2018年12月25日
民事裁判の負けのご連絡
辛淑玉氏に訴えられたことについてご説明しましたが、裁判は55万円の負けとなりました。非常に遺憾です。
裁判所は機械的に名誉毀損の要件にあてはめるのみ。相手側の差別、ヘイトの主張は採用しなかったものの、最近の判例で検討される周辺諸事情や、辛による沖縄独立や、暴力活動については、ほとんど考慮していません。
本人訴訟でした。それで大丈夫な案件と思いましたが負けてしまったのは残念です。
上告を含めて検討します。
2018年12月22日
政治活動家辛淑玉氏による石井孝明へのスラップ訴訟のご説明
司法記者クラブの皆さま
ishii.takaaki1@gmail.com
皆さまの日々の報道活動に、一市民として敬意を抱き、感謝申しあげます。
私はフリーの記者として活動しております、石井孝明と申します。
12月25日午後1時10分に地裁441号法廷で、地裁45部により、政治活動家の辛淑玉が私を名誉毀損で訴えた裁判の判決があります。このご説明を事前に書面で手短に送らせていただきます。
私人間トラブルでニュース価値がある裁判とは思えません。しかし相手方は3月に私を訴えたとき、司法記者クラブで会見を行っており、ゆがんだ情報を流し、自らの奇妙な政治運動のためにメディアの利用を意図し、PR活動を行っております。正確な情報提供が必要と思い、ご連絡を差し上げます。
また判決後は、会見という大袈裟なものではなく、簡単なコメントを2時ぐらいに、幹事社様を通じて残させていただきます。そのとき、記者クラブに参ります。
ご多忙の中で資料を送り恐縮ですが、ご参考にしていただければ幸いです。よろしくお願い申しあげます。
(事件概要)
ツイッターで2016年、17年に書き込んだ被告石井の辛への論評11本について、辛氏が名誉毀損、差別だと主張し、賠償550万円を求めた事件です。3月の提訴から1年半以上前の書き込みが大半です。私は沖縄の基地問題を取材し、沖縄県民の皆様が辛氏の言行に激怒している話を聞き、ツイッターで発言しました。
辛氏は、沖縄の基地問題をめぐり沖縄独立を主張し、日本が沖縄を差別したと誹謗しました(資料1、琉球新報記事)。
さらに16年に沖縄県の高江のヘリパッド建設において、反対運動で逮捕された人物に資金を援助し、講演で暴力を扇動。「若者は死ね」「年寄りは捕まれ」「何をしてもいい」(資料2)と主張しました。実際に、その人々が基地反対運動で暴力行為を行い、逮捕されています。入れ墨を背負い、やくざと自称する人が辛氏の運営するのりこえねっとの集会で講演し、支援活動に感謝をしていました。(資料2)
この行為はネットで「辛淑玉 テロリスト」と検索するとグーグルで12万件以上ヒットするほど、多くの人に、大変な批判を集めています。 この辛氏の言行を石井は批判したところ、訴訟提起前の1年半前の文章などを探しだし、人種差別などと訴えてきました。
訴えたうち2つを例に示すと、以下のようにいいがかりとしか思えないものです。
1・(資料)#こんなスリーパーセルはダメだ というツイッターの大喜利(気の利いたことを述べる集まり)で、辛の沖縄独立を求める異様な主張に風刺を込めた論評をし、資料1の記事を広げようとしました。辛は、スリーパーセルという虚偽事実を拡散したと先方は主張。当然石井にそんな意図はなく、通常の認識ではそのように読み取れない、差別の意図もないと主張しています。 読者の反応はすべて、添付した新聞記事の主張をおそろしいとするもので、スリーパーセルなどと認識した人はいませんでした。
2・(資料)琉球新報の批判をしたところ、テロを煽られ身の危険を感じたと辛氏は主張。文章は明確に否定の書き込みをしていて違法性はない、差別の意図もないと主張しています。これは2016年当時の欧州の極右の活動の論評の中での表現で、日本の言論の異様性を、新聞記事を例に示したにすぎません。ちなみに国語事典で「焼き討ち」とは「比叡焼き討ち」などものに対するものですが、この場合は個人を指すと奇妙な独自解釈を辛は主張しています。当然私にその意図はありません。
その他の書き込みでは、石井は、1法益侵害はない、2辛氏の異様な発言が原因である、3差別の意図はない、4辛は、東京新聞の長谷川記者や、DHCテレビを訴えるなど訴訟を濫用し言論の自由を脅かしスラップ訴訟である、5石井は沖縄を外国勢力から守る公益性のために発言を行い、発言は事実に基づいている、と指摘しています。
この人物の一連の行為と外国との関係について、山田宏参議院議員が国会で17年3月に質問をしたところ、公安調査庁次長は組織や個人を特定しなかったものの、沖縄での反基地運動について「関心を持ち、見ている」という答弁をしています。
辛氏は資料2については沖縄での違法行為を「励ます発言だ」などと異様な主張をしました。また数百万円を使っていると思われる、沖縄の活動での資金源、訴訟濫用の費用の出所を明らかにしませんでした。
また辛氏の裁判の意図は、人権侵害の救済ではなく、自らの批判者への威嚇と推定され、言論の自由、メディアの皆さまの仕事を脅かすものと考えます。 (了)
のりこえねっと(辛氏の運営する団体)ないちゃー大作戦!全員集合!の辛の暴力をあおる発言の文字興し(41分10秒から)
https://www.youtube.com/watch?v=xFoNoGtJq1E
(注・公道における私的検問による交通妨害を煽った部分。公安調査庁によると、極左暴力集団が車両通行妨害を行っている。その協力を辛氏は主張)
なぜならば現場の人が足りないからです。現場で彼ら2人が二十何台も止めた、それでも1日止められるのが15分。でもあと3人いったら16分止められるかもしれないんです、もう1人行ったら20分止められるかもしれないんです。だから送りたいんです。
(注・暴力行為を煽動し、資金を提供し、死んだり警察に捕まったりして、刑務所に収監され法秩序を壊すことを奨励した部分)
そして、私たちは私もねぇ、これからはっきりいいます、一生懸命これから稼ぎます。なぜなら私もう体力ない。あと若い子には死んでもらう。若い子にはお国のために頑張ってもらうって稲田も言ってるんですから、稲田が言うなら私も言おうじゃないかって。それからじいさん、ばぁさんたちは向こうに行ったらただ座って止まって、なにしろ嫌がらせをして、みんなつかまって下さい。でね、70以上がみんな捕まったら刑務所もう入れませんから、若い子が次頑張ってくれますので。
(注・基地反対活動家山城博治氏を殺すという異様な発言)
何しろ山城博治はもうボロボロです。申し訳ないけどね、山城博治に言いました、ね、病気で死ぬな、米兵に殺されるな、日本の警察に殺されるな、おまえが死ぬときは私が殺してやるって言いました。彼は今あそこにいるだけでいい。
(注・在日朝鮮人、在日韓国人が大量に高江に送り込まれていることを認めた部分)
ネトウヨなんかがね、朝鮮人たちがよく現場に行っているとか、あそこは朝鮮人が仕切っているとか書いてありますよね。そりゃそうだわって。あたしもそう。今回捕まった?(聞き取り不可)もそう。それから広瀬さんのそばにいる在日の人もそう。行ってますよ。
おそらく日本のね、1億何千万の比率に対して60万の朝鮮人の比率から言ったらですね、在日の数はたぶん比率としては高いと思う。
(注・沖縄県民が人間として扱われたことがないなど、県民と日本を中傷する部分)
人間として蝕まれて、そしてですね、どこまでやってもいつまでやっても憲法番外地で、そして何をやってもね、何をやっても日本人にすらなれない。領土としての日本だったかもしれない、だけども、そこで、ウチナンチューが沖縄人がですね、日本人として対等に扱われたことなんて一度もない。人間として扱われたことも一度もないんです。でね、その胸の痛みが分かるから。
(注・在日朝鮮人による違法行為を容認し、資金支援していることを認めた部分)
そして、私たちは一票ない。一票ない人間が何ができるのかっていえば、口でやるか、そしてもしくは一生懸命稼いで金送るか、もしくは現場に行ってね、体を張るかですよ。 だから現場に行ってね、何人も在日に会います、お互いにあってもねぇ「おーっ朝鮮人」とかってやりません。やらないんですよね。普通だったら私なんかすぐハグとかやっちゃたりして勝手にセクハラか何かやってるんですけども。そうじゃなくて、みんな体張って、「おまえも来たか」「お前も来たか」ってね。(中略)
(注・航空の安全を風船などで妨害することの奨励)
高江では今度から向こうはヘリコプターで物資を運ぶって言ってるわけですよ。ヘリコプターを使ってやってくる。じゃあ次何するのかってみんなで風船飛ばそうとかね、いろいろ考えられるじゃないですか。グライダー飛ばしたり、何してもいいんです。(以下略)
(資料2追加)辛氏らの支援に感謝を示した人物が、インターネット上に掲載していた写真
2018年12月18日
私に起こされたスラップ訴訟の判決が12月25日に出ます
この原稿は18年12月18日のものです。
相手の主張がスカスカで異様で、弁護士の指導による本人訴訟にしました。
十分反論できたと思います。
経緯説明記事
http://blog.livedoor.jp/ishiitakaaki3/archives/8254674.html
こちらは辛の沖縄の暴力扇動行為を批判したもので、差別の意図はないことを主張しました。
相手は暴力扇動を、「励まし行為だ」などという異様な主張をしていました。
また、政治活動のなぞの資金源について、明かしませんでした。
先方は2人の弁護士で100万円近く訴訟にかけたもようですが、こちらは本人訴訟で、それほどかかりませんでした。
お金の面では「勝ち」です。また専門書を5冊ほど読み論証をしました。時間と手間はかかりましたが、記者として書くことを仕事にしているため、大量の反論はできました。
また、この訴訟で資金提供のお申し出を40件以上いただき感謝申し上げます。
ただし、上記の事情で、自己資金で対応します。
司法記者クラブに判決後コメントを出しますが、必要ならご一報ください。
ishii.takaaki1★gmail.com
★を@マークに
相手の裁判での主張は2年以上前のコメントを曲解する異様なものでした。 おそらく大変な批判を集めたので、見せしめのために私を攻撃したのでしょう。この辛は外国人でありながら暴動や沖縄独立を主張しています。このことが異常と思われないなら、日本社会が病んでいると思います。
米国人記者と懇談した際に、「なんでイシイさんが個人で戦うのか、米国なら外国人がテロFBIが取り調べる」と言われました。
皆様もおかしな人がネットでうようよしていますので、お気をつけてください。