ボクシングのトリプル世界戦(30日、東京・大田区総合体育館)で、日本人王者に挑戦する2選手が25日、東京都内で練習を公開した。WBCライトフライ級王者・拳四朗(26)=BMB=に挑む同級7位のサウル・フアレス(28)=メキシコ=はミット打ちで高速回転のコンビネーションを見せた。
フアレスは大のアニメ好き。「一番は小さなころから見ていたドラゴンボール。日本に来られてうれしい。一番好きなキャラクターはベジータ(主人公・孫悟空のライバルで仲間)さ」と、頬を紅潮させた。
拳四朗の名は、ジムを率いる父・寺地永会長が、人気漫画「北斗の拳」から命名したもの。フアレスは「北斗の拳も、王者の名前の由来も知ってる。けど、ケンシロウよりベジータの方が強い」と、スーパーサイヤ人ポーズで勝利を宣言した。 (藤本敏和)