みなさん、こんにちは。トレーダーのボリ平です。


今回は 「途中売却を使った利益確定方法について」解説します。

バイナリーオプションは、

取引時間中なら いつでもチケットの購入・売却が出来るのがポイントです。


今回は 利益を確保する「途中売却」の実践トレードです。


以前、 第15回目のコラム（ チケット価格によるBO取引戦略の違い）で

「安いチケット」は「高いチケット」よりも成功の確率が低い。


という事を書きましたが、

それは 取引時間終了（＝満期）までホールドした場合です。


最初から 「途中売却」を狙った場合なら、

安いチケットでも高いチケットでも、

売却価格が購入価格を上回ればOK！という事になります。


チケット価格が関係ないとすれば、

資金が少なくてすむ安いチケットのほうが有利です。

取引時間3時間のバイナリー、

GMOクリック証券「外為オプション」は途中売却しやすいBOです。


この日の第1回号【8:00～11:00】の後半、

【10:15】中国人民元の基準値公表によりドル円の急騰場面がありました。


基準値公表後ドル円が上昇し、円高の目標レートの一番外枠「117.10円未満」を

大きく上回り現在価格（117.243円）がフレームアウトしています。


当然 「117.100未満」のチケットは

現在価格から大きく離れているので チケット価格が安い状況です。


そこで、この安いチケット300円で10枚購入しました。


投資金額は3000円で済むので、

たとえ失敗してもそれほど大きな損失にはなりません。

途中売却はここを見る！

急騰した価格はいずれ下がります。


14分後ドル円は「117.10未満」のボーダーラインまで下がってきました。


ここで見るべきポイントは チケットの「売却価格」です。


（図２）では、300円で買ったチケットが売却価格：474円を付けています。


この時点で売却すれば474円x10枚 － 300円x10枚＝1740円の利益


何かの要因で価格が変動した場合、

しばらくすると元に戻るケースが多いのですが、

いつ元に戻るのかわかりませんし、元に戻らないこともあります。


FXの場合なら時間を気にせずその変動に付き合う事も出来ますが、

時間制限のあるバイナリーオプションでは、

のんびり構えているわけにはいきません。


今回のケースでも、

満期まで（のこり27分間）ホールドする事はせず

「急騰～急落→決済」という手順を取ります。


まずは『売却ボタンの位置』を確認し、途中売却の準備です。

途中売却完了！

チケット購入から16分後、途中売却完了。売却価格：「607円」


607円ｘ10枚－300円ｘ10枚＝3070円の利益


投資金額がわずか3000円だったので、 利益2倍の取引となりました。

満期まで持っていたら・・・

取引終了後もBOチャート画面を引き続き見ていました。


売却後いったん下がったドル円は上昇しはじめ、ふたたびフレームアウト！


（図４）は11時満期を迎えたドル円のBO取引画面です。


もしあのまま途中売却せずに

円高ポジションをホールドしていたらアウトだったことが判ります。


トレード中に投資判断に利用した

【GMOクリック証券】プラチナチャートをご覧ください。

【10:15】人民元基準値公表。


前回に比べ『10PIPS元安』に設定された為、

ドル円上昇・ユーロドル下落という反応となりました。


ドル円は一時117.40円台を付けましたがその後は乱高下。


チャートを見ると、ドル円が再度上昇した【10:19】に

「117.10円未満」の安いチケットを購入している事が判ります。


その後徐々に下落して【10:34】に最安値。


その1分後に途中売却しているので、

こちらも ベストなタイミングで利益確定ができて良かったと思います。


途中売却を狙うBOトレードの場合は、 ある程度相場が動かないとやりにくい。


価格が変動しないとオプションプレミアム（チケット価格）も変わらないからです。


取引方法はFXのスキャルピングと同じ考えで、

チャートを見ながら利益確定を行います。


1回の取引時間が2時間～3時間のバイナリーオプションでは、

「時間が長すぎてトレードチャンスが少ない。」

と思っている方も多いと思いますが

「取引時間中ならいつでも途中売却して利益を確定できる」

ことを知っているトレーダーだけが、

多くのチャンスをモノにしているのかもしれません。