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【格闘技】

井上拓は“家族の絆”で兄弟王座獲る!

2018年12月22日 紙面から

公開練習した井上拓(中)と父の真吾トレーナー(左)、大橋会長=横浜市の大橋ジムで(藤本敏和撮影)

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 ボクシングのトリプル世界戦(30日、東京・大田区総合体育館)で行われるWBCバンタム級暫定王者決定戦で世界初挑戦となる同級4位・井上拓真(22)=大橋=が21日、横浜市内の所属ジムで練習を公開。ミット打ちで重い音を響かせた。

 WBA同級王者で世界3階級王者、「モンスター」の異名を取る井上尚弥(25)=大橋=の弟。2年前には予定されていた初挑戦が自らの負傷でふいになる悔しさも味わっただけに「この2年間で自信もついたし、体も前の服が着られなくなるほど大きくなった。ナオ(兄)も技術面のアドバイスなどですごく協力してくれている。家族の夢でもある兄弟世界タイトル、必ずかなえたいです」と強い決意を込めて語った。

 幼いころから兄弟を指導してきた父の真吾トレーナー(47)は、リング外でも全力サポート。プロ入り前から試合前の定番だった特製雑炊を進化させ、20日から手作りしている。「前はサムゲタンのイメージだったので(真吾の名から)『シンゲタン』って呼んでたけど、今回から『真吾スペシャル雑炊』で(笑)。愛情もたっぷり入ってます」と同トレーナー。井上家は家族の絆を最大の武器に兄弟王座を勝ち取る。 (藤本敏和)

 

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