DeNAのアレックス・ラミレス監督(44)が来季は捕手2人制で臨む構想を明かした。「3人(ベンチに)入れるメリットもあるけど、基本は2人でいきたい。他の内外野の選手を代走や代打として入れられる」。捕手を途中交代させづらくはなるが、攻撃全般で選手起用の幅を広げることを優先する。
今季は昨季途中から出番を増やした嶺井が91試合で最多。7月にオリックスからトレード移籍してきた伊藤は47試合に出場した。一方、昨季まで2年連続100試合以上出場の戸柱は25試合と出番が激減。来季も3人が1軍枠と先発マスクを争うことになりそうだ。
出場選手登録数が1枠増える分は今のところ投手に充てる予定。野手の枠は今季と変わらない。「1軍キャンプは捕手3人」とも話す指揮官は春季キャンプから激しい競争を促し、シーズン前に1人をふるい落とす方針だ。 (小林孝一郎)