渡哲也×吉永小百合　「松竹梅」新CM　25日からOA

　俳優渡哲也（７６）と女優吉永小百合（７３）が、２５日から全国でオンエアされる宝酒造の清酒「松竹梅」の新ＣＭ「日本のよろこびに」編で共演する。「よろこびとは飲むことよ！」と日本を代表する２人が、高らかに杯をかかげるシーンが見どころとなっている。

　渡は「松竹梅」のＣＭに１９８８年から出演し、今年で３１年連続。吉永は同ＣＭには昨年に続いての出演で、渡とは９回目の共演。撮影は９月上旬に東京都内のスタジオで２日間にわたり行われた。昨年の同ＣＭ撮影の際には、渡は吉永と映画での再共演があれば「最後の１本は吉永さんと大ラブシーンを！！」と意欲を見せていた。今回のＣＭではラブシーンはなかったが、２人は息のあった演技を見せた。

　渡は２０１５年に急性心筋梗塞を発症、同年に「松竹梅」のＣＭ撮影で復帰するも、ドラマや映画には出演していない。石原プロは、現在の渡について「筋肉が落ちないように、ストレッチや、自転車（室内）、スクワットなどやっております。会社に打ち合わせに来ることもあり、スタッフと雑談したりしております」と説明している。

　渡は「宝酒造さんからご出演の依頼が励みになり、まだ体調は万全ではありませんがトレーニングをしながら過ごしております。今回も吉永さんにご出演していただきましたことも支えとなっており、感謝の念でいっぱいです」と喜ぶ。そんな渡に吉永も「今年もまた渡さんとご一緒にＣＭの撮影ができて喜んでおります。少しずつリハビリも進んでいらっしゃるご様子でうれしいですね」と再共演に感謝した。

　撮影には俳優舘ひろし（６８）も駆けつけ、「親方（渡）がちゃんと仕事をしているか見に来ました」とジョークで語りかけると、渡も笑みを浮かべていたという。