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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]ホープフルS 重賞3連勝へ、ニシノデイジー加速

2018年12月26日 紙面から

勝浦を背に、ウッドチップコースでアナザートゥルースと併せて追われるニシノデイジー(手前)=美浦で

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 「第35回ホープフルS」(GI・28日・中山・芝2000メートル)の出走予定馬が東西トレセンで追われた。重賞2勝馬ニシノデイジーはWで併せ馬をして同入。軽めだったが、しっかりした脚どりが目についた。ブレイキングドーンは栗東坂路でしまい重点にいい動きを披露し、仕上がりの良さをアピールした。26日に枠順が確定、27日にほかの中山、阪神の特別レースを含めた計9レースが前日発売(一部ウインズ、J-PLACE、A-PAT、プッシュホン投票を除く)される。

 重賞3連勝を狙うニシノデイジーは勝浦がまたがり、美浦坂路でウォーミングアップをしてからWで追われた。僚馬アナザートゥルース(4歳1600万)を5馬身ほど先行させて、ゆったりとした走りから徐々にスピードを上げていく。直線では内から馬体を併せて、最後までしっかりとした脚どりで同入した。5F70秒3-39秒7-13秒0とタイムは目立たないものの、キビキビとしたフットワークからは好調さが十分に伝わってきた。

 動きを見届けた高木師は「タイムも予定通り。順調にきていますね。これといった武器はないが、平均的なレベルが高い。楽しみです」と、2016年チャンピオンズC以来となるJRA・GI勝利へ手応え十分の表情だ。

 デビューから3戦は北海道での滞在競馬。初の輸送競馬となった前走の東スポ杯2歳Sは、未経験の左回りでも芝1800メートルの持ち時計を3秒1も縮めて勝利。「実戦の経験を積んで、競馬が上手になってきた」とトレーナーも確かな進化ぶりを認める。

 コンビを組む勝浦も、その底知れない能力を高く評価する。「新馬戦、未勝利戦の時よりも、重賞の方がいい競馬をしてくれている。前走も力を測ろうとしていたが、それでも結果を出してくれた。今回は距離が延びて、さらにこの馬の良さが出ると思う」と全幅の信頼を寄せる。

 有馬記念を制したブラストワンピースと同じハービンジャー産駒。「タフな競馬になってくれれば、チャンスはあると思う。頑張ります」と鞍上は2007年朝日杯FS以来のGI制覇へ力を込めた。 (美浦取材班)

 

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