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【格闘技】

伊藤、がい旋防衛へ意欲 「死んでも勝ちたい」

2018年12月20日 紙面から

公開練習で報道陣に向かってポーズを取る伊藤=東京都江東区の伴流ジムで(藤本敏和撮影)

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 ボクシングのWBOスーパーフェザー級王者で、30日のトリプル世界戦(東京・大田区総合体育館)のメインイベントで同級1位のイフゲニー・シュプラコフ(28)=ロシア=と初防衛戦を行う伊藤雅雪(27)=伴流=が19日、東京都内の所属ジムで練習を公開した。シャドーボクシングなど軽めの内容ながら、スピーディーに多彩なパンチを放ってみせ「試合は様子を見ずに初回から行きます」と意欲を見せた。

 合計300ラウンド以上のスパーリングをした米国合宿を2日前に終えたばかりで手応え。「これまでは言われたことをやっている感じだったが、最近どういうボクシングを目指せばいいかわかってきた。30センチぐらいの近い距離でも手を出して相手をコントロールし続けたい」

 7月に米フロリダ州キシミーで、日本選手として37年ぶりとなる米国での王座奪取に成功。果敢に攻め続けた内容は米国での評価が高かった。スーパーフェザー級は実力派王者がそろう人気階級とあって、海外のプロモーターも30日の初防衛戦には熱視線を注ぐ。

 「30日は自分の実力を証明するための試合。統一戦などもっと大きな舞台に立ちたい。死んでも勝ちたい試合だと思っています」。2019年にさらに飛躍するためにも年末の主役になる。 (藤本敏和)

 

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