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【ドラニュース】

吉見、紅白戦免除 “特権”に決意!1年間ローテ守る!!

2018年12月25日 紙面から

キャッチボールで調整する吉見=中日ドラゴンズ屋内練習場で(高岡辰伍撮影)

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 中日・吉見一起投手(34)が24日、ナゴヤ球場での自主トレを打ち上げた。来春のキャンプ序盤に行われる予定の紅白戦(2月3、4日)では、山井らとともに登板を免除される方針。ベテラン右腕はあくまで2019年シーズンに照準を合わせ、1年間、ローテーションを守る決意をにじませた。

 ベテランの“特権”にあぐらをかくことはない。吉見は臨戦過程を重視しながら、2019年のシーズンを見据えた。「過程を飛ばさずに一つずつクリアして実戦に臨みたい。オープン戦で自分の投球をできる状態にもっていって、開幕からローテーションを守っていければ」

 与田監督が打ち出した2月3、4日の紅白戦。キャンプ序盤に新首脳陣にアピールできる場だが、この試合で吉見がマウンドに上がることはなさそうだ。現時点ではリハビリ組を除くと、祖父江以上の年齢の投手(山井、松坂、吉見、谷元)は登板しない見通し。裏を返せば、ベテランには調整をそれぞれに任せるということだ。

 そんな“特権”は吉見にとって願ったりかなったりだ。今年の春季キャンプでは、投手陣は横一線でスタート。実績十分の吉見とはいえ、キャンプイン2日目から打撃投手を務めるハイペース調整を余儀なくされ、実戦で結果が出ずに開幕ローテから外れた。最終的にはローテの一角としてチーム2位の125イニング2/3を投げ5勝をマーク。とはいえ、吉見にとって開幕に照準を定めて逆算する調整法が、よりスムーズなのは確かだろう。

 すでにその下地は作りつつある。10月こそ1週間のファスティング(断食)などで「野球をしない期間をつくった」が12月に入り本格始動。大阪を拠点に走り込みと股関節周りのトレーニングを重点的に行う。「“足で投げる”ということは変わらず継続していきます。オフは主に下(半身)を鍛えて、2月1日にはブルペンに入れる準備をしていくつもり。けがだけはしないように」

 

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