【台北・中野雄太】台湾プロ野球のラミゴから日本ハムに移籍が決まった王柏融(ワン・ボーロン)外野手(25)が19日、当地の5つ星ホテル「W Taipei」で入団会見し、マリナーズの会長付特別補佐を務めるイチロー外野手(45)を目指すことを誓った。背番号は「99」に決まった。
日本と台湾のメディア約200人、動画投稿サイトのユーチューブで世界中継もされた注目の入団会見。「台湾の大王」と称される希代の強打者は、憧れのイチローと自身を重ね合わせた。
「いつか自分がそのような選手と同じようになれるよう、精進していきたいです」
2016、17年シーズンと2年連続で打率4割超えを達成。17年は打率4割7厘、31本塁打、101打点で台湾選手としては初の三冠王にも輝いた。
「今後、日本での挑戦でも『プレッシャーを持つ勇気』という言葉を胸に、活躍して参りたいと思います」
会見が行われたホテルは1泊36万台湾ドル(約131万円)のスイートルームがあり、人気歌手レディー・ガガも宿泊した。豪華な舞台から、チャレンジの幕が開ける。