ソフトバンクの森唯斗投手(26)が22日、ヤフオクドームで契約更改交渉に臨み、今オフの球団トップ昇給となる1億5000万円増の年俸2億8000万円プラス出来高払いでサインした。サファテ離脱後に務めた抑えで37セーブを挙げ、初のタイトルを獲得したことを最大限に評価され、球団の日本人投手最高年俸に躍り出た。
大幅アップを手にした鉄腕は「最高の評価です。想像以上だった。球団から『ブルペンのリーダーとしてやってくれ』と言われたのはうれしかった」と満面の笑み。9月にはプロ野球記録となるチーム7試合連続セーブをマーク。登板数は自己最多の66試合で、新人から5年連続での50試合登板は球団史上初の快挙だ。日本シリーズでも3セーブと安定感が光った。
ソフトバンクにドラフトで入団した投手で2億円を突破したのは、2013年の摂津以来。代理人によると、出来高の項目は抑えでも中継ぎでも達成可能な内容になっているという。それでも「1年間、本当に楽しかった。またやりたいな」と、来季復帰見込みのサファテとの守護神争いに意欲を見せた。 (鎌田真一郎)