【サッカー】西沢、清水に“復帰” 筑波大J内定選手が抱負2018年12月27日 紙面から
筑波大は26日、茨城県つくば市の同大で、蹴球部のJクラブ内定者記者会見を開催した。“古巣”の清水に復帰するMF西沢健太(4年・清水ユース)、そろってJ2徳島入りするMF鈴木徳真(同・前橋育英)とDF鈴木大誠(同・星稜)、J2岐阜入りするMF会津雄生(同・柏U-18)がそれぞれ抱負、意気込みを語った。 清水のジュニアユースとユースに所属し、大学を経てトップチームに“復帰”するのは、西沢が初めて。「すごくうれしいですが、僕の結果次第で、この先ユースから大学へ行く選手の評価にもかかわることなので、責任を感じています。そのプレッシャーもパワーに変えたいと思います」。筑波で攻撃のタクトを振ってきたMFは、きっぱりと言った。 その清水には、ユースで同期だった日本代表の北川がいる。「先を行かれているので、いつか追い越せる選手になりたいです。あいつの化け物さは分かっています。一緒にプレーするのは楽しみで、僕も成長した姿を見せられればと思います」。まずは目標の開幕スタメンの座をつかみたいところだ。 そして、筑波大OBで仲のいい磐田FW中野誠也(23)との対決も心待ちにする。「中野さんの背中を追って筑波に来ました。(中野の卒業時)今住んでいる家も、家具も譲っていただきました。静岡ダービーで、磐田を負かし、僕が中野さんを慰められたら、と思います」。縁の深い静岡で、筑波の背番号10がプロの第一歩を踏み出す。 (関陽一郎) ◆運命…ともに徳島 鈴木大&鈴木徳鈴木大と鈴木徳はそろって徳島へ。高3時の全国高校選手権で、鈴木大は優勝した星稜高の、鈴木徳は準優勝した前橋育英高のそれぞれ主将で、大学に続き、プロ最初のクラブが一緒となった。「大学も徳島も決めるにあたり、互いに話したことはないです。話したことがないからこそ、運命というと大きすぎますが、徳真は人生の刺激になる大きな存在だと思います」と鈴木大。一方、2013年U-17W杯の日本代表で、東京五輪世代の鈴木徳は「(代表の)チャンスをつかみにいくしかありません。五輪でメダルを取りたいです」と、意気込んだ。
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