| (1)位置・地勢について | | | かほく市は、石川県のほぼ中央に位置し、県都金沢市の約20~25km圏内にあります。西に風光明媚な日本海を望み、北は宝達志水町、東は津幡町に、南は内灘町に接しています。 地勢については、東から西に向かい、山地、丘陵地、段丘地、沖積低地、海岸砂丘地で形成されており、北部では大海川が日本海に、南部では宇ノ気川が河北潟に注いでいます。また、これらの地形と一体となった緑豊かな自然環境を有しています。 | | (2)面積 | | | かほく市は、東西約9km、南北は最長約12.9kmで、64.44km2の面積を有しており、民有地の約53%が農地、約25%が山林原野、約18%が宅地となっています。 | | (3)人口と世帯数 | | | 平成22年の国勢調査によると、市の総人口は34,651人、世帯数は11,084世帯、1世帯当たりの人口は3.13人となっています。10年間の推移を見ると、人口は、ほぼ横ばい、世帯数は増加傾向を示しています。このことから、1世帯当たりの人口は減少しており、核家族化の進行がうかがえます。また、老年人口比率や年少人口比率の推移を見ても、少子高齢化が進行していることがわかります。 | | | | | | かほく市における人口等の推移 (単位:人、世帯) | 平成2年 | 平成7年 | 平成12年 | 平成17年 | 平成22年 | 総人口 | 34,207 | 34,722 | 34,670 | 34,847 | 34,651 | 年少人口(0~14歳) | 17.7% | 15.9% | 15.7% | 15.4% | 14.7% | 生産年齢人口(15~64歳) | 67.8% | 67.4% | 65.4% | 63.5% | 60.9% | 老年人口(65歳以上) | 14.5% | 16.7% | 18.8% | 21.1% | 24.4% | 世帯数 | 8,642 | 9,218 | 9,820 | 10,536 | 11,084 | 世帯数1世帯あたり人口 | 3.96 | 3.77 | 3.53 | 3.31 | 3.13 | ※年齢不詳は含まない。資料:「国勢調査」 | | (4)産業構造 | | | かほく市では、第一次、第二次産業の就業率が年々低下し、就業人口は第三次産業へと移行しつつあります。第一次産業では、就業者の高齢化、後継者不足といった問題を抱えています。第二次産業では、繊維産業が主要産業となっていますが、小規模な事業所が多く厳しい経営状況にあります。また、第三次産業では、商業の年間販売額が年々減少傾向にあり、大店舗の進出や生活圏の拡大に伴う、地域外への購買者の流出がうかがえます。 | | | | | | 市における産業別就業人口の推移 (単位:人) | 平成2年 | 平成7年 | 平成12年 | 平成17年 | 平成22年 | 就業者総数 | 18,530 | 19,381 | 18,673 | 17,958 | 17,557 | 第一次産業 | 723(4%) | 657(3%) | 491(3%) | 450(3%) | 405(2%) | 第二次産業 | 9,660(52%) | 9,639(50%) | 8,818(47%) | 7,564(42%) | 6,419(38%) | 第三次産業 | 8,126(44%) | 9,076(47%) | 9,330(50%) | 9,859(55%) | 10,097(60%) | ※就業者総数には分類不能の業種を含む。資料:「国勢調査」 | | (5)交通 | | | かほく市は、県都金沢市の約20~25km圏内にあり、南北を縦貫するJR七尾線により、金沢市と約30分で結ばれています。 幹線道路は南北方向にのと里山海道、国道159号が走っており、国道471号により富山県方面へも接続しています。また、河北地域の新しい交通基盤として、月浦白尾IC連絡道路が平成16年に完成し、さらに河北縦断道路の建設も進められています。 | |