シンデレラガールの紀平が、自然体で全日本のタイトルを見据えている。GPファイナル初出場で優勝。日本中が「紀平フィーバー」に包まれる中でも、「あまりテレビを見ないので…」と、プレッシャーは感じていない。全日本初優勝へ向け「GPファイナルの疲れも取れて、いい状態で臨める」と自信をみせているのは心強い。
唯一の懸念材料はスケート靴の柔らかさだ。今季の開幕直前から同じ靴をはき続け、かなり疲弊した状態。ジャンプしやすいようにテープを巻いて補強しているが、アクセルジャンプの時だけは柔らかさが気になってしまうという。
公式練習では何度かリンクサイドの浜田美栄コーチの元に戻り、テープを貼り替えて微調整。曲かけ練習を含め、トリプルアクセルを6本着氷させたものの「ギリギリの状態」という。演技直前の6分間練習まで調整を続けるつもりだ。それでも、ファイナル女王は不安を感じさせず「今年最後の試合なので笑顔で終わりたい。気合で頑張ります」と満面の笑みを浮かべる。全日本女王の座も勝ち取り、飛躍の1年を締めくくる。 (谷大平)