップ10をおさらいしておきましょう。
高い人気には相応の理由があるものですが、万人にとって最強のクレジットカードは存在しません。
なぜ、どんな人に人気があるんだろう?ということを考え、ランキングのカードはあくまで「候補」にしましょう。
自分のライフスタイルに根付き、生活をアップグレードさせてくれるクレジットカードを選ぶのがオススメです。