【ロンドン原田公樹】サッカーのイングランド・プレミアリーグで、サウサンプトンのDF吉田麻也(30)はハダースフィールド戦にフル出場し、3-1の勝利に貢献した。ニューカッスルのFW武藤嘉紀(26)は0-0で引き分けたフラム戦、レスターのFW岡崎慎司(32)は1-0で勝ったチェルシー戦でベンチ入りしたが、出番はなかった。
0-0で迎えた終盤。ニューカッスルにはまだ交代枠が一つ残っていたが、ベニテス監督は動かずに試合を終えた。
武藤は11月3日のワトフォード戦で左ふくらはぎを傷め、一時戦線離脱。以来7戦連続で出番がないこともあり「交代枠を使い切らず、守備的な選手を入れて守り切った。(ホームで勝ちにいかず)すごく理解に苦しむけど、前向かないと…」と言葉を絞り出した。
武藤はアジア杯メンバーに追加招集。あと3戦でチームを離れる。現在15位のニューカッスルは巻き返しに向け、1月の移籍市場で選手補強を計画中で「自分にとっては本当に難しくなる」と危機感を口にした。
それでも、武藤は気を取り直すように「けど、そんなこと言っている場合ではない。代表ではしっかりサコ(大迫)君と争っていく」と堂々と挑戦状。日本代表で本来の姿を取り戻し、所属チームでも“居場所”を見つける。