楪いのり

登録日:2012/06/09(土) 22:05:54
更新日:2018/10/15 Mon 13:12:07
所要時間:約 5 分で読めます







桜満集は、臆病な人?






楪(ゆずりは)いのり

ギルティクラウンの登場人物。

CV:茅野愛衣
歌:chelly

若者を中心に人気のウェブアーティスト「EGOIST(エゴイスト)」のボーカルにして、葬儀社の中核メンバーである少女。
GHQの施設からヴォイドゲノムの入ったシリンダーを強奪し、その際に逃げ込んだ廃墟で集と出会った。

■人物像
桃色の髪を持ち、無口かつ無表情でミステリアスな雰囲気を漂わせる美少女。歌っている時にだけその感情を解放する。

自分に名前をくれたという涯に別格の感情を抱いているようだが、その一方で集に対して好意があるかのようなあざとい態度を取っていた。
集への思わせぶりな行動の数々は涯の命令によるものだったが、本心から集を好いているような言動もたまに見られる。

このあたりがごっちゃになっていたため、「結局どっちなんだ」と集のみならず多くの視聴者を困惑させ、批判の対象にされることも。
某所にて行われた「生理的に無理なヒロイン」ランキングでは3位を頂戴した。

六本木での葬儀社のデビュー戦の後、集のクラスに転入。集の家に居候することになる。

集と共に生活する日々、そして様々な人々との関わり合いもあって次第に丸くなっていき、また集に対する確かな信頼と好意を抱くようになる。


■能力
人並み外れた運動能力と射撃の腕を持ち、二丁拳銃でGHQの兵士を圧倒するなど生身でも葬儀社の強力な戦力として機能する。

また彼女の歌声や血にはアポカリプスウィルスの進行を抑える効果があり、ウィルスの影響で体に現れた結晶を消すこともできる。
自らの血液を透析することで涯を生き長らえさせてきた他、小説版によれば「EGOIST」としての活動には人々を蝕むウィルスを抑制するという意味合いがあったらしい。

  • ヴォイド
『大剣』

集の身長をも上回る長さを持つ、片刃の直剣。集が初めて使用したヴォイドでもある。
エンドレイヴすらやすやすと両断する斬れ味を誇り、ヴォイドランク制におけるゲノムレゾナンスゲージは測定不能の2000オーバー。

ルーカサイト攻略戦では城戸研二の銃(小説ではダリルの万華鏡)と融合し、長距離射撃兵装に変化した。


以下、ネタバレ












その正体は茎道が桜満真名と交信し、その魂を入れるために作り出したインターフェース。

強大なヴォイドやウィルス抑制などの能力も、ウィルス第一感染者にして「イヴ」である真名のインターフェースだということに関係している。
ルーカサイト攻略戦を皮切りに、次第に真名らしき人格が現れるようになり、自分自身に恐怖を感じることもあった。

アポカリプスウィルスの結晶のようなものを操ることもでき、ゴースト部隊との戦いではその力を解放して異形の姿に変身、部隊を壊滅させた。シンフォギア? 知らん知らん

■本編での活躍
GHQの施設からヴォイドゲノムを奪うも負傷し、逃げ込んだ六本木の廃墟で集と出会う。
この時にもらったおにぎりは好物になったらしい。

後を追ってきたGHQに捕らえられるが、戦闘の混乱に乗じて護送車から脱走。集に発見され、彼にヴォイドを与える。
天王洲第一高校の「シュガー」と名乗る生徒に葬儀社と集が目撃されてしまい、「シュガー」抹殺のため集と同居を開始。同じクラスに転入する。

集がGHQに捕まった際は涯の命令を無視してまで単独で救出に向かったり、集が寒川潤を殺めてしまった際には自分の曲を手渡して気遣うなど、彼を想う言動が見え隠れするように。
ヴォイドやアポカリプスへの恐怖心に囚われた集に化け物呼ばわりされ、拒絶されても彼を信じていた。

当初は無感動だった彼女のそんな心境の変化は、周囲からも不思議がられていた。

物語中盤以降は、祭を失った集にとっての拠り所となり、また彼女自身も集の心の支えであろうとする。

亞里沙率いるクーデター直後、涯によって右腕をちょんばされた集を助け、廃墟の街を逃亡。
涯の狙いが自分にあることを知ってからは、集を安全な場所に残し単身でダアトのゴースト部隊に挑むも、ユウの弓型ヴォイドに捕縛されてしまう。

記憶を潰され、肉体を真名に奪われるも、唄いながら流した涙が「結晶の花」となり、そこから集に自らのヴォイドを与える。
さらに歌による共鳴現象で真名の「淘汰と進化の裁き」に対抗し、涯と真名を打ち破った。

だが肉体を取り戻した際にはほぼ全身が結晶化しており、視力さえも失った状態に。
それでも「集の傍にいる」ことを宣言し、アポカリプスを一身に集めた集を救うため、そのアポカリプスを全て背負う。
初めて出会った時のようにあやとりを集に差し出し、それを取った集を笑顔で見ながら命を落とした。



胸元が大きく開いた金魚みたいなあざとい衣装やころころ変わる言動、他と比べてチート過ぎる能力など、色々と叩き……じゃなくて批判の槍玉に挙げられることも多いが、これはこれで好きな人もいるという賛否両論のメインヒロイン。
集の代わりに逝くというラストがこれまた評価の分かれるところ。
せめて集といのりは幸せに……と思っていた視聴者も多いのではないだろうか。

まあ何が言いたいかっていうといのりはあざとかわいいってことだよ!

ちなみに金魚服の胸元は当初つながっている予定だったらしいが、監督の意向で変更されたんだとか。監督よくやった






追記・修正はおにぎりを作ってからお願いします。

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