小泉進次郎議員が西武・秋山の米挑戦を猛プッシュ

　順調なら来季海外ＦＡ権を取得する西武の秋山翔吾外野手（３０）が２４日、政界のプリンスから大リーグ挑戦へ背中を押された。出身地の神奈川県横須賀市で野球教室を開催。地元選出の小泉進次郎衆院議員（３７）も４年連続で登場した。

　今年の契約更改では球団からの複数年提示を固辞し、単年契約で来季に向かう秋山。大きな挑戦を視野に入れる地元の後輩を、小泉議員は子どもたちの前で「もしかしたらメジャーというね。これ言っちゃいけなかったかな。もしもメジャーにいったら横須賀から初のメジャーリーガーになる」と激励した。これには秋山も苦笑いだ。

　小泉議員との恒例の真剣勝負では、秋山が右中間に特大弾。赤いジャージー姿だった小泉議員は「大谷対秋山というのがいつかは見られるかもしれない。今日は大谷からホームランを打って、赤いユニホームにも相性がいい」と、自身のいでたちと大谷が所属するエンゼルスカラーもかけて、背中を押した。

　小泉議員は「楽しく野球をしている姿を見たい。それがメジャーなのか（日本の）プロ野球なのか分からないけど、どこでも活躍できると思う」とエール。秋山は最短、再来年のメジャー挑戦について「可能性がゼロじゃないという言葉にしかならない。その気持ちがなかったら（複数年を）受けていた」と話すにとどめた。横須賀のクリスマスイブを彩った２人の共演は、夢をさらに大きく膨らませた。