日本プロスポーツ協会は20日、今年の内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞にエンゼルスの大谷翔平選手(24)を選出した。2年ぶり2度目の受賞。東京都内で行われた授賞式に出席し、「周りで支えてくれた全ての皆さま、ファンの皆さまに感謝しています。何度でも受賞できるように頑張りたいです」と充実感をにじませた。メジャー1年目の今季は投手として4勝2敗、打者では22本塁打、10盗塁と躍動しア・リーグ新人王を獲得した。
安倍首相は「打って良し、投げて良し、さらに走って良し」と絶賛。今年4月にトランプ米大統領と会食をした際、大谷の写真をスマートフォンで見た同大統領が「世界で俺に次いでいい男だぞ」とメラニア夫人に紹介していたエピソードを披露して会場を沸かせた。
日米で大フィーバーを起こした大谷。10月に右肘の靱帯(じんたい)再建手術を受け、来季は打者に専念して復帰を目指す。岩手・花巻東高の先輩、菊池が西武からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指しており「まずはそこを目標に」と対決をモチベーションにする。 (伊藤玄門)