プロ野球12球団ジュニアトーナメント(27~29日・札幌ドーム)で連覇を目指す中日Jr.は23日、ナゴヤ球場で東山クラブ1年生チームと本大会前最後の練習試合を行い、6-3で勝った。5番の飯田槙捕手(白鳥ライジング、名古屋市千年小6年)が4回に勝ち越し2ランなど2安打3打点で貢献した。中日Jr.は26日に札幌入りする。
飯田槙の一発は、4回1死二塁で楽々と本塁から70メートル地点に設置された本塁打ラインを超えた。「手ごたえがあった」と笑顔で振り返る勝ち越し2ラン。8回には2死一、三塁でダメ押しの中越え適時打。「(5回に)自分の配球ミスでホームランされたので取り返すつもりでした」。
先週の大阪遠征は左足の炎症で4試合の出場を見合わせた。「試合に出たかったけど、休んだおかげで痛みが消えた。もう大丈夫です」と快気祝い弾を演じた。
双子の兄でバッテリーを組む樹とともに投打で中日Jr.の主軸を務める。湊川誠隆監督(38)は「これで万全の戦力で本大会に臨める。良かった」と5番打者の復活を喜ぶ。飯田槙は「全国大会では楽しんでやるべきことをしっかりとやります」と力強かった。(高野行正)
(中)飯田樹、権田、祖父江、岡江、牧野、新地-飯田槙