今回はハイランドモルト、ロイヤルブラックラ12年を飲みます。
ロイヤルブラックラ蒸留所は、ハイランド地方中央部、ネアンという街から南に5kmほどの場所にあります。
1812年に建設されたブラックラ蒸留所は、1833年に、ときのイギリス王ウィリアム4世によって「ロイヤル」の称号を得ました。ウイスキーとしてはこれが最初の快挙でした。
しかし、ブレンデッドウイスキーが主流になると、原酒の多くがブレンデッド用のモルトとして多く扱われるようになり、ロイヤルブラックラの名はあまり知られなくなってしまいました。
しかし2015年、ロイヤルブラックラをキーモルトにしているデュワーズ社が、オフィシャルのシングルモルトを発売しました。
現在は12年のほかに、16年、21年がオフィシャルボトルとしてリリースされています。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはフローラルさの奥にレーズンを感じます。
口に含むと、ローズ、紅茶、奥からブドウ、カカオが続きます。
味わいは、アルコールからの辛さは少なめで、少し酸味が強く、奥から甘さが広がります。
ロックでは、レーズンの香りが一気に開き、後からナシ、ライム、ピートが追いかけてきます。
味わいは、ビターが強くなり、酸味もとげとげしさを伴いながら得られます。
ハイボールでは、再びレーズンからブドウへと香りが変化します。それとともにレモンのさわやかな香りが加わります。
味わいは、甘酸っぱさが感じられ、フルーティな雰囲気を味わえます。
全体的には、フィニッシュに使用しているオロロソ、ペドロヒメネスなどのシェリー樽から来るであろうブドウ、レーズンの香りが主体で、ストレートでは華やかさを感じられます。
味わいにしても、ストレートや加水が進んでいくと比較的穏やかですが、ロックの飲み始めは少々きつい印象です。
700mL、アルコール度数は40度、価格は5000円ほど。
12年物のスコッチ、シングルモルトとしては割高ですが、香りやまろやかさを考えれば妥当にも思えます。
初めて「ロイヤル」を冠した蒸留所
1812年に建設されたブラックラ蒸留所は、1833年に、ときのイギリス王ウィリアム4世によって「ロイヤル」の称号を得ました。ウイスキーとしてはこれが最初の快挙でした。
しかし、ブレンデッドウイスキーが主流になると、原酒の多くがブレンデッド用のモルトとして多く扱われるようになり、ロイヤルブラックラの名はあまり知られなくなってしまいました。
しかし2015年、ロイヤルブラックラをキーモルトにしているデュワーズ社が、オフィシャルのシングルモルトを発売しました。
現在は12年のほかに、16年、21年がオフィシャルボトルとしてリリースされています。
香りは華やかだが...
では、ストレートから飲んでみます。グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはフローラルさの奥にレーズンを感じます。
口に含むと、ローズ、紅茶、奥からブドウ、カカオが続きます。
味わいは、アルコールからの辛さは少なめで、少し酸味が強く、奥から甘さが広がります。
ロックでは、レーズンの香りが一気に開き、後からナシ、ライム、ピートが追いかけてきます。
味わいは、ビターが強くなり、酸味もとげとげしさを伴いながら得られます。
ハイボールでは、再びレーズンからブドウへと香りが変化します。それとともにレモンのさわやかな香りが加わります。
味わいは、甘酸っぱさが感じられ、フルーティな雰囲気を味わえます。
全体的には、フィニッシュに使用しているオロロソ、ペドロヒメネスなどのシェリー樽から来るであろうブドウ、レーズンの香りが主体で、ストレートでは華やかさを感じられます。
味わいにしても、ストレートや加水が進んでいくと比較的穏やかですが、ロックの飲み始めは少々きつい印象です。
700mL、アルコール度数は40度、価格は5000円ほど。
12年物のスコッチ、シングルモルトとしては割高ですが、香りやまろやかさを考えれば妥当にも思えます。
<個人的評価>
- 香り A: ブドウ、レーズンが主体。ストレートでは紅茶、ローズ、カカオ。ロックでライム、ナシ、ピートが現れる。
- 味わい B: 全体的にまろやかだが、ロックの飲み始めの酸味、ビターがとがった印象。
- 総評 B: 割高だが、まろやかさを考えると高いとは言えない。
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