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諏訪湖のワカサギを守れ カワアイサを一斉追い払い

カワアイサの追い払いに向かう参加者=諏訪市の諏訪湖で

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 諏訪湖漁場活性化協議会は二十三日、ワカサギを捕食する渡り鳥カワアイサの集中一斉追い払いを、同湖で二日間の日程で始めた。

 諏訪湖漁協(諏訪市)によると、今冬は十一月下旬以降、およそ千羽のカワアイサが同湖周辺に飛来。今月一日から毎日、組合員が当番を決めて追い払いをしており、飛来がピークを迎える時期に合わせて大掛かりに実施した。

 三十人余が参加し、小雨の中、午前八時ごろからそれぞれの舟で沖に出て湖内全域を分担して監視。湖上にいるカワアイサの群れを見つけては急接近して驚かせ、追い払った。

 協議会の武居薫会長(諏訪湖漁協組合長)は「湖に生息するワカサギの六~七割がカワアイサの被害に遭っていると推測される。今は追い払うしかないが、湖内にワカサギが隠れる場所をつくったり、カワアイサの飛来数を抑えたりする方策が必要」と話した。

 (中沢稔之)

 

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