八雲 藍

登録日:2009/06/08(月) 12:34:50
更新日:2017/07/23 Sun 06:42:35
所要時間:約 8 分で読めます




私は橙とは桁が違くてよ 色々と



東方Projectの登場キャラクター。

読み:やくも・らん


  • 東方妖々夢Exボス、Phantasm中ボス
  • 東方文花帖Level8


能力:式神を使う程度の能力


テーマ曲1:妖々跋扈(道中)
テーマ曲2:妖々跋扈~Who done it!(道中)
テーマ曲3:少女幻葬~Necro-Fantasy

種族は妖獣(九尾の狐に憑く式神)。八雲 紫の式神である。
主の紫が寝ている間に身の回りの世話をしている。八雲藍の名前は紫が与えたものである。

式神だが、式神でいる期間が長かった為か強大な霊力を有しており自身もという化け猫の式神を持っている。

主の紫に負けず劣らずの秀才であり数学が大の得意。
その実力は、暇潰しに三途の川の長さを求める方程式を発案するほど。
これを始めとし暇つぶしで色々と計算しているが、あまりにも複雑すぎて確認するすべがない(恐らく紫ならわかるが)。
だが、式神であるが故に新しい発想をするのが苦手。また、術者(紫)の限界を超えたことは当然できない。推察なども苦手で紫の真意に気付かないことも。

自らも式神でありながら、式を打つことが可能。しかし主である紫に比べるとその力は劣る(紫曰く、バグだらけ)。
現に橙は式神なのに時折言うことを聞かず、マタタビで釣って言うことを聞かせている。

上記の通りかなりの実力を持つが、元が狐なので油揚げやおいなりさんに目がないとか。
故に、襲われたら油揚げをあげてその隙に逃げれば良いとのこと。

紫に対しては仕事を任せられ、寝てばかりというものの純粋に尊敬・畏怖し、自身がその式神であることを誇りに思っている。

性格はぐうたらでクッソ胡散臭い主とは違って真面目で礼儀正しい。
ただ式神の性質なのか、思考は受動的で自ら考え、動くことは少ない。

妖怪としての力は強いものの、思考には浅慮な面も見られる。
紫と幽々子のやりとりを理解できなかったり、本質も見抜けぬまま物事を決め付けてかかるなどまだ未熟な部分も多い。
紫はこの点に不満を持っており、親心なのか、いつか自身の式神という立場から抜けだして成長してほしいと期待しているようだ。

東方妖々夢では、自身の式神の橙が、霊夢達に負けた事を聞き付けその報復の為に襲ってくる。
しかしその後、紫に勝手に霊夢達と戦ったことをこっぴどく叱られてお仕置されたらしい。

これは式神の特徴として命令(方程式)通りに動かなければ力が十分に発揮できないのに、無視して動いたことへの教育であるらしい。
命令通りに動けば、紫曰く、紫並の力を出せ絶対に負けることはない。藍自身がいうには自分の力を無敵のものに変えると言っている。
九尾が妖獣の中で最高峰の存在であるため、最強の妖怪である紫と最強の妖獣である藍のコンビは敵うものがいないとされることも。

儚月抄では作品として以外でも被害者の一角。藍様ファンは心して読むこと。


以下余談

藍色と橙色を混ぜると紫色になる。何が言いたいかは言わずもがな。

テーマ曲の妖々跋扈はよく読み方が分からない曲にあげられる。
読みは『ようようばっこ』であり、跋扈とは好き勝手に振る舞うという意味である。


八雲 藍 -- 所持スペルカード:12枚
式神「仙狐思念」
式神「十二神将の宴」
式輝「狐狸妖怪レーザー」
式輝「四面楚歌チャーミング」
式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」
式弾「アルティメットブディスト」
式弾「ユーニラタルコンタクト」
式神「橙」
「狐狗狸さんの契約」
幻神「飯綱権現降臨」
式神「前鬼後鬼の守護」
式神「憑依荼吉尼天」


■二次設定について

紫の世話役、という設定からか基本的には原作通りのしっかり者キャラ。
多くの場合ぐうたらなゆかりんに代わって家事に追われている、八雲家の大黒柱的な存在になっていることが多い。
東方キャラ内でも割烹着とかエプロンとの相性が抜群である。衣装の前掛けもエプロンっぽいしね。

おおかた体型はナイスバディな大人仕様に描かれる。身長も紫に比べて大きく描かれるが実際は紫以外でも、美鈴、咲夜よりも下である(やや高)。

しっかり者であることが災いして、気ままな紫のわがまま・イタズラに振り回され、そのとばっちりを食らうこともしばしば。
おそらく東方二次創作界隈では妖夢とかこーりんに並ぶ苦労人であろうことは確実。
そして東方における従者キャラのお約束とも言えるが、紫に面倒ごとを押し付けられた結果黒化したり、下克上したりしていることも。

スッパテンコーという露出狂にされることがある。
ただしかなり前に流行ったネタであり、今ではこの人 「名前を読めない、覚えてもらえない」 というネタと同じくらい忘れ去られている。

しっかり者というキャラに加え、二次では一次設定の延長で橙を溺愛する馬鹿親のようなキャラ設定になっていることが多い。
東方同人界隈を知るなら「ちぇええええん!!」と叫ぶ彼女の姿とか橙の愛らしさに鼻血が止まらない彼女の姿を見たことがない人はいないだろう。
酷い時はもうモンスターペアレント状態になっている時もあり、橙に少し何かあれば即すっ飛んでくる迷惑なキャラクターになっていることも…

カップリングは大抵は紫か橙と絡む。
最近は希少ではあるが、従者・苦労人ということで妖夢・咲夜・早苗との絡みもある。

藍様ピンの薄い本だが…実は彼女主役の作品は意外と少ない。
流石に一時期オリキャラとか言われちゃったりした人達とか鈴蘭乙女とか旧作キャラクター程ではないが、
彼女を取り扱った作品は多くはない。
「ケモミミ」「もふもふ尻尾」「生真面目な苦労人」と萌え要素は揃っているはずなのに、主とか式に人気を取られているのだろうか…?

獣キャラということで当然発情期ネタもある。
普段は生真面目でできる女な藍様が赤面しながら求めてくる様を想像して欲しい。性欲に溺れておまいらを逆レイプしちゃう藍様でも可。
紫に可愛がられたり、逆に橙に性教育したりと東方キャラ全般で言えることだが幅は広い。
…ネタとしては結構美味しいはずなのに、本当にどうして薄い本が描かれないのやら。尻尾か。尻尾が面倒なのか。
ただ、最近は某MMD作品のお陰で勇儀姐さん同様一部で人気が上昇中なので、今後は薄い本も増えるかも…?

ハードなものでは「橙を人質に取られて…」というパターンが多い。
また、獣キャラということでケモナー絵師の手によって獣の姿にされてえっちなことをしたりされたりすることも…。

実は紅魔館・星蓮船勢などと並びシリアス二次創作も多かったりする。
九尾の狐、ということから「藍もまた、強大な妖怪だったのでは?」「というか玉藻の前妲己その人だったのではないか?」という考察や、
それを元にした二次創作も多く見られる。
原作では「九尾の狐」と言われただけで、明確に「白面金毛九尾の狐」などと言われているわけではないので真実は神主のみぞ知る。
というか実はそこら辺は深く考えていないんじゃ…うわなにをするやめ(ry

また、フィギュア化されにくいという欠点も持つ。
その理由はあの大ボリュームの尻尾のせいで普通のフィギュアよりコストが跳ね上がってしまうため。
2つ出てるだけ数多と存在する東方キャラの中では恵まれている方ではあるものの、メジャーキャラに比べれば発売までかなり待たされた。
ファットカンパニーの藍しゃまはガレキでの発売ができず、完成品も頓挫しかけた(なんとか軽量化して無事発売されたが、それでもすごく重い)。





生真面目で苦労人の彼女にキュンとくる貴方、「藍様は俺の嫁!!」と公言してはばからない貴方。追記・修正お願いします。

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