ボクシングのWBCライトフライ級王者で30日のトリプル世界戦(東京・大田区総合体育館)で、5度目の防衛戦を行う拳四朗(26)=BMB=が20日、東京都内で練習を公開し、取材に応じた。
「つらいっす…」。顔を曇らせたのは、防衛戦のテレビ放送(フジテレビ系列)が、生中継から録画中継に変更となった話を振られた時だった。11月の試合発表時、拳四朗の試合はセミファイナルで生中継の予定だったが、今月になって急転。セミファイナルは井上拓真(大橋)のWBCバンタム級暫定王座決定戦となり、この試合とメインの伊藤雅雪(伴流)のWBOスーパーフェザー級初防衛戦だけが生中継される。
拳四朗は「来年は4試合ぐらいして、年末にV9とかなればテレビがなくなったりはしない」と、長期政権樹立を誓った。 (藤本敏和)