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シロフクロウ「ユズ」 カピバラ7頭  国造ゆずPR 頑張るぞ

(右)国造ゆずが浮かぶ露天風呂でカボチャの器に盛られた餌を食べるカピバラ(左)シロフクロウの雄「ユズ」=いずれもいしかわ動物園で

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いしかわ動物園 大使に任命、再任

 冬至の二十二日、能美市特産の国造ゆずの生産者らでつくる「市産国造ゆず特別栽培ネットワーク」は、国造ゆずPR大使に、いしかわ動物園(能美市)のカピバラ七頭を再任し、シロフクロウの雄「ユズ」(三歳)を新たに任命した。(吉野淳一)

 ネットワークは昨年度、国造ゆずが県特別栽培農産物に認証されたのを記念してPR大使を創設した。国造ゆずを浮かべた露天風呂「カピバラ湯」に漬かるカピバラと、黄色い目にちなんで命名されたシロフクロウのユズは園の人気者だ。

 園で開かれた任命式では、ネットワーク代表の塚田良三さんが美馬秀夫園長に任命証を手渡し、メンバーの小坂功機(こうき)さんと一緒に国造ゆず十キロを園に寄贈。園からはゾウのふんなどで作った堆肥「育てたい肥」百五十キロを生産者に贈った。

 続いて、国造ゆずについて学習している同市和気小学校五年生二十人が、学習成果やユズを使った菓子作りの取り組みを発表。川瀬雪月華(ゆづか)さん(11)は「全国から買いに来るくらい国造ゆずが有名になってほしい。カピバラにもユズの魅力が伝わるとうれしい」と語った。

任命式で美馬秀夫園長(右)に国造ゆずを手渡す塚田良三さん(中)と小坂功機さん

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 さっそくユズ湯を堪能したカピバラには、冬至にちなみ、カボチャをくりぬいた器に盛った餌が贈られた。金沢学院大経営情報学部の学生による野菜汁のふるまいもあり、来園者は国造ゆずぽん酢で味わった。

 園は来春までほぼ毎日、カピバラ湯に国造ゆずを浮かべる。二十三、二十四両日の午前十一時からも、カボチャの器で餌をプレゼントする。美馬園長は「園のかわいい動物と国造ゆずを一緒にPRしたい」と話していた。 

 

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