LPGAが放送権帰属を主張した影響で、来季の試合数が1増3減となったことについて、選手会に準ずるプレーヤーズ委員会の今季委員長、比嘉真美子(25)=TOYO TIRES=ら一部選手が19日、今後への懸念や不満、不安を語った。
比嘉が「3試合の中止が決定したことが残念でしょうがない。長い間開催してくださっていた3大会の中には被災地で年一度だけの大会もあり、私たちにとって特別だった」と遺憾の意を示すと、有村智恵(31)=日本HP=も「私たちはずっとこの問題の説明を求めてきた。10、11月には質問書も出したのに返答はないも同然。きちんと対応してもらえなかった」と不満タラタラ。続けて「11月初旬に理事の一人とお話しした際には『LPGAが放送権を取得するなんてことは一切ない』と言われたんです。それが…。裏切られた気持ちです」と終始嘆き節だった。
2人によると、シード選手を中心に50人以上が中止3大会の開催交渉継続を望んでおり、比嘉も「LPGAに不信感はあるが、けんかするのではなく、寄り添ってトーナメント存続に動きたい」。有村も「ネット動画配信に賛同できても、その対価がこれ(試合減)なら、選手としては考え直してほしい」と強く訴えた。 (月橋文美)