10〜30代の3割「自身が歩きスマホを行い、他人の歩きスマホも気にならない」
社会的にも問題視されている「歩きスマホ」ですが、10〜30代の約3割は「自身が歩きスマホを行い、他人の歩きスマホも気にならない」と回答したことが、NTTドコモ モバイル社会研究所の調査結果によってわかりました。
約半数は歩きスマホを行い、3分の2は他人の歩きスマホが気になる
NTTドコモ モバイル社会研究所は2018年3月、全国の15〜79歳の男女6,000人を対象に、歩きスマホに関する調査を実施しました。
最初に、スマートフォンを所有する4,422人に「歩きスマホを行っているか」を聞いたところ、約半数が「行っている」と回答しました。
次に「他人の歩きスマホが気になるか」を聞いたところ、「気になる」「多少気になる」と回答した人は約70%に上り、3人に2人が他人の歩きスマホを気にしているようです。
10〜30代の約3割は歩きスマホに抵抗なし、年齢層が上がるにつれて嫌悪感に
NTTドコモ モバイル社会研究所は、上記の結果を元にクロス集計を実施し、4つのグループ「お互い様」「ジレンマ」「無関心」「嫌悪感」にグループ分けをしました。
自身が歩きスマホを行い、他人の歩きスマホも気にならない「お互い様」は20%、自身は歩きスマホを行わず、他人の歩きスマホが気になる「嫌悪感」は34%となっています。
一方、このグループを年齢別に分けた結果が以下のとおりです。
10〜30代の30%は歩きスマホを気にしない「お互い様」ですが、年齢層が上がるにつれて「お互い様」よりも「嫌悪感」が増えていることがわかります。
海外では歩きスマホによる罰則も
日本では歩きスマホによる罰則はいまのところありませんが、ハワイ州ホノルルでは2017年7月に「歩きスマホ禁止法案」が可決され、同年10月より施行されています。
ホノルル州では2017年10月25日以降、道路を横断する際にスマホやタブレットを使用すると、15ドルから99ドル(約1,700円〜1万円)の罰金が課せられます。
Source:NTTドコモ モバイル社会研究所
Photo:photo AC-はむぱん
(kotobaya)