さらにダメ押しとばかりに、安藤サクラの両親である奥田瑛二、安藤和津とともに高知のよさこい祭りに参加したときの写真を披露する。このとき安藤サクラはいなかったが、満島は安藤家と家族ぐるみで仲良しのようだ。
そしてトークが進むと、大吉は満島の事務所独立について切り出した。これに満島は「思い切ってますよね」とあっけらかんと笑顔を見せ、現在はマネージャーをおかず、出演交渉や事務作業まですべてを「お手伝いしてもらうこともありますが、ほとんど一人でやっています」と明かした。『あさイチ』への出演も、満島本人が交渉や打ち合わせをしたという。
これに対し、大吉が「番組の流れが事前に全部分かっちゃうから、ドッキリは仕掛けられなくなっちゃいましたね」とからかうと、満島は笑いながら「でも気がつくと、20何年会社にいて……。(略)自分と、もうちょっと向き合いたいと思って」と独立の経緯を説明する。
「忙しくなると、周りの人に我慢が重なって、語気が荒くなったり。それが自分で気になって、自分でやって(周りの人に)感謝するほうがいいなって思ったら……マスコミさんにいっぱい書かれました」と一転、苦笑いを見せた。
満島は、マスコミに“いっぱい書かれた”ことについて「信じないで下さい~」と笑顔で訴えつつ、「普通に生きてるし、ちゃんと(仕事の)お返事も返してるし、(安藤)サクラちゃんとも仲良し!」と断言。前述した週刊誌報道をすべて否定する勢いだ。満島はつとめて明るく振舞っていたが、あることないことを書き立てるマスコミに対して鬱憤が溜まっていたことは明らかだろう。
最近は少しずつ週刊誌報道に言及する女優も増えているが、大方のタレントは表立って反論することができない。所属する芸能事務所の他のタレントにも迷惑がかかったり、スポンサーに不評だったり、そもそも事務所とマスコミが持ちつ持たれつで情報をリークしたりしているからだろう。これが業界のルールだ。
マスコミは、業界の慣習に従わずフリーに転向した満島を快く思っていないのだろう。あるいはここにも大手事務所による芸能界のパワーゲームが反映されている可能性もある。火のないところに煙を立たせることも、造作もない。
が、それこそ満島はフリーゆえ、発言にも自由がある。あるいは番組の打ち合わせの段階から、公共の電波を使ってしっかりと意思表示することを織り込んでいたとも考えられる。いまの満島は、自分の身の振り方を自分で決められる立場にあるのだから。
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