ヤクルトの雄平外野手(34)が20日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円増の1億円でサインした。
大台に到達した雄平が感慨深げだ。「区切りの良いところでサインさせていただいた。野手に転向したときは想像もしていなかった数字です」。2003年に東北高からドラフト1位で入団。投手としての最高年俸は2200万円だった。
10年から野手に転向。今季は125試合に出場し、自己最高の打率3割1分8厘をマーク。査定担当の斎藤チーム運営部次長は「うちの独自の得点圏打率で4割を超えていた。しかも、好不調の波がない」と絶賛だ。
来年で野手転向10年目を迎える雄平は「最下位の昨季から2位になったけど、余計、悔しさがあった。1位は良いなあ、と改めて思った。来季は走攻守全てに置いて、レベルアップして、キャリアハイを更新したい」と誓っていた。 (竹下陽二)