競泳女子の池江璃花子(18)=ルネサンス=が24日、高地合宿を行っていた米アリゾナ州フラッグスタッフから成田空港に帰国し、「本当に55秒台が出るという練習を積めた」と、本職の女子100メートルバタフライで世界で2人しか出していない55秒台突入への手応えを口にした。池江は「いい練習ができた、濃い3週間だった。自信を持って帰ってくることができた」と合宿を振り返り、「日本選手権では55秒台を出しておきたい」と、来年4月の世界選手権で自身の持つ日本記録56秒08の更新を見据えた。
アジア大会6冠、パンパシフィック選手権金メダルなどの2018年だったが「ここはたぶんスタート段階。このいい経験を来年以降につなげたい。19年は世界選手権(7月・光州=韓国)があるので、100メートルバタフライでメダルを取って20年(東京五輪)につなげ、いい色のメダルを取りたい」と、来年へ気持ちを新たにしていた。 (川村庸介)