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(克子)ただいま。(タカ)お母さん お帰りなさい。
(吉乃)お父さんもお帰りなさい!(忠彦)ただいま。
みんな ええ子にしてた?(3人)うん!
お父さんたちが手伝えることがなくなってしもたんや。
お塩も売れなくなってダネイホンも全部なくなってしもて。
たちばな塩業は 開店休業。
(重之)萬平おじちゃんたちは帰ってけえへんの?
分からへん。(克子)進駐軍には 日本の法律は通じないんだって。神部さんも帰ってこられ

ないの?
そんなに神部君のことが好きなんか?
分かった。 神部君が帰ってきたら結婚してもええ。
えっ!タカは そんなこと言うてないでしょ。
ほんまに!?ただし 学校を卒業してからやぞ。
ありがとう お父さん!
顔 洗てきます。
(神部)タカちゃんはどないしてるかなあ。
(増田)もう俺らのことは忘れてるんやないですか。
(堀)そがんことなかよ。
(小松原)タカちゃんは心配してくれてるって。
せやけど 僕らのことやない。
(神部)タカちゃん…。クソ。
(萬平)君たちはタカちゃんのことが好きなのか。
ええ子やないですかタカちゃんは。
せやけど 神部さんは10も年が離れてますよ。
関係あらへん。
(真一)萬平君と福ちゃんもちょうど 10離れてるもんなあ。
ああ。そうなんですか!?
何で神部さんの味方するとですか 社長。ずるいわ。
僕は ただ本当のこと言っただけだよ。
大事なことはタカちゃんが誰を選ぶかってことだな。
もう俺に思いを寄せてくれてると思います。
いやいやあの年頃は ころころ変わるぞ。
(世良)チャーリー。
お前は 日本が嫌いや言うたそうやの。
(タナカ)どうでもええやろ。
僕には分かるで。(長久保)世良さん。
戦争の時 日系人は向こうで つらい思いをしたんやろ。
親が日本人やいうことを恨んだんやな。
やかましい。
せやけどな チャーリー。
日本は ええ国やで。 四季折々の…。
黙っとれ ボケ!
お前に何が分かるんじゃ。
ボケって何じゃ! 人が優しいしてたら。
アメリカ人が大阪弁使うな ボケ!
何やと…。(世良)何や。
シゲル・カンベ。
シゲル・カンベ。
はい。カモン。
大丈夫だ。
♪「丸まってる背中に もらい泣き」
♪「恥じだって一緒に」
♪「あなたとならトゥラッタッタ♪」
♪「飛行機雲ぼんやり眺む」
♪「心ここに在らず」
♪「年間トータル もししたら」
♪「付き合うあたしすごい?」
♪「とぼけてる眉毛に もらい笑い」
♪「照れだってなんだって」
♪「あなたとならトゥラッタッタ♪」
♪「もらい泣き もらい笑い もらい怒り」
♪「もらいっ恥じ どんと来い!」
♪「晴天も曇天も霹靂も」
♪「さあ あなたとトゥラッタッタ♪」
(メイ)大阪帝大を卒業してるそうだな。
はい。
(メイ)君を 彼らと一緒に罰するのはとても惜しい。
え…。
本当のことを言えばお前だけは許してやる。
本当のこと?
立花萬平はクーデターを考えていた。
あの手榴弾はそのために用意した。
ライト?
ひと言 そうだと言えばお前は フリーだ。
♪~
違います。
社長は 一切そんなことは考えていません。
俺は たちばな塩業の社員第1号です。
戦争から帰ってきてどこにも帰る場所がなかった俺を社長と福子さんが助けて下さいました


フクコ?社長の奥様です。
(神部)社長と奥様は俺の理想の夫婦です。
(福子)えっ!(鈴)何?
分かりました。
(鈴)悪い知らせ?
事情聴取やて。
事情聴取?
私とお母さんがいろいろ聞かれるのよ 進駐軍の人に。
私も!?
私たち次第で萬平さんたちの運命が決まるのかも。
えっ!
あいたたたた… 痛っ…。
もう おなかが痛いなんて言うてる場合やないでしょ。
(まさの)よしよしええ子や ええ子や。
(竹春)進駐軍に呼ばれてそのまま 鈴さんも福ちゃんも捕まるいうことないやろなあ。怖い

こと言わんといて!
(源の泣き声)(竹春)あ~ ごめんな 源ちゃん。ごめん ごめん。
どないしよう。また緊張してきた。
武士の娘でしょ お母さん。
私は 武士の娘。
そうよ。 うん。
私は 福子をきちんと育ててまいりました。
萬平さんはそんな福子が選んだ方です。
福子が 変な人を選ぶわけがありません。
福子は 私の娘で私は 武士の娘だからです。
源 義経は私たちのご先祖様です。
マンペイ・タチバナのことを。
もちろん お話しいたします。
でも その前にこれだけは言うておきたいんです。
アメリカ人のあなた様はご存じないでしょう。
源 義経は幼名を牛若丸と申しまして…。
(ノック)
失礼します。
え~っと…あっ 英語を始めたのは…。
イエス ウィー ワー。
(ビンガム)立花萬平が無実というなら証拠を示してほしい。
証拠は… ありません。
でも…。
でも?
萬平さんは とても忙しい人です。
泉大津に来て倉庫にあった鉄板で塩を作ろうと言いだしました。
そして 今の社員たちと出会ってみんなで一生懸命頑張って 頑張って毎月 専売局に納め

られるようになったんです。
そのあと 子どもを産んで体調を崩した私を見て世の中には 栄養失調で苦しんでる人がた

くさんいるって…。
それで 今度は栄養食品を作ろうと考えました。
ダネイホンか。
そうです。
でも それも簡単に出来たわけではありません。
悩んで 悩んで 悩んで 悩んで…悩んでダネイホンを作ったんです。
みんなで。
せやから みんなは 彼らは…。
もういい。
萬平さんに会わせて下さい。
お願いします。
ノー。
そしたら せめて 手紙だけでも…。
お願いします。
♪~


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