西武の高木勇人投手(29)が25日、巨人から加入する内海哲也投手(36)との共闘を誓った。自身と同じく巨人からFAの人的補償で加入した先輩左腕とともにリーグ連覇貢献を狙う。
「内海さんは尊敬する先輩。同じチームでやれるのは楽しみだし、できるだけ一緒に(1軍に)いたい」。巨人にFA移籍した野上の人的補償で入団した自身に続き、思わぬ形で同僚となった先輩への思いを明かした。
移籍1年目の今季は1勝2敗、防御率8・69にとどまり、12月は斉藤大とともにオーストラリアでのウインターリーグに参加。期間中は100キロ台前半のカーブに磨きをかけたという。「見逃しでストライクも奪えたし、真っすぐ、シュートも生きる。オージーカーブですね」。自ら命名した新球で投球の幅を広げる狙いだ。
契約更改交渉では470万円ダウンの年俸3230万円でサイン。オーストラリアから帰国直後とあって「ボールを握る前に髪を切りたい」と笑わせた。内海とともに1軍で活躍すれば、課題の投手陣に厚みが増す。 (松田達也)