【サッカー】名古屋入り早大の相馬 「10得点10アシスト」がプロ1年目の目標2018年12月22日 紙面から
早大は21日、東京都西東京市の同大東伏見キャンパスで、来季のJクラブ入りが内定したア式蹴球部4人の合同記者会見を開催した。今季、名古屋の特別指定選手として、J1の9試合に出場したMF相馬勇紀(4年・三菱養和SCユース)は、「10得点10アシスト」をプロ1年目の目標に掲げた。J1に昇格する大分内定のGK小島亨介(同・名古屋U18)、J2町田内定のFW岡田優希(同・川崎U-18)、J2京都内定のDF冨田康平(同・市浦和)もそれぞれ抱負を語った。 早稲田カラーのネクタイを結んで会見に臨んだ相馬が、来季に向けて壮大な目標をぶちあげた。「10ゴール10アシスト以上という結果を求めていきたいと思います」。自ら重圧をかけるように、はっきりと数字でノルマを設定した。 今季は名古屋の特別指定選手として9試合で1得点4アシストをマークし、チームのJ1残留に貢献した。だが、今季の名古屋で10得点以上を達成したのは、FWジョーのみ。いかに達成が難しい目標かは当然理解している。 それでも相馬は「大事なのは数字だと思う」と言い切る。関東大学1部リーグのアシスト王に輝くなど以前から定評があったアシスト能力に加え、今年こだわってきたのは得点。ペナルティーエリア内のポジショニングを映像で研究し、得点力をアップさせてきた。 ともにJリーグ入りする3人のチームメートとは、これからは敵同士になる。特に、J1に昇格する大分に内定したGK小島とは直接対決する可能性があり、「小島からは点を取りたい」と、挑戦状をたたきつけた。 大学とJリーグでの“二刀流”から卒業し、来年1月からは正真正銘のプロ選手となる。「今年は(名古屋で)良くなくても、早稲田という帰ってくる場所があったが、来年はどこにもない。結果だけを目指していきたい」。強い覚悟を胸にプロの門をたたく。 (牧原広幸)
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